魚屋さん

2007-11-30 22:24:30 | Weblog
 仕事帰り、いつもの魚屋さんで買い物をする。この店は町中のごみごみした所にあり、駐車場もなく、若い人はほとんど立ち寄らない。客は近所のおばあちゃんたちばかり。ところが、ここの魚はいつも絶品なのだ。築地とまではいかないだろうが・・。ここの若旦那は、その日仕入れた中で一番活きのいい魚を教えてくれる。今日は、鯵がおすすめだといって、なんと目の前でさばいてくれた。家に持って帰ると、とても喜ばれた。そんじょそこらの大手スーパーの品物よりも断然、鮮度がいい。そういうものをいつも口にしている年寄りが長生きするわけだ。

グレート・マスターズコンサート

2007-11-28 20:19:12 | Weblog
 11月23日、紀尾井ホールのグレートマスターズコンサートに出かけた。往年の名手たちの演奏会。演奏活動50年をこえる日本音楽界の大御所たち。それぞれの楽器などで、味のある演奏を聴かせてくれた。中でも、柳川氏のピアノによるドビュッシー・リスト。嶺貞子氏のソプラノ独唱「落葉松」。青木十良氏のチェロ演奏「鳥の歌」がことに見事であった。決して若手演奏家では出せないであろう練られた音、熟練の技。和やかな雰囲気ではありながらも、音楽と人生について深く考えさせられた音楽会であった。

クレーメル・ツィマーマンのデュオリサイタル

2007-11-27 23:19:21 | Weblog
 11月22日(木)松本ザ・ハーモニーホールにて。曲目は、ブラームスVnソナタ全曲。クレーメルの音楽は、求心的であり、比類なき集中力を持つ。ロマン性を求めるというよりも、音楽の核心をえぐり出すという感じ。透徹した美音を持つが、むしろ激しく弓を擦りつける場面が目立つ。
 ツィマーマンの音楽は、クレーメルとは対照的に一貫して潤いのある美音。ppでもffでも決してムラになったり、割れることはない。ダイナミックスのコントロールの巧みさ。ペダリングのすばらしさ。
 2番のソナタでは、両者互いに静かに始動したという感じ。1番のソナタの終楽章あたりから本領が徐々に発揮される。全体的にストイックなまでに淡々と進行しながらも、要所要所では、じっくり聴かせてくれる。
 後半の3番。一転してすさまじい丁々発止となる。クレーメルの激しく擦りつけるボーイング。ツィメルマンも負けじと全力でぶつかる。それは、それは壮観であった。クレージーといったら失礼だろうが、音楽を壊れる寸前まで持っていくという感じである。これが生演奏の醍醐味だろう。会場の聴衆もその生々しいぶつかりあいの音楽に心ゆくまで酔いしれた。アンコールにはなんとフランクのソナタ・終楽章。これまた凄演。こんな演奏会は後にも先にもないであろう。







初雪

2007-11-19 22:52:13 | Weblog
一気に冬がやってきたという感じ。昼間、真っ白に雪をかぶった横手山が見えた。夕方、アルプス上空の真っ赤に染まった夕焼けに心ひかれる。カメラでは決して再現できないであろう自然の微妙な色あい

赤ちょうちん

2007-11-17 23:16:45 | Weblog
夕方の散歩の帰り、ママがあまりにも焼き鳥を食べたいと言うので、一緒に出かけた。普段は魚料理ばかり食べているので、焼き鳥なんて何年ぶりだろう。このお店は、元オリンピック女子マラソンの金メダリストご用達の店で、肉をほとんど食べない自分でも十分満足のお味でした。

早期教育

2007-11-16 21:51:55 | Weblog
井口基成氏は晩学だったために、一日十数時間もピアノの練習をしたが、一生テクニックの完成はなかったとされる。類い稀な音楽性の持ち主だっただけに惜しまれる。桐朋の早期教育は、その反省の上に立っているのだろう。最近、様々な早期教育のメソッドが巷にあふれている。本当に有効なのは何なのだろうか?0歳児は最も受容力がある時期らしいが・・。

掛け時計

2007-11-14 23:02:29 | Weblog
最近、日常生活に不便を感ずることがあった。その原因は・・?そう、何かが足りない!そういえば、新築の家なのに、みんなが見やすい所に時計がないのだった。ということで、今日、大きな掛け時計を3つ注文する。到着が楽しみだなぁ!

若きピアニスト

2007-11-10 23:01:40 | Weblog
欧州で修業中の若きピアニスト。彼は、現在、一時帰国中。先日、元首相夫人の講演会の前にミニコンサートを開いた。500人ほどの前でのパフォーマンス。今日、感想を求められ、率直な意見を述べる。本人の自覚と会場の聴衆の耳。このずれを埋めるための地道な作業。経験の集積と勘の研ぎ澄まし。大変難しい問題だ。いずれにしても、今回の経験は、彼自身にとって大変貴重なものとなったことであろう。

消耗

2007-11-09 23:10:45 | Weblog
教えるということは、なんと消耗することだろうか。学ぶ意欲がある人ならまだしも、基本的なモラルさえも欠けている人に何かを教えることほど消耗することはない。そもそも、人にものを教えようなんて思うこと自体が間違っているのかも?!

検索あそび

2007-11-08 21:55:53 | Weblog
最近、つれづれなるままに、ネットで検索遊びをしている。東京での学生時代、交流のあった連中。音信不通になっている連中は、今、どこで何をしているのか?やってみると出てくるわ、出てくるわ!中には、現在の顔写真までもが・・。みんな年とったなぁ!実は、自分も同じく年をとっているんだけどね。あいつどうしてるかなぁ?という中になんとハーバード大教授になっている奴がいた。あいつにそんな才能があったかなぁ???ともあれ、世の表舞台で活躍している面々の共通項は、昔からバイタリティーがあった連中だという気がする。