LE REGARD D'ALAIN DELON

アラン・ドロンさんの魅力を探ります。

Avec Nathalie Baye et Vincent Lindon

2012-04-30 | THE BRILLIANT PHOTOS
これは近年のあるパーティーでのドロンさんとナタリー・バイ、ヴァンサン・ランドンと3人のスナップ写真です。

ドロンさんとはそれぞれ『真夜中のミラージュ』、『復讐のビッグ・ガン』で共演しています。
ヴァンサン・ランドンがドロンさんと共演したのはまだまだデビューしたての頃でしたが、
今ではすっかり渋い大物俳優になりました。
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FROM MY NEW SCRAP BOOK (75)

2012-04-30 | THE BRILLIANT PHOTOS
『生きる歓び』撮影時にルネ・クレマン監督とホットドックをほおばるドロンさんのスナップ写真です。

ドロンさん、たまにこういう無防備なショットが残されています。
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FROM MY NEW SCRAP BOOK (74)

2012-04-29 | THE BRILLIANT PHOTOS
皆様はゴールデン・ウィークいかがお過ごしでしょうか?
9連休をどこか旅行に行かれているか、あるいは家で日頃できなくて溜め込んだ資料の整理に当たっているか、
私はもちろん後者なのですが(涙)、せっかくですので今日からGW明けまで毎日珍しい写真の数々をまとめて蔵出し、
といってみたいと思います。

第1回目はドロンさんとクラウディア・カルディナーレのツーショット写真。
この二人はいつ見ても仲がいいですね。

『山猫』の回顧上映の会場での記念写真のようですが、
それにしてもバックの巨大なポスターに描かれたドロンさんの顔が似てなさすぎで笑ってしまいます。

Comments (2)
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10:30 P.M. Summer

2012-04-29 | ROMY
『夏の夜の10時30分』主演トリオのスチール写真です。

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10:30 P.M. Summer

2012-04-29 | ROMY
5月29日に没後30周年を迎えることになるロミー・シュナイダー。
最近ジュリアン様が怒とうのごとく作品紹介を連発されていたことに影響を受けまして私からはこの作品をご紹介します。

マルグリッド・デュラスの原作を彼女自身が共同脚本に参加し、
ギリシアのジュールズ・ダッシン監督が演出を担当、監督夫人のメリナ・メルクーリが主演、
ピーター・フィンチが共演したアメリカ、フランス合作映画『夏の夜の10時30分』です。

ここでのロミーはピーター・フィンチとメリナ・メルクーリ演じる中年夫婦の娘の友達という役柄で、
彼ら一家のスペイン旅行に同行し、夫妻の間に入り込む、やや小悪魔的な女性を演じています。
フィンチとロミーはどうやらいい仲らしいことが冒頭の車の中でのやりとりから感じられますが、
メリナは次第にこの二人に関する妄想を増幅させていき、果てはとんでもない行動に走っていきます。

スペインを舞台にそんな3人の運命を娯楽性を交えながら高度な映画的な技法を駆使して描いていきますが、
ラストの余韻などは『太陽はひとりぼっち』を彷彿とさせる都市の中の孤独を印象付けるものとなっています。

そしてこの作品での当時28歳のロミーの演技は若き女性の美貌を強く押し出した極めて刺激的なもので、
特にフィンチ(当時50歳)とのラブシーン(ただしこれは妻の妄想の中)では彼女の他の作品以上に官能的です。
この年の離れた男性との恋愛模様というのは、当時のロミーの実生活上でのパートナーであった
ハリー・マイエン氏との関係を映画公開時の観客たちは連想させられたのではないかとも思われ、
それがさらにこの映画でのロミーの魅力を引き立てているようにも感じ取れました。

現時点では国内盤DVDは発売されてはいませんが、ロミーのファンは必見の作品です。

10:30 pm summer - Romy Schneider (Shower Scene)
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UN FLIC (2)

2012-04-18 | THE 70'S CINEMA
主演スターと、監督との間にいくつかの意見の衝突があったにもかかわらず、
『リスボン特急』は究極のメルビル映画であることに変わりはなかった。
残念ながら撮影終了直後にメルヴィルは亡くなってしまったが。

