読書 2007-09-04 22:53:20 | Weblog 園田氏の日記を再読する。若かりし頃、ヨーロッパでの活動ぶりを綴ったもの。若い頃の歯に衣着せぬ物言い。かなりどぎつい表現が目立つ。しかし、自分の演奏についての自意識の問題についてなど、興味深い記述は多い。彼独特の反骨精神も感じられる。平成元年の演奏会後、一度お話しする機会があったことを思い出す。ドイツ人の音楽家に揶揄され、死に物狂いでドイツ哲学を猛勉強した話など、面白い。好き嫌いは別にして、これほど限界に挑戦した日本人音楽家も珍しいと思う。