6時間の調律

2018-02-17 20:38:27 | Weblog
我が家のグランドピアノは、30年前にヤマハ本社工場で師匠に選定してもらったG3である。今日、6時間かけて整音も含め、調律していただいた。初めて調律界の重鎮Mさんにお願いをした。コンサートホールで数々の名ピアニストの担当をされている。ヤマハのピアノについて、スタインウェイについて、大賀ホールのピアノについて裏話を聞くことができた。大変興味深い話だった。帰り際、「ピアノをもっといたわってくださいね!」とおっしゃった。Mさんがお帰りになってからピアノをさわってみた。ママと娘たち曰はく、「CDの音みたいになった!」と。やはり名人に調律していただくとピアノは生き返るものだ、と実感した。今日、オリンピックで羽生くんが金メダルを獲得した。素晴らしかった。これほどメンタル的にタフな日本人はかつていただろうか?練習できなくても、イメージトレーニングだけは欠かさず続けていたのだろう。本当にすごい若者がいたものだ。

バレンタインデーに手術

2018-02-15 17:43:40 | Weblog
昨日、巷はバレンタインデーで賑やかだったと思うが、我が家は大変な1日であった。骨折したちゃゆみん。朝、市民病院の診察を受けたが、即日手術となった。開始予定時間は5時。手術時間はおよそ30分ということであった。しかし、4時半から待っていたが、緊急の手術が入ったりして順番が来ない。やっと呼び出されたのが夜7時。二階の手術棟へ移動した。漸く手術開始へ。担当医師はベテランの女医さん。廊下で心配しながらママと待機した。ところが、30分経っても1時間経っても終わらない。いったいどうなっているのか、だんだん不安になってきた。結局1時間40分経過してやっと先生が出てきた。その後、先生から説明があったが、骨が斜めに剥離骨折しており、医師3人がかりの大手術だったという。ボルト2本を挿し込み、固定したそうだ。おそらくこの病院でなければ、これほど上手にできなかったのではないか、と思われた。本当に先生方には感謝の気持ちで一杯だ。手術棟で待っていた数時間、私たちの前を多くのドクターが廊下を横切っていったが、皆さん集中した表情をしており、医師としての重責と使命感をひしひしと感じた。おそらく年齢が高くなれば勤まらない過酷さがあると思った。本当に医師の仕事は偉大である。

合唱団コンサート

2018-02-12 23:01:24 | Weblog
今日は、ちゃゆみんの所属する合唱団のコンサートに家族で行く。本人は骨折中であるが、どうしても!というので出演した。近隣の学校の生徒たちや、先生方の演奏もあった。子供たちの合唱は、やはりいい。音楽的に稚拙なところはあっても、ひたむきな歌声は、人の心を打つものがある。

ギーゼキングの「無言歌集」

2018-02-11 19:14:41 | Weblog
ギーゼキングが弾くメンデルスゾーン「無言歌集」。このところ毎朝流している。最晩年の録音だが、ゆったりとしたテンポで、音楽をいとおしむがごとくに弾いている。隣室で巨匠が弾いているかのよう。注目すべきは、ギーゼキングのルバート。フランスものでは他の追随を許さない名ピアニストであるが、ここでは極上のルバートを披露している。うまくコントロールされた中で十分に歌い込む。安っぽい耽溺とは無縁。非常に濃厚で格調が高いものとなっている。「春の歌」などは何とチャーミングな演奏なのだろうか!そういえば以前、私の師匠がギーゼキングに実際に会いに行き、フランスものの演奏法についてアドバイスを受けたと言っていた。レッスン室ピアノの上には、ギーゼキングの直筆サイン入り写真が飾られていたのを思い出す。

ストコフスキーのブラームス

2018-02-10 15:46:24 | Weblog
最近、愛聴しているのがストコフスキー指揮のブラームス交響曲4番と大学祝典序曲である。とにかく素晴らしい!この時、マエストロ92歳。信じられないほどの熱演である。4番シンフォニーは彼の十八番らしいが、テンポの起伏が激しく、情熱的な音楽だ。あまりに激しいアッチェレランドやテンポの切り替えで、オケがついていけてないところが何ヵ所かある。そのくらい感情の起伏の激しい音楽である。何とドラマチックなブラームスなのだろうか。大学祝典序曲は、一転してゆったりとして、おおらかな音楽。有名な学生歌が次から次へと紡ぎだされていくが、なんと懐の深い音楽なのであろうか。コーダはすべてを委ねたくなるくらいの巨大なスケールで迫ってくる。これはストコフスキーの音楽の集大成とでもいえる圧倒的な名演だ。

骨折

2018-02-09 22:44:36 | Weblog
今日のお昼休み。ちゃゆみんが左手小指を骨折した。友人とのドッジボールで傷めたようだ。手術を要するレベルらしい。大変な事態だが仕方がない。しばらくは両手が使えない不便な生活になる。とくにピアノの練習は十分にできなくなる。しかし、ピンチはチャンスとも考えられる。使える右手を強化していけばよい。左手はイメージトレーニングを欠かさず続けられれば、以前よりもずっと進歩できるはずだ。現状を受け入れ、力強く快復してほしい。

バリスタさん

2018-02-05 21:39:51 | Weblog
先日、チャンピオン経験もあるバリスタさんと知り合いになった。とても感じのよい女性である。私はお酒はほとんどやめたので、2、3杯の美味しいコーヒーが毎日の楽しみとなっている。最近はありきたりのコーヒーでは満足できなくなっている。バリスタさんの話によると、コーヒーの産地は標高が高ければ高いほど美味しくなるらしい。でも、霜が降りたら台無しになる。非常に微妙なもののようだ。ブレンドの仕方も1+1が2や3になるどころか10になる可能性だってあるという。逆にマイナスになることもあるらしい。自分は詳しいことはわからないが、一杯の美味しいコーヒーだけは日々楽しみたいと思っている。

ネズミが出た〜

2018-02-03 21:19:42 | Weblog
1週間ほど前、職場で流しの前に立っていたときのことだ。私の靴下に何かがぶつかってきた。何だろうと思って見ると小さなネズミであった!すぐに物陰に隠れて見えなくなった。ネズミというと学生時代の思い出がある。その頃、東京の江古田に住んでいたのだが、行きつけのランチハウスのカウンターで食事をとっていた時のこと。突然、足下を猫が横切った。食堂で動物とは、衛生的でないなぁ、と思って横目で見ると、なんとしっぽが細長い。うひゃ〜猫ではなく、ネズミだ!しかも体がパンパンに膨れている。これが東京のドブネズミか〜と気持ち悪くなり、食事どころではなくなった!あれでは、小さな猫ならば噛み殺されてしまうのでは?と思った。さて、先ほどの職場のネズミの話に戻る。すぐさまドラッグストアに行き、ネズミとりを購入。2ヶ所に設置した。初日は、餌として弁当の魚を入れておいたが、空振り。翌日は職場の女性の、一発で捕まえられるよ!とのアドバイスで、唐揚げを入れておいた。しかし、またもや捕まえられず。どうしたものか、と思っていた矢先。朝、同僚の足下の段ボールのなかでカサカサ物音がする。しかも、かなり切羽詰まった感じの音である。係員の方を呼んで、確認してもらった。係員が段ボールを開けるとチューと一声。ヤツは、なんと底の深い段ボールに誤って落ちて、逃げられなくなってしまっていたのだった。棚ぼたならぬ、「段ボールネズミ」で捕獲成功。漸く平穏無事な仕事部屋に戻ることができた。