馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

表敬訪問

2015年12月25日 | Weblog
本来ならば、前回ブログにてアップする予定だった久美浜の木下酒造「玉川」訪問。

中々、年末は難しいが
今回は、蔵のリニューアルも見ておきたかったので車(最近タイムズレンタカー)で向うことにした。




その道中(まぁまぁ途中みたいで、以外に回り道やけど)で西舞鶴の水嶋鮮魚さんに、久しぶりの顔出しをして色々買い物。

魚戸いなせやがリニューアルして問答無用いなせやに変わり、ほんまに失礼ながら取り引きも微量になって申し訳ございません…。


そんな回り道をして木下酒造さんに到着したのは、午前11時半ぐらい。
今年7月に舞鶴自動車道⁈ が開通して
今までなら丹波で降りて和知から再度自動車道にのるまでが大変やったけど。
西舞鶴もそやけど、丹後方面まで一直線に行けるのでほんま便利になったわ。


いつもの蔵の入り口。

しか~~し❗️




扉を開けると全く違うディスプレイや立ち飲みカウンターまで出来てるやん!


ここで出迎えてくれたフィリップ・ハーパー(いつもこの名前を投稿する時にフィリップ・モリスになるけど、このiPhoneって学習機能はないんかなぁ)

そんなフィリップに第一声
「ほな、昼飯行こか?」

「え~!蔵みいひんの?」とフィリップ…。

いや、これも作戦で午後からは米洗いやし他の作業や設備も見たいし先にフィリップと話して情報収集や。

木下酒造さんから、お墓を通って車で五分ぐらいの本来ならば海の見えるイタリアンへ。
(何故かはわからないが、せっかく景色の良かった山頂のレストランを閉めて少し中腹に移転されたのは、駐車場の問題やろな)

まっさらなレストランはいいけど、前の海の見える方が良かったと思うわ。

(詳しくは、姉妹店んまいの「女将のブログ」みて下さい)

ランチをしながら、蔵の現状や新しい設備・蔵人の話などをするのが大事な訳で
そういう意味でもリラックスしながら話の出来る食事って大切やなぁと思います。

今年の夏に蔵の改装と同時に店舗⁈ 蔵の入り口部分の改装とが重なり、酒造りのタンクや他の設備・備品を抱えて右往左往していたらしい。
(ほんまフィリップは、イギリス人やのにベタな関西弁でしゃべるから面白すぎるわ)

そんなフィリップ
今期の目標は千石❗️(180×1000リットル)
一升瓶10万本。
それを僅か8人(杜氏込み)が、週休と年始休みを取りながらやる!という事が凄いです。
(もう12月半ばで、仕込みタンクを3回転してるって…)


既に予約で完売のお酒「アイスブレーカー」を筆頭に三年熟成する為にわざわざ作った倉庫

ここは、常温熟成庫。

その隣に

これが、低温管理専用の倉庫。

いや凄い❗️ほんま先を見てるわ。

ここからは、蔵に戻って案内してもらうことにしよう。

今年は、暖冬の影響もあり大概の酒蔵が冷えない状態に苦慮する中

ドヤ顔のフィリップ…。
何と完全な冷蔵管理の酒蔵に変身していた。

こりゃ凄い❗️

更に酒母室まで

上の方に出っ張ってるバーは、電動のシャッターのスライドレールみたいなもので、閉まる途中は

こんな感じ。
そして閉まるスピードも半端なく早くて静か。いわゆる鉄のシャッターじゃなく、水洗いとかも簡単に出来るポリエチレン&ステンレス⁈ だと思う。
(まるでサンダーバード2号の開閉口みたいや)


ほとんどの酒蔵だと、仕切りをしてもせいぜい立ち飲み屋の入り口にあるアレ⁈
【透明なビニールのれん】だ。


冷蔵設備は、酒造りの最終行程でもある槽場にも設置してある。

こりゃ凄い~~❗️びっくらこいたとは、この事だ。

そんな蔵の裏側に回ると

既存の蔵に併設された新蔵。

今年夢の千石は、社長の夢やったらしい。
笑顔でしゃべるフィリップが、輝いてたなぁ~。

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