夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

生活を建てる その2

2015-08-13 23:33:27 | 日記
今日の午後、自宅アパートに業者の方が来て、エアコンの取り付けをしてくれた。
信じられない話だが、私は自宅にいる時間の大部分をダイニングキッチンで過ごしているにもかかわらず、その部屋にはエアコンが付いていなかったのだ。
梅雨明け以後、猛暑日が続いているが、毎朝火気を使いながら炊事をするのは半ば苦行であった。

ただ、私の母親は、私が小3のとき一軒家に引っ越すまでは、賃貸アパートの狭く窮屈な台所で、毎日家族のために食事を作ってくれていた。もちろん、冷暖房などなかった。
あの頃の母親の苦労を思えば、今の私が苦行などと言うのはおこがましい。

一方、本の入った段ボール箱の3分の2を運び出し、ようやく書斎として使えることになった部屋だが、その前にまず本棚の棚の組み替えをしなければならないことが今日判明した。
以前は研究書などの大判の本が多く入っていた本棚だが、今後は文庫・新書・一般書・短歌関連の本などがメインで入ることになるので、その大きさに合わせて棚を調整する作業を、業者の方にエアコンの取り付けをしてもらっている間にやった。
この部屋には大型の本棚が4つある。辛気くさい作業だが、ここで手を抜くと知的生活とは縁遠い書斎になってしまうので、我慢して手を動かし続けた。
この後は、本や雑誌を入れていくだけだが、仕事の合間に、本の整理もしながらなので、もう2、3日はかかりそうだ。

前のアパートでは、本が溢れて床の上に平積みになっている状態だったので、ようやく本たちに居場所を与えてやることができるようになって、ほっとしている。