夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

荒天

2015-03-10 22:36:31 | 日記
発達した低気圧の影響で、今日は岡山市内でも大荒れの天気となった。
朝、新聞の天気図で、北海道のあたりに強い低気圧があるのを見、中国地方では山陰や山間部で大雪になるとの予報を読んでいたが、まさか3月のこの時期に、こちらでも雪が降るとは思いもしなかった。
朝、それまで晴れていた空がにわかにかき曇り、雪が降りだし、やんだかと思えば今度は強風、その後も晴れたり曇ったり、また雪が降ったりで、まさに荒天というべき空模様であった。

一日中気温が上がらず、生徒もぶるぶる震えながら、
「今日の天気、どうなってるんですかぁ。」
とお手上げの様子であった。

昨夜、職場から帰る前に、蕾がほころびかけているのを見て、明日こそはと期待していた「谷間の梅」だが、この寒気についに開花しないままになってしまった。一時は、野山も埋め尽くすような勢いで雪が降っていたのだからしかたがないが、今年は私にとって春がなかなかやって来ない年のように感じられてならない。

  今さらと思ひしものを萌え出づる野辺を埋みて春の雪降る
  野も山もにはかにおおふ春の雪にほころび初(そ)むる梅もつぼみて