研修

2016-11-30 16:00:55 | Weblog
今日は、都内の大学で研修。最近の大学は、何もかも違った。30年前の感覚ではついていけない。素晴らしい学生食堂、図書館、コンピュータルーム。学内にコンビニあり、レポートはメール提出。必要書類、チケット類は機器ですぐさま取り出せる。休講のチェックはネットで。病気の治療は、大学の医務科で無料診察。いやはや、何て至れり尽くせりなのだろう!

柳川先生のリサイタル

2016-11-20 18:19:48 | Weblog
御年84歳。今回も相変わらず超重量ブログラム。ベートーベン28番ソナタ、バラ1、スケ2、マズルカ2曲、ノクターン2曲、クープランの墓。艶があり、潤いのある音が会場いっぱいに広がった。テクニック的に困難な箇所も真っ正面から立ち向かう。先生からすれば、部分的には納得のいかない所もあったかもしれないが、信ずる音楽を淡々と描き出した。毎回、脱帽である。会場では、名のある音楽家の方も何人かお見かけした。

柳川先生の東京公演

2016-11-20 17:38:22 | Weblog
昨日は上野に宿泊。午前中は無理をしない程度に上野公園を散策。西郷さんの前で写真を撮る。それから旧奏楽堂を通り、藝大まで歩いた。今日はとても暖かく、小春日和。西洋美術館にも初めて入る。午後は楽しみにしてた柳川先生のリサイタルへ。

おたふく

2016-11-18 20:33:28 | Weblog
こみがおたふく風邪となり、1週間学校を休んだ。うちは共稼ぎなので、やりくりが本当に大変。高齢の祖父母たちにも代わる代わる面倒を見てもらい、何とか1週間を乗り切った。ひたすら感謝である。おそらく1週間しっかり休ませない家庭があるので、学校で流行ってしまうのではないだろうか?それにしても1週間は長い。ずっとみることが不可能な家庭も多いことだろう。

アーノルド・べネット

2016-11-16 22:17:49 | Weblog
アーノルド・べネットの「自分の時間」を読んだ。とても共感する内容だった。1日1時間の工夫で人生は変わってくるとのこと。この年でこの本に出会えてよかったとつくづく思った。「時間論」を扱った中でも、とくに素晴らしいものの1つだ。

音を飛ばす

2016-11-14 16:41:19 | Weblog
先日、井上道義指揮・アンサンブル金沢の演奏会に出かけた。お目当ては、ウィーンの巨匠イェルク・デームスの弾くモーツァルト最後の協奏曲。御年88歳。世界最高齢現役ピアニストだ。デームスのピアノは久しぶりだった。年齢とともに音楽がどう熟していっているのかも楽しみだった。芸術館メインホールの座席は、ユジャワンのときとほぼ同じ2階席であった。さて、その演奏はどうだったのか?空間に溶け込むような潤いのある音。ピアノが打楽器であることを完全に忘れさせた。作品を愛し、隅々まで知り尽くした上で、慈しむかのように音を紡いでいく。変幻自在に、しかもかなり崩しながら、ものすごく自由に弾いていた。ホロビッツの名言、モーツァルトライクショパン。ショパンライクモーツァルト、を思い出した。90年近く練り上げられた世界最高レベルの極上音に心ゆくまで浸り、本当に脳に染み込ませるようにして聴いた。アンコールはK・397。これまた最高に聴きたかった曲だ。本当に幸せな演奏会となった。ユジャワンのときには、メインホールではなく、リサイタルホールでないと、ピアノの細かいニュアンスは今一つ伝わりにくいのかな?と感じたが、これは演奏者の力量の違いによるものだと、今回はっきり認識できた。ピアニシモからフォルテシモまで、デームスのやりたいことが2階席まで手に取れるように伝わってきた。世紀の名手は、ホールの隅々まで自分の音色を飛ばす確かな技術をもっていた。