夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

春寒き

2015-03-06 17:20:18 | 日記
このところ、風が冷たく日中もなかなか気温が上がらない日が続いている。
本格的な春を前に、季節が足踏みしているような感じだ。

私の勤務校の「谷間の梅」も、蕾はもういつ開いてもおかしくない様子なのに、この寒気を恐れてか、まだ閉じたままである。

  校庭の梅は盛りになりぬれど校舎の谷間の梅は未(いま)だし
  気にかかり日にいくたびも見に行けば梅も恥づるかいまだ咲かざり

今日の夕方になって、去年の卒業生が進学指導室にいた私を訪ねて来てくれた。
一年間浪人していたが、このたび合格したとのこと。
朗報に、他の先生方と喜び合い、心から祝福の言葉を送った。

遅れても、咲くべき花は咲くものだ。
谷間の梅も、明日明後日にはきっと。