ストコフスキーのブラームス

2018-02-10 15:46:24 | Weblog
最近、愛聴しているのがストコフスキー指揮のブラームス交響曲4番と大学祝典序曲である。とにかく素晴らしい!この時、マエストロ92歳。信じられないほどの熱演である。4番シンフォニーは彼の十八番らしいが、テンポの起伏が激しく、情熱的な音楽だ。あまりに激しいアッチェレランドやテンポの切り替えで、オケがついていけてないところが何ヵ所かある。そのくらい感情の起伏の激しい音楽である。何とドラマチックなブラームスなのだろうか。大学祝典序曲は、一転してゆったりとして、おおらかな音楽。有名な学生歌が次から次へと紡ぎだされていくが、なんと懐の深い音楽なのであろうか。コーダはすべてを委ねたくなるくらいの巨大なスケールで迫ってくる。これはストコフスキーの音楽の集大成とでもいえる圧倒的な名演だ。