3月は送別会の季節である。一昨日は、英会話の先生とのお別れ、昨日は、学童保育の歓送迎会であった。明日から新しい生活が始まる人も多い。そんな中、同僚で新しい生活に入っていく方がいる。彼は50代半ば。まだ、定年退職までは時間があった。しかし、自分のやりたい道に入る。自分に残された時間のことを考えて、あえて退路を絶って、自分のやりたい道に進む。彼は上野のG大出身であり、創作の世界に入るとのこと。棘の道になるかもしれないと仰っていた。
今日、めでたく？50歳の誕生日を迎えました。いったい半世紀もの間、何をしていたのでしょうか？あまり成果を収めることがないまま、今日に至ったという印象であります。最近の気持ちを一言で言い表すと、「感謝」になるでしょうか。とにかく毎日元気に過ごせることに感謝しなければ、という心境であります。これからの抱負としては、嫌な人間関係に煩わされず、くだらないことに関わらないで、シンプルにやっていきたい。今の自分にとって最も大切なものは、なんといっても「時間」です。無駄な抵抗かもしれませんが、毎日少しずつでも前進したい。この年になれば、人からの評価については、もうどうでもよくなります。自分が納得できる成果をあげたいと強く思います。先ほど、若い方たちからお祝い電話をいただきました。よく覚えていましたね！。感心です。またふりだしに戻って、今日から新たなスタートをきるつもりです。
今回の旅行は、直前に思いついたもので、宿もとっていなかった。月曜に旅行会社の方に相談してやっととれたのが、鎌倉プリンスだった。七里ヶ浜高校隣の高台の上にあった。二階建ての曲線型の建物で全室から富士山、伊豆半島、相模湾が一望できる。坂下には結婚式場があり、エレベーターで移動できた。1分30秒の所要時間だった。夕食は外に出た。稲村ヶ崎駅前のイタリアン、タベルナロンディーノ。後で知ったが、有名な店らしい。店内はそれほど広くはないが、シェフが5、6人いた。その料理、ワインのおいしかったこと！いい夕食だった。翌日の日程は欲張らないで、江ノ島をじっくりと観光。展望台と水族館へ。残念ながら河津桜は散った後だったが、快晴で360度のパノラマを十分に堪能した。帰りの江ノ電はさすがに混んだ。こみは周囲の方々の気遣いで座れたものの、残りの3人はぎゅうぎゅう詰めに耐えた。ふとした瞬間、なんとなく殺気だった雰囲気が訪れた。どうしたのだろう？心配になって、辺りを見回したが、とくに異変はない。気のせいかと思っているうちに鎌倉駅に到着。下車するとき、漸くその事情がわかった。一人の少女が満員の中、お腹を押されて周囲に嘔吐物を撒き散らしたようだった。床が一面に汚れていたのでわかった。それでも周囲の大人たちは、少女を気遣って、一言も声をあげなかった。大したものだと思った。下車すると、外でカップルらしき人たちがティッシュで汚れた洋服をしきりに拭いていた。大切なデート中だったのかもしれないが、自分たちのことよりも、少女のことを気の毒に思ったのだろう。人の気遣いの素晴らしさを実感した出来事だった。
