1週間ほど前、職場で流しの前に立っていたときのことだ。私の靴下に何かがぶつかってきた。何だろうと思って見ると小さなネズミであった!すぐに物陰に隠れて見えなくなった。ネズミというと学生時代の思い出がある。その頃、東京の江古田に住んでいたのだが、行きつけのランチハウスのカウンターで食事をとっていた時のこと。突然、足下を猫が横切った。食堂で動物とは、衛生的でないなぁ、と思って横目で見ると、なんとしっぽが細長い。うひゃ〜猫ではなく、ネズミだ!しかも体がパンパンに膨れている。これが東京のドブネズミか〜と気持ち悪くなり、食事どころではなくなった!あれでは、小さな猫ならば噛み殺されてしまうのでは?と思った。さて、先ほどの職場のネズミの話に戻る。すぐさまドラッグストアに行き、ネズミとりを購入。2ヶ所に設置した。初日は、餌として弁当の魚を入れておいたが、空振り。翌日は職場の女性の、一発で捕まえられるよ!とのアドバイスで、唐揚げを入れておいた。しかし、またもや捕まえられず。どうしたものか、と思っていた矢先。朝、同僚の足下の段ボールのなかでカサカサ物音がする。しかも、かなり切羽詰まった感じの音である。係員の方を呼んで、確認してもらった。係員が段ボールを開けるとチューと一声。ヤツは、なんと底の深い段ボールに誤って落ちて、逃げられなくなってしまっていたのだった。棚ぼたならぬ、「段ボールネズミ」で捕獲成功。漸く平穏無事な仕事部屋に戻ることができた。