『リスボン特急』の原題「あるデカ」: このタイトルはプロジェクトの独創性を表している。
今回初めて、メルビルはカメラを警官に向けている。
また、アラン・ドロンは、初めて法律を守る側の人間を演じている。
そして彼は非常に魅力的な警官となっている。

メルビルはすでに自身が監督する犯罪映画を悲劇の領域にまで発展させてきていた。
『サムライ』と『仁義』において、スター(=アラン・ドロン)は氷のように冷たく、
また名誉というものに導かれた絶望的な無法者をくっきりと描き出していた。
メルヴィルがドロンに対して行った要求や、厳しい態度、あるいはビジョンといったものを通じて、
ドロンはメルヴィルが自分の二人の師匠であるヴィスコンティやクレマンと同じレベルであると感じていた。

1971年の初頭、ステットソン帽を被った男(=メルヴィル)は彼の新規プロジェクト"Nuit sur la cité"について俳優(=ドロン)に初めて話した。
そして彼に対して警官を演じたいか、それとも犯罪者を演じたいか選択する余地を与えた。
ドロンにとって当時はまだ自分がギャングスターとして有名だったので、刑事を演じるというのは彼にとっても挑戦であった。
ただし彼はまだそのときエドワード・コールマン刑事の役が最終的には脇役的なものになることを知らされてはいなかった。

にもかかわらずアラン・ドロンは刑事の役に目を付けた。
「私は、警官役の方を選んだんだ。またいつものギャング役を演じることによって非難されることのないよう、体制側の役を選んだのさ。」
この劇的な逆転はあったものの「警官であれギャングであれ、名前が違うだけ」で、
とにかく「サムライ」との区別をつけるためアランドロンは体重を五キロ増やして自身のキャラクターを物語に同化させたのだ。

ギャングの役を演じる俳優は、メルヴィルがアメリカのハリウッドからリチャードクレンナを呼び寄せた。
彼が『暗くなるまで待って』においてオードリーヘップバーン演じる盲目の女性を襲う悪役を演じたことが監督の目にとまっていたのだ。

またこの作品の新しい要素として、トリュフォーの“突然炎のごとく”のヒロインのような極めて重要な役柄の女性が存在した。
その女性とは彼の妻のフローで、彼女が頑なに女性を拒絶しようとする夫の世界を批判する、というアイデアがメルビルの頭の中に浮かんだのだ。

メルヴィルはこう告白する。
“私はエロチックな映画が嫌いで、本能的に女性の役の存在に考えさせられてしまうんだ。
私は『リスボン特急』の中で、こういう自分の考え方に対して戦った。
そして私は最終的にカトリーヌ・ドヌーブ演じる役を核としてその周囲で全ての物語が構成されていくようにしたんだ。" 

他のキャストについては、メルビルはフランスの映画からポール・クローシェやアンドレ・プッス 、
イタリアからリッカルド・クッチョーラ(彼はドロンとは『ボルサリーノ2』で共演している。)、
そしてアメリカからはマイケルコンラッドがメルヴィルによって集められた。

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Malgré quelques petites dissensions entre la star et son metteur en scène,
UN FLIC n'en reste pas moins une œuvre remarquable et d'autant plus émouvante qu'elle demeure l'ultime film de Melville, décédé peu après la sortie.

Un Flic :  le titre stigmatise l'originalité du projet.
Pour la première fois, Melville centre sa caméra sur un policier.
Pour la première fois aussi, Alain Delon va interpréter un représentant de la loi.
Lui qui a si souvent interprété de séduisantes canailles devient un flic,

Melville déjà l'avait fait changer de registre en tirant sa criminalité vers la tragédie.
Dans Le Samouraï ou Le Cercle Rouge, la star campait des hors-la-loi froids et désespérés, allant à leur perte animée par un sens certain de l'honneur.
L'exigence, la rigueur et la vision melvillienne ont bluffé Delon en ces deux occasions, au point qu'il cite son nouveau pygmalion au même rang que ses maîtres Visconti ou Clément.

Quand, au début de l'année 1971, l'homme au Stetson évoque pour la première fois son nouveau projet
-alors baptisé Nuit sur la cité -à l'acteur il lui laisse pourtant le choix :veut-il interpréter un flic ou un voyou ? 
Il ne cache pas que pour lui aussi, célèbre pour ses portraits de gangsters en gabardine, axer le récit sur la police est un défi. 
On ne sait pas si le role du commissaire Édouard Coleman est alors aussi discret que dans le montage final.

