今年も残す所、あと一日となった。午後は、久しぶりに家族で散歩にでかけた。この町は扇状地の上にあるので坂が多いが、町の神社に至るまでの道は平坦で、散歩をするのには適している。今日は、遠く雪を被った山々を眺めながら、気持ちよく歩いた。
サン・サーンスの「動物の謝肉祭」。子供の音に対する想像力をかきたてる傑作。ちゃゆみんの大のお気に入り。象、水族館、化石、終曲などは、子供が特に喜ぶ曲。いい絵本と同様に、是非、子供に親しませたい作品。
お世話になっている方の紹介で、あるクリスマス・ピアノコンサートにちゃゆみんと出かけた。堅苦しい感じの会ではなく、とても和やかなファミリーコンサートであった。最初と最後に教室の先生たちの演奏もあり、注目して聴いたのだが、打鍵のフォームとタッチが美しく、しなやかな音であった。家の近くに、こんな優れた先生がいらっしゃったとは・・。迷わず、ちゃゆみんの指導をお願いすることにした。やはり、何事も初期の教育が大切で、すぐれた指導者に巡り合えるかどうかが、将来どんな道に進むにせよ、大事なことではなかろうか。
今年は寒い。ここ数年、暖冬続きであったが、久々に寒い冬という感じがする。(昨日の最低気温、マイナス7度)明日は、新型インフルの予防接種を受ける予定。来春までなんとか感染せずに済むといいのだが・・。
今年は、公私ともに大変忙しい年であった。ようやくこの頃になって、少しは本も読めるようにはなったが・・。当然のことながら、自分の勉強は、なかなかはかどらなかった。涙。この本も読んでいないし、この曲も手付かずのまま・・という感じ。斎藤たかし氏が指摘するように、もっと「期間限定意識」持たないといけない。
子供に絵本を読んでやることが日課となっている。自分の幼い頃よりもはるかに充実している絵本の数々。単純なストーリーでありながら、心に残る話が、結構ある。子供ながらに話を受けとめ、反芻したり、疑問を発したりしている。こんなことが、将来の豊かな読書体験につながってくれればいいのだが・・。しかし、絵本は一冊1000円近くするので、大きな出費となってしまう。幸い、家の近所に「絵本館」があり、手軽に借りられる環境にあるのが、ありがたい。
子供の頃、絶対的なものは存在する、と何の疑問もなく、思っていた。新聞に掲載されている内容、教科書の中身、優れた先生の言うこと、本に書かれていること・・。しかし、考えてみると、絶対的なことなど、そんなにあるものではない。学説にも様々あるし、芸事でも流派があって、全く違うことが、まかり通っている。今まで絶対だ！と思われてきたことが、何度も覆されてきたのが歴史である。結局、何事も、自分の確かな眼を養って、自らで判断していかなければならないということだ。