馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

生産者さんありき【竹野酒造】編

2012年01月20日 | Weblog


玉川の「木下酒造」さんを後にして向かったのは

さらに、雪深い…


「竹野酒造」さん。


2009年に長年杜氏を務められた日下部杜氏を亡くし、長男さんを筆頭に酒造りを伝承されております。


2010年度には、全国新酒鑑評会にて金賞受賞。

それも「亀の尾」と言う造りには、難しい酒造米を使っての快挙。

おやっさん(杜氏)に直接指導を受けて1~2年で、さらにおやっさん不在の中

さぞかし苦労されたと言う事は、皆様ご想像できますよねぇ




当日は、行待(ゆきまち)社長に蔵の歴史や思いを伺い

造りの現場で、若き杜氏の長男さんにバトンタッチ。

まだまだ若いヤングマン(死語やし…)です。


そもそも「弥栄鶴」ブランドと関わったのは、東京の飲食店「天星」のご主人から魚戸いなせやの開店祝いにいただいた「弥栄鶴・山廃70」と言うお酒が発端。


いわゆる弥栄鶴のレギュラー酒ですけど、燗つけすればなかなか旨い。

※ わたくしの「なかなか」は、結構ハードル高いです!


優しい酸味と口中にふわっと広がる甘味が、特徴的です。


造り総量わずか500石余りの小さな蔵ですけど、地元に支持されてる理由がわかります。


この日は

「今から旭米を火入れ(熱処理)する所なんですよ」


・・・・・やばい


通常、弥栄鶴さんは味の変化をさける為に搾って1週間以内に全量熱処理されると社長に聞いた直後です。


いなせやは「無濾過・生原酒」の店…。

※ 蔵の搾りたてのお酒を年間管理して、むしろお客さんに変化を楽しんでいただく事を大切にしております。


さっそく試飲


しっかりとボディがあり甘味の重厚さと後からまとわりついて来る酸味(わたくしの好きな余韻)のあるお酒。


無理を承知で

「熱処理の前に何本か詰められる?」


生原酒の出荷をされない蔵には、やはり気を使います。

しかし、長男さんに快諾いただいて

(⌒~⌒)

※ ちゃんとラベルも張り


いなせやの各店舗で、お飲みいただけます!


玉川(雄町・純米吟醸)&弥栄鶴(旭米・純米)ともに超限定品なので、売り切れご免にて~!


m(_ _)mm(_ _)m


行待社長、息子さん


大変ありがとうございました。


山廃の搾りには、是非とも呼んで下さい。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-03-21 22:06:57
うわさの、女たらしの佳樹さんですね
今年はどんなお酒を造ったのか、楽しみです
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