Toujours est-il que c'est celui sur lequel Alain Delon jette son dévolu.
“J'ai choisi le flic pour que l'on ne m'accuse pas, une fois de plus, de jouer toujours les gouapes ou les voyous. 
Cette fois-ci, je suis de l'autre côté de la barricade'.”
Et de balayer l'ajustement dramatique occasionné par ce revirement : “flic ou gangster, seule l'appellation change.” 
En tout cas, afin de marquer clairement la distinction avec le Samouraï, Alain Delon se leste de cinq kilos supplémentaires, histoire de donner de l'étoffe au personnage.

Pour tenir le rôle du voyou, cet amoureux d'Hollywood qu'est Melville fait appel à l'Américain Richard Crenna,
alors auréolé de sa performance de méchant dans Seule dans la nuit où il persécutait une jeune aveugle jouée par Audrey Hepburn.

Un des éléments inédits est aussi la présence d'un rôle féminin tout à fait crucial, censé apporter à ce polar un élément à la ≪Jules et Jim ».
C'est sa femme, Flo, qui lui en avait soufflé l'idée en fustigeant la tenace misogynie de l'univers de son mari à la lecture du scenario.
“Cela tient, confie-t-il alors, à ce que je déteste le cinéma érotique et qu'instinctivement la présence d'une femme m'y fait penser.
J'ai lutté contre cette réaction dans Un Flic et j 'ai au demier moment glissé le rôle de Catherine Deneuve autour de laquelle finalement toute l'histoire s'organise'.”

Pour le reste de la distribution, Melville sollicite des valeurs sûres du cinema français (Paul Crauchet André Pousse),
italien (Riccardo Cucciolla que Delon recroisera sur Borsalino & co) et américain (Michael Conrad).

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ドロンさんが初めて刑事役に取り組んだ『リスボン特急』のフランス版DVDのライナーノーツの一部です。

すでにご存知の方も多い情報ですが、ここでドロンさんは体重を5キロ増やして撮影に臨んだことが書かれています。
近年のテレビドラマ『アラン・ドロンの刑事物語』でもドロンさんはウェイトを増やしていましたが
このときの役作りのことがひょっとして頭にあったのでしょうか。

結局この作品での自分の役柄の処遇について不満を持ち、ドロンさんはメルヴィル監督との決別を迎えることになるわけですが、
そのあたりのエピソードについては、また別の機会でご紹介したいと思います。

Un flic (1972)
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Jours de France No1326 Du 31 mai au 6 juin 1980 (3)

2012-04-18 | INTERIOR
ドロンさんのインテリアデザインの最後の写真です。
白と紺のコントラストが印象的で、壁にかかった絵画との相性もぴったりです。
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Jours de France No1326 Du 31 mai au 6 juin 1980 (2)

2012-04-17 | INTERIOR
ドロンさんがデザインした家具の画像です。
なんといっても後ろに控える金の屏風とそこに書かれた牛の絵に強烈なインパクトがあります。
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Jours de France No1326 Du 31 mai au 6 juin 1980 (1)

2012-04-15 | INTERIOR
1980年の"Jours de France"誌より

ドロンさんはこの頃家具のデザインもビジネスとして手がけており、
特に彼の好みである1930年代スタイルのものを現代(1980年当時)にフィットさせることをテーマとしていたようです。
さらにそれらは彼の収集している美術品とも相性が合うようなデザインになっています。

当時のパートナー、ミレイユ・ダルクと共に考えたインテリアの見本が3枚紙面を飾っていますのでご紹介します。
今回はその1枚目。
ドロンさんと愛犬のマヌーがリラックスしてますね。

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PARIS MATCH du 3 JANVIER 1991

2012-04-15 | THE MAGAZINES
パリマッチ誌1991年1月号より

フランスの人気歌手パトリシア・カースとドロンさんのツーショット写真で、
ドロンさんが1990年12月28日(この記事の時点では未放映)に彼女の出演するテレビ番組にゲスト出演することが紹介されています。

