感情は自分ではコントロールできる

朝起きてから寝るまで､
ずっと楽しい気分でいられたことはありませんか？
反対に､
一日中惨めなくらい嫌な気分を引きずってしまったことはありませんか？

気持ちが前向きなときは､
きっとどんなことでも楽しく思えるものです｡
面倒くさい仕事でも､
遠くまで行かなければいけないときでも､
何か別のことで楽しい気分になっているときは､
意外と苦にならなかったりします｡

一方で､
これから起こることについて考えながら､
良くない結果をふっと想像した場合､
全身に嫌な緊張感が走って､
ねっとりとした汗が出てきてしまうかもしれません｡

あるいは､
誰かに言われたひと言に過剰に反応して､
「きっと私の悪口を言っているに違いない」と思ってしまったら､
不安で落ち着かなくなります｡

さて､
この違いを生み出しているのは､
いったい何なのでしょうか？

楽しい気持ちと､
惨めな気持ちは､
実は自分ではコントロールできます｡

もし今日これから行こうとしている旅行のことを
考えることができるなら､
きっと快活な気持ちに体じゅうが包まれるはずです｡
でも､
もしその前にうまくいかなかった事案を報告することが必要だったら､
こっぴどく怒られる姿を想像してしまって､
とても苦しく惨めな気持ちになるのではなるでしょう｡

どちらの気分でいたいか｡
答えは明らかですね｡

だから今日は､
ぜひとも
このことについて､
ゆっくり考えてみて欲しいのです｡
今日一日のことを思い出して､
自分がどんな気持ちでいるのか考えながら｡

一日のうち楽しい気分でいる時間はどれくらいですか？
逆に､不愉快な気分になっている時間はとれくらいですか？
苦虫を噛みつぶしたような顔をしている自分のことを､
あなたは好きですか？
そして､そこまで不愉快な気分にさせるものは､
いったい何なのでしようか？
どんなことを考えてしまうから､
惨めなくらい嫌な気分になってしまうのでしようか？