調律

2007-09-30 22:44:40 | Weblog
 新居に移って初めての調律を五味さんにしていただく。五味さんには、もう14~5年お世話になっているだろうか。毎日、いい状態でピアノの練習できるのも、五味さんのお陰だ。優れた集中力と職人気質で、とてもいい仕事をされている。かつてニコライエワの地方公演でかなりひどい状態の楽器を4~5時間かけて整音・調律されていたことを思い出す。来月はダン・タイソンのリサイタルの調律をされると言って、はりきっていらした。

恒例のドックへ

2007-09-27 22:36:41 | Weblog
 今日は年1回、恒例の人間ドックへ行く。35歳で受け始めた頃は、自分ももうそんな年齢になってしまったのか、と暗~い気持ちになってしまったものだが、今となっては、毎年、少しでも医者や看護師に評価されようと、目標を決めて臨んでいる。4~5年前くらいは、ずいぶんいろいろなことを言われたものだが、運動と節制をしているせいなのか、最近はほとんど何も言われなくなった。20年続いた飲酒もきっぱりとやめ、健康第一を目指している。ある友人には、それで何が楽しくて生きているんだい?といわれたが、だいぶ体調も変わってきて、無駄に時間を過ごさず、有効に使えるようになってきた。意外なのが、記憶力が良くなったこと。いままで忘れっぽかったのが、ぐんと改善されたのでびっくり。長年、酒で内蔵に負担を与えてきたのだから当然といえよう。いずれにしても、今日からまた来年を目指して頑張るつもり。

今の若い者は・・

2007-09-26 22:06:51 | Weblog
今の若い者は・・とは、徒然草の時代からいわれ続けている言葉だ。こんな陳腐な表現はできれば避けたいものだ。しかし、人と話す時もガムをくちゃくちゃ、所かまわず、携帯電話をかまってばかりいる若者を見るにつけ、どうしても注意したくなってしまう。仕事柄、そんな小言ばかり言い続けている日常は、あまりに、あまりに情けない。

柳川先生のリサイタル

2007-09-23 19:09:05 | Weblog
 今年も恒例のリサイタルに妻と出かけた。ここ数年の柳川氏のプログラムを拝見すると、各作曲家の究極の作品がずらりと並んでおり、音楽愛好家、垂涎の内容となっている。本日の演奏会においては、後半のドビュッシー前奏曲集第2巻全曲の演奏に尽きる。フランスピアノ音楽の頂点とされるこの作品を柳川氏は、2曲ずつ6曲を前半、後半に分け弾いていった。最初の「霧」から微妙なタッチでドビュッシーの世界を描き出していく。バラエティーに富んだ作品群をこれほどまでに多様な音色を引き出していく技とタッチにすっかり引き込まれてしまった。白眉は「花火」だった。すばらしい指さばきで、あたかも夢をみているかのような気持ちにさせられた。柳川氏のドビュッシーを一言で言うならば、ピアノという楽器の持つ可能性を究極まで引き出している演奏、と言っていいだろう。演奏が終わると、場内の至る所から感嘆のため息が漏れた。こんな演奏に出会えるとは・・。本当に素敵な一日となりました。

絵本読み

2007-09-20 22:55:15 | Weblog
 七田先生の著書に、子どもの能力を伸ばすためには、年間300冊を目標に絵本を読んでやるとよい、とあった。そこで今晩、ちゃゆみんに試してみた。「ももたろう。むかしむかし、ある所におじいさんとおばあさんがいました。おしまい。」その間約20秒。何度やっても同じ。どうも最近のちゃゆみんは、絵本を閉じる動作のほうがずっと楽しいらしい。

地元オケの定演

2007-09-17 22:06:10 | Weblog
 知人の勧誘で地元オケの演奏会に行く。モーツアルトのトルコ風Vnコンチェルト。ソリストはウイーン響のコーラ氏。この作品は細かく分析したことはないが、なかなかしゃれている。きれいに演奏することは至難の業だろう。モーツアルトは音符の数が少ない分、すべての音符が手に取るような状態で耳に入ってくる。また、演奏者の趣味・気質・解釈もリアルに伝わってくる。演奏する側からすると、すべて丸裸にされたようで、本当に恐ろしい曲だと思う。たとえば、ピアノ曲にしても、あの真珠の底光りするような音質・音のつながりがなかなか描けない。モーツアルトの様式にのっとったセンスが光る演奏には、なかなかお目にかかれないのが、実際の所だ。でも、今日は結構楽しめました。






30年ぶり

2007-09-17 00:09:27 | Weblog
 昨日、約30年ぶりに小学校の運動会に行った。どれもこれも、みな新鮮に見える。驚いたのは、入り口の看板、グランドのトラック、テントなどみな小さい。昔もこんなものだったのだろうか。子ども達が懸命に走る姿、目の輝きなど、とても印象的だった。大人になるにしたがって失われていくもの、それがまだここには健全に息づいている。
 午後は、お世話になった先生の葬儀に参列。不治の病に冒されながらの闘病生活。まだ高校生の子、ピアニストを目指し留学中のお子さんいらっしゃる。ほんとうに切ないものだ。6月、最後にお会いしたときの悲痛な御様子がありありと目に浮かぶ。葬儀委員長は、言語社会学の第一人者鈴木先生。ご挨拶を申し上げる。80歳をすぎていらっしゃるが、矍鑠とされていた。年の半分は軽井沢で過ごされ、かつて書きためたものを整理する日々を送られているとのこと。
 懐かしい町を久々に訪れ、10年ぶりでお会いできた懐かしい面々もあったが、こんな機会になるとは、大変残念なことだ。心からご冥福をお祈りしたい。


メモ

2007-09-10 23:18:34 | Weblog
 いつのころからか、頻繁にメモをとるようになった。いいアイデアを思いついたとき、ラジオの放送で有効な話を聞いたとき、知らない言葉に出くわしたとき、感動する一節に出会ったときなど、紙切れに書きつける習慣ができた。無論、それがどうなるということではないが・・。優れた発明家はおしなべてメモ魔らしい。常に枕元にペンと紙を置いておき、寝ている間に浮かんだアイデアを間髪を入れず紙に書きとめる。ノーベル賞級の発見もそれがきっかけとなることがあるらしい。自分の場合はあくまでもその貧困な発想力を補うためなのだが・・。でも久々に読み返すと、結構いいことが書いてあったりする。

高速バスで上京

2007-09-09 18:22:40 | Weblog
整体をしに行く。夏休みに行けなかったため。もう行き始めてから12年ほどになる。自分の体には結構合っていて、かなりリフレッシュできる。帰りに慌ただしく本屋に立ち寄る。ちゃゆみんの絵本と子育ての本を買う。やはり、たまには最新の情報を集めねば、とつくづく思う。学生時代の懐かしい町を通り過ぎ、今、帰途の高速道の上。