記事の中で彼女についてドロンさんは「この娘は美しくて才能があるだけじゃなくて何より熱いハートがあるね。」とコメントされています。
一方彼女は「ドロンさんは12歳の頃から私にとって王子様で、彼と一緒にディナーをすることが私の夢でした。」と語っています。

この写真はマドレーヌ通りにあるレストランで出迎えたドロンさんが彼女を大変手厚くもてなした時のもので、
彼女から贈られたバッジが彼のジャケットの襟に飾られています。

その番組のものかどうか定かではありませんが、
以前にもご紹介したパトリシア・カースとドロンさんのデュエットの映像です。
Coeurs brisés - Patricia Kaas et Alain Delon
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FROM MY NEW SCRAP BOOK (74)

2012-04-13 | THE BRILLIANT PHOTOS
1991年のtele7JOURS誌より、ドロンさんの執務室の写真です。

机の上に雑然と置かれているものを見ているだけでも十分に面白い写真です。
固定式電話が2台、トランシーバーのように大きな当時の携帯電話(あるいは子機?)も2台、
メガネが2種類、そのほかにルーペも置かれています。

正面に置かれている「パリの灯は遠く(Monsieur Klein)」のポスターが飾られたミニチュアの置物は
テレビドラマの「シネマ(CINEMA)」で使われていた小道具を
そのまま中身だけ変えて使っているのかもしれません。

私も早くこんな風に自分のグチャグチャな机の上を整理しなければなりません。
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Alain Delon in Russia, at Armenia Мusic Awards 2012 show, 07.04.2012

2012-04-10 | TV APPEARANCES
Alain Delon in Russia, at Armenia Мusic Awards 2012 show, 07.04.2012
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Alain Delon taken ill in Moscow

2012-04-08 | THE INFORMATIONS
またちょっと心配なニュースが入ってきました。

Алену Делону стало плохо в Москве // НТВ.Ru

Delon feels unwell at Armenia Music Awards, ambulance called in - PanARMENIAN.Net

Alain Delon taken ill in Moscow: Voice of Russia

5日に退院したばかりのドロンさんでしたが、
昨日土曜日にモスクワのアルメニアン・ミュージック・アワードの式典に早速ご出席され、
その途中で体調をくずされ救急車が呼ばれたとのことです。
上のニュースでは「その後回復して賞を受けた。」とありますが、大事に至らないことを祈っています。
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Exclu BFMTV : Alain Delon "mon cœur rebat comme il battait avant"

2012-04-06 | TV APPEARANCES
Exclu BFMTV : Alain Delon "mon cœur rebat comme il battait avant"
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SOLEIL ROUGE

2012-04-06 | Dossiers de Presse
日本のサムライが西部劇に登場して大暴れする、
という私たち日本人の夢をかなえてくれた作品「レッド・サン」のパンフレットです。

三船敏郎演ずる侍を迎え撃つのが「さらば友よ」の名コンビ、
フランスの「サムライ」ことアラン・ドロンさんと盟友チャールズ・ブロンスン。
リアルタイムで映画館で観ることはありませんでしたが、
本作は恐らく当時大変な熱狂で迎えられたことだろうと推察されます。

人気絶頂の3大スター共演作とあって、このパンフレットの充実度は際立ってます。
カラー、白黒含めた数多くのスチール写真とともに
双葉十三郎氏、田山力哉氏の解説文、撮影までの詳しい経緯、撮影こぼれ話など記事の数々、
とりわけ三船敏郎氏の手記は映画史的に見ても大変貴重なものではないかと思います。
このなかで三船氏はスペインの撮影所にスタッフ・キャストが全世界から集まったこの撮影の様子を
「映画のオリンピック」と表現されています。

この作品でドロンさんと三船敏郎が初めて共演したことがきっかけとなって、
その後のダーバンCM出演など日本とドロンさんとの絆がより深まっていったことも
私たち日本人にとって忘れてはならない事実です。
そしてその絆は今も形を変えて受け継がれてきており、
昨年のテレビ特集番組内で紹介された東日本大震災被災者へのドロンさんのメッセージへとつながっていきます。

昨日ドロンさん入院のニュースがテレビでかけめぐりましたが、
私たちファンがいるかぎりドロンさんと日本の絆が失われることは決してないでしょう。

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