夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

梅一枝

2015-03-13 22:11:22 | 日記

今年はなかなか咲かず、ここ数日気をもんでいた「谷間の梅」がようやく開花した。
木の中でも、位置的に日がよく当たる箇所の一枝だけしか、まだ咲いていない。
すでに盛りになっている校庭の梅にはだいぶ遅れたが、待ちかねていただけに、今朝咲いているのを見つけたときの嬉しさはひとしおであった。
仕事がようやく一段落した夕方、近づいて写真を撮っているとき、まだ冷たい風に花が揺れ、さわやかな香りが立ちこめて、ようやく春を迎えたような気持ちになった。

  いつしかと待ちつつをりし白梅に風吹きくればその香すがしき