なんとか法案

2013-11-30 14:27:11 | Weblog
連日、新聞や各種の報道で、なんとか法案についての議論がなされている。相当に危惧の記事が多い。そんな世論の高まりがあっても、ゴリ押しまでして法案を通さなければならない根拠とは、いったい何なのか。一説には、東京オリンピックが絡んでいるという話もある。確かに整備されなければならない領域があることは事実だろう。しかし、この国の物事の解釈には、玉虫色のことが多い。法案が勝手に独り歩きして、拡大適用され、言論の自由への足枷とならないとも限らない。とくに身近なところでは原発問題。政府としては、何らかの制限を加えたいところだろう!とにかく、この国は、選挙で勝つと、数の力に任せて、好き勝手に物事を進めるという傾向が強い。これで民主主義と言えるのだろうか?これだけ異論を唱える人が多い中で、性急に話を進めていくやり方は、やはりまずい。こんな状態でどうして、ウツクシイ国と言えるのだろうか?

知のぎゃくてん

2013-11-28 13:22:38 | Weblog
「知のぎゃくてん」をよんだ。とてもエキサイティングな内容だった。現代最高の知の巨人6人へのインタビュー集。それぞれの分野の現状と問題点、未来への見通しが述べられている。一言一言に含蓄がある。世界的な人の思考はかくも違うものなのか、と痛感する。印象的な言葉を拾ってみよう。○化学の叡智は、いつも個人知能によってもたらされた。○組織はある程度以上の大きさになると、個人が死んでしまう。○知識と判断をもって勝つ。○成功とはある意味、情熱にかかっている。○いずれ誰かが音楽は言語の副産物であることを証明するかもしれない。

さんりおランド

2013-11-24 11:53:55 | Weblog
多摩センター周辺は驚く程広大な敷地。折しも紅葉真っ盛り。散歩するには最高の環境だ。さんりおランドへ。娘たちの大好きなキティちゃんの館。隣はしまじろうの東京本社。驚いたのは、いるんだねぇ!大人のキティちゃんマニア。成人男性で頭にへんなものを被っているひとたち。世の中には、しかし、いろんな人がいるなぁ!

かつての同僚と

2013-11-23 21:53:56 | Weblog
転勤したかつての同僚と飲んだ。府中にて。ここは上京した際の常宿がある。以前、調布のウィーンホールで演奏した時以来、お気に入りの街である。街路樹が欅であり、とても落ち着く。今宵も、限られた時間だったが、積もり積もった話で盛り上がった。

もと首相

2013-11-14 14:25:30 | Weblog
もと首相が、俄に発言をしはじめた。やっと!という感が強い。原発問題は、いろいろな絡みがあり、政治家はとくに発言しにくい問題だろう。しかし、誰かが、すべての柵を絶ちきって、正論を主張していかなければならない。この国の未来のために・・。実は、震災の当時にも、この方には登場していただきたかった。ここ何年で、これほど強烈なリーダーシップをとれる人、頼れる強さをもっている人はいなかったから。四面楚歌の状況であっても、周りの圧力に屈しない稀有な存在であった。この方の紛いものは、その後たくさん出現したが、次々に消えつつある。やはりこの国の復興のためには、もと首相のカリスマ性が絶対に必要だ!果たしてげん首相は、耳を傾けるであろうか?たぶん無理だろう。でも、ここで舵をきって方針転換をすれば、この国は本当に変わるんじゃないだろうか?

東京交響楽団演奏会

2013-11-10 19:16:25 | Weblog
東京交響楽団演奏会に行く。前日にママが子供たちと聴いてよかったというので、出かけてみた。オールチャイコフスキープログラム。メインは、バイオリンコンチェルトと交響曲第5番。指揮は飯森範親さん。ソリストは、ベルリン留学中の湯本さん。以前にもこの楽団は聴いているが、ここの持ち味はキレ味のよさ。洗練されたサウンドというよりも、ここ一番というときに楽器群が渾然一体となり、ダイナミックな音楽が聴ける。弦よりも管の方が耳につく。飯森さんも楽団のよさをよく引き出していた。前進する音楽という感じを受けた。何よりも驚いたのは、エマ氏のクラリネット。とくにピアニシモが空中に消え入る感じ。あれは世界でも通用するレベルなのではないだろうか?東京交響楽団の躍動感と盛り上がりは、本当によかった。いい演奏会だった。

パズル

2013-11-05 18:40:29 | Weblog
最近、拙い作句を月に一度している。自分の描きたい世界を17音でパズルのようにはめられたときは、本当にうれしい。あくまでも、束の間の満足に過ぎないが・・。ピアノも同様で、その作品の部分部分に要求されるタッチ、手や腕の運動、ペダルが、あたかもパズルの時のようにピタッと、はまったときの快感は、何物にも代えがたい。このところ、そんな経験からは遠ざかっている。無駄な抵抗かもしれないが、そんな瞬間をこれからも探し続けたいと思う。

柳川氏の東京公演

2013-11-04 16:29:19 | Weblog
東京文化会館に赴く。開演までまだ時間があったので、旧東京音楽学校奏楽堂まで歩く。ここは気持ちのよい散歩ルートである。19時からの演奏会。年配の聴衆が多かった。ここのホールは天井が高く、独特な響きの音空間である。柳川氏の音楽は、潤いのあるレガートタッチを基本とする。作曲家ごとに様々なタッチで弾き分けられ、快速なテンポにのった音楽である。近年、デジタル的な音ばかりが溢れているが、その対極にあるサウンドだ。瑞々しさと同時に老練的な要素もある。軽井沢公演はあまりに素晴らしかったが、今回は、弾き損じたところがあり、悔しそうに見てとれた。やはり、あれだけ大曲ばかり。最高度のコンディションニングが要求されるのだろう。休憩時間に近くに座っていたご婦人から聞こえてきたひそ声「外来ピアニストだって、80過ぎてあんなに弾ける人いないよねぇ!」柳川氏のピアノは、よくあるステレオタイプな演奏ではなく、1回1回が魂のこもった全力投球のピアノなのだ。