地元オケの定演

2007-09-17 22:06:10 | Weblog
 知人の勧誘で地元オケの演奏会に行く。モーツアルトのトルコ風Vnコンチェルト。ソリストはウイーン響のコーラ氏。この作品は細かく分析したことはないが、なかなかしゃれている。きれいに演奏することは至難の業だろう。モーツアルトは音符の数が少ない分、すべての音符が手に取るような状態で耳に入ってくる。また、演奏者の趣味・気質・解釈もリアルに伝わってくる。演奏する側からすると、すべて丸裸にされたようで、本当に恐ろしい曲だと思う。たとえば、ピアノ曲にしても、あの真珠の底光りするような音質・音のつながりがなかなか描けない。モーツアルトの様式にのっとったセンスが光る演奏には、なかなかお目にかかれないのが、実際の所だ。でも、今日は結構楽しめました。






30年ぶり

2007-09-17 00:09:27 | Weblog
 昨日、約30年ぶりに小学校の運動会に行った。どれもこれも、みな新鮮に見える。驚いたのは、入り口の看板、グランドのトラック、テントなどみな小さい。昔もこんなものだったのだろうか。子ども達が懸命に走る姿、目の輝きなど、とても印象的だった。大人になるにしたがって失われていくもの、それがまだここには健全に息づいている。
 午後は、お世話になった先生の葬儀に参列。不治の病に冒されながらの闘病生活。まだ高校生の子、ピアニストを目指し留学中のお子さんいらっしゃる。ほんとうに切ないものだ。6月、最後にお会いしたときの悲痛な御様子がありありと目に浮かぶ。葬儀委員長は、言語社会学の第一人者鈴木先生。ご挨拶を申し上げる。80歳をすぎていらっしゃるが、矍鑠とされていた。年の半分は軽井沢で過ごされ、かつて書きためたものを整理する日々を送られているとのこと。
 懐かしい町を久々に訪れ、10年ぶりでお会いできた懐かしい面々もあったが、こんな機会になるとは、大変残念なことだ。心からご冥福をお祈りしたい。