毒虫

2010-11-30 12:05:05 | Weblog
20日ほど前、ちゃゆみんと動物園にでかけた。てすりに寄りかかって遊園地の滑り台の方を眺めていた時、左手薬指に激痛が走った。何かが指にめり込んでくるような感じがして、思わず叫び声を上げた。瞬間、何かを押し潰していた。それが何なのかはわからなかった。その後、あまりにも痛みがおさまらないので、管理事務局で薬をぬってもらい、その場はすんだ。ところが、2、3日前から急に痒くで我慢できない。不用意にも掻いてしまったものだから、もう大変。どんどん腫れあがってきて、指が曲がらなくなってきた。昨日、飛行機の機内でパンパンに腫れあがってきて、看護師さんに相談すると、虻に刺されたのではないか?とのこと。毒出しはしましたか?というので、してません!と答えると、その場でやってくれる。なんと、しこりみたいな所からどす黒い血が、次々にしみでてくる。お陰で今日は腫れがおさまり、指も漸く曲がるようになってきた。

ショパンイやー

2010-11-29 21:56:16 | Weblog
今年は、ショパン生誕200年ということで全国で演奏会が催されている。先日、東京文化会館での柳川氏のリサイタルに出かけた。曲目は、24のエチュード・プレリュード全曲である。いわば究極のプログラムであろうものに78歳の氏が挑んだ。とくにエチュードは通して弾くだけでも1時間を越える。しかも、ピアニスト泣かせの難曲が随所にあり、最高度の体力・集中力が要求され、ライブで完璧なことは、ほとんど不可能といえるものである。そこではテクニックだけでなく音楽的であることも要求される。絵巻物を見ているかのように弾き分けるのが理想だが、ベテランらしく確信を持って音を紡ぎだしていく姿が印象的だった。とかく話題の若手に注目が集まる昨今であるが、時には邦人のいぶし銀の芸に触れて見ることも貴重だと思う。

無知

2010-11-16 17:59:49 | Weblog
この年になっても、日々知らないことだらけで恥ずかしいが、今日、若者の提出したレポートの中に不明な語があったので、問いただしたところ、その彼,電子辞書を持参の上、説明。そこには確かに載っているのだ。その語とは、・・・ソクメンカン。自分だけ知らないのかと不安になり、後で近くの同僚2、3人に聞いたが、やはり知らないと言う。もしやと思って、新明解を見ると、ちゃんと書いてあるではないか!!不勉強を反省。まさに後生おそるべしの出来事であった。

応用力

2010-11-15 17:50:25 | Weblog
素晴らしい指導者から、見事に整理された内容のレクチャーを受け、原理・法則を知ること。逆に、自分で試行錯誤する中で、原理・法則をつかみとること。前者は感動的な経験であるが、ともすれば、こちらの理解が浅く、(わかったつもりになって)応用がきかないことが多い。後者は、自分に負荷がかっているだけに、自分の血や肉となっており、応用することができる。両者がうまくリンクされていれば盤石だが・・。