馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

酒蔵訪問「月の桂」編

2017年03月08日 | Weblog
あまりに身近過ぎて、しょっちゅうお邪魔するのでうっかり忘れてしまうほどの酒蔵「月の桂」

逆に言えば、ほとんど写真も撮らないので何から話をしよう。。。

月の桂は、いわゆるブランド名で
会社としては「増田徳兵衛商店」が正しい。

その代表取締役が「増田徳兵衛」社長だ。名前は代々継承されているので増田社長の前の名前は「増田泉彦」さん。漢字を間違えたらやばいので「いずみひこ」さんと読む。

この怪しい髭男爵が「増田徳兵衛」社長だ。。。



今は「日本酒造協会」の偉いさんでもあり、海外での日本酒イベントも積極的に参加されてる為、たまに電話をかけると「ツールルツールル」と明らかな海外呼び出し音が…。
「あ〜〜。ごめん今フランスやねん」とかね

おかげで、馳走いなせやにも海外からのお客様を沢山連れて来てくださる。
ありがたや〜〜❗️

とにかく驚くほど顔の広い社長さん。





そんな訳(どんな訳やねん⁉︎)で、そろそろ本題に入ろう。

こちらが酒蔵の入り口だが、たまたま居合わせた馳走いなせやの「原種・九条ねぎ」を作って頂いている伏見「山田ファーム」の山田さんと記念⁉︎ 撮影。

「原種・九条ねぎ」とは

現在市場に出回っている「九条ねぎ」は99.9%以上が、品種改良されて細くて長く折れない「九条ねぎ」で、いわゆる流通に適した(八百屋さんでも見栄えのいい)スマートな形をしてる。

それに対して「原種・九条ねぎ」は、下仁田ねぎを長くしたような感じで冬限定でねぎの中に「あんこ」がぎっしり詰まっているので成長過程で折れたり形が不揃いであったりする訳だ。
(京都の僅か二軒の農家さんが栽培しておられる)

その1人が山田さん。
(全く何も話が本題に入ってないけど)
残念ながら、今季の「原種・九条ねぎ」は終了して現在は一般的な九条ねぎになるのも、いわば「旬もの」だとご理解頂きたい。





杜氏の渡辺さん。昨年度より正式に醸造の責任者になられました。


はい❗️こちらが先ほどの蔵の入り口を入るといきなり見える光景で。釜場です❗️
昔ながらの大きな釜の蒸し器。
その横にあるのが、蒸しあがったお米を冷却する機械ですね。放冷機と言います。





ここが、いわゆる槽場です。
よく「槽場直詰め」とか「直汲み」とか表現されてる一番搾りのエリアですね。


この巨大なアコーデオンみたいなやつが「薮田式」通称ヤブタです。
この中に発酵終了した「醪」を上から入れて徐々に搾ると最後に押された「醪の溶けきらないお米」が、いわゆる「酒粕」となる訳です。
(ぺったんこな酒粕の理由がこれです)



そして月の桂と言えば「にごり酒」で有名なのですが
今、日本酒で「にごり酒」を認可されたのも「増田徳兵衛商店」先代の徳兵衛社長の努力の賜物です。
その原動力になったのが

こいつだ❗️
縦長の巨大な「ザル」です。

これを発酵終了したタンクにゆっくり入れて網目を通ってきた(内側に)お酒が「にごり酒」になります。



ふ〜〜❗️今回のブログは、日本酒の勉強みたいやったな。。。


ところで、毎年私が企画する
京都「日本酒ドロップキック」も遂に第8回❗️
思えば、もう8年たつんや…。



このブログご覧の方々にだけフライング情報を❗️❗️


今年のポスター・パンフレットは❗️




そしてTシャツは❗️




ほんま内緒ですよ〜❗️
販売開始は、3月下旬頃となります。

今年は17店舗で1,700人限定です。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