LE REGARD D'ALAIN DELON

アラン・ドロンさんの魅力を探ります。

永遠のロミー・シュナイダー Lesson 5

2016-12-08 | ROMY
2017年1月21日、私の地元神戸の元町映画館2階のイベントスペースにおきまして
『永遠のロミー・シュナイダー Lesson 5』が開催されます。

開催内容は以下の通りです。

『第5回永遠のロミー・シュナイダー』
□日時:2017年1月21日(土) 14:00~17:30
□場所:元町映画館2F
650-0022 神戸市中央区元町通4丁目1-12
TEL:078-366-2636
URL:http://www.motoei.com/
□参加費:2,500円(ワイン+お茶+軽食+記念品)
□内容:上映会、交流会、特別展示etc

主催者のイッチ様によりますと、
今回も映画を1本、クロード・ソーテ監督作品「はめる/狙われた獲物」を上映予定です。
お土産もいろいろ用意していらっしゃるとのことです。

私も先日の11月6日の『アラン・ドロン生誕81年記念祭』でロミーについて取り上げたばかりですので、その余韻も冷めやらぬままの状態でふたたびこのイベントに参加できることは非常に楽しみです。
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永遠のロミー・シュナイダー Lesson4

2016-01-21 | ROMY
ロミー・シュナイダーのイヴェントがいよいよ明後日の23日土曜日に神戸で開催されます。

私も今回はファンの立場でゆっくり楽しませていただこうと思っておりますが、
それでも何らかの資料は持参して少しでもお役に立てればと考えております。

それでは皆様、当日はどうぞよろしくお願い申し上げます。


Forever Romy Schneider 2016



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永遠のロミー・シュナイダー Lesson4

2015-11-17 | ROMY
アラン・ドロン生誕80年記念祭も終わり、未だその興奮冷めやらぬ日々を過ごしておりますが、
一方でISによるパリの同時多発テロという悲惨な出来事のニュースが世界を席巻していることもあり、
記念祭の続報的な記事を自粛してまいりましたが、そろそろ活動を再開したいと思います。

まずは来年1月23日に初めて私のホームグラウンドの神戸で開催される『永遠のロミー・シュナイダーLesson 4』につきまして
今回改めて告知させていただきます。

添付の画像は先日の記念祭でロミーへの熱い想いを切々と語ってくださった主催者イッチ様(向かって左側)と私です。
以下にイッチ様のMIXIのサイトから本文のまま掲載させていただきます。

皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。

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2012年5月にロミー・シュナイダーの没後30年を記念して開催したファンの集い『永遠のロミー・シュナイダー』も次回で4回目になります。
今回は、会場を神戸に移し、前回までとはちょっと違った趣向で開催します。
詳しい内容は少しずつ追加していく予定ですが、ぜひ多くの方に参加していただきたいと思います。

■日時:2016年1月23日(土) 14:00~17:00
■場所:元町映画館2F
650-0022 神戸市中央区元町通4丁目1-12
TEL:078-366-2636

神戸・元町商店街のミニシアター『元町映画館』

■参加費:1,500円(お茶+軽食+記念品)
■内容:特別展示、交流会、上映会etc

〔申込方法〕
下記宛メールにて、お名前、連絡先を記入の上、メールにてご連絡願います。
e-mail:qyw10034@gmail.com

◆「元町映画館」の2階への階段に、ポスターを掲示してもらっています
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永遠のロミー・シュナイダー Lesson4

2015-10-26 | ROMY
今回ご紹介させていただくのは来年1月23日に神戸・元町商店街のミニシアター『元町映画館』で開催されるロミー・シュナイダーの集い「永遠のロミー・シュナイダーLESSON 4」のポスターです。

今回はロミーの日本未公開作品を字幕スーパー入りで上映されるとのことで、こちらもファンにとっては目が離せません。

主催者のイッチ様は東京のアラン・ドロン生誕80年記念祭にもお越しいただき、この美しいポスターとチラシを参加される皆様にお配りいただけるとのことです。

皆様どうぞお楽しみに。
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77th anniversary de Romy

2015-09-25 | ROMY
もう一昨日になってしまいましたが9月23日は故ロミー・シュナイダーの誕生日でした。

生きていたら御年77歳。
きっとドロンさんとも時々会って、たまに映画祭などに二人そろって出席されていたんだろうなと思います。
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La photo du jour

2015-05-30 | ROMY
一日過ぎてしまいましたが昨日はロミー・シュナイダーさんの没後33周年の日でした。
彼女が最も幸せだったころのこの写真を眺めながら天国にいる彼女に哀悼の意をささげます。
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永遠のロミー・シュナイダー Lesson2

2013-09-23 | ROMY
皆様お久しぶりです。
前回の記事からかなり間が空いてしまいまして申し訳ございませんでした。

さて本日9月23日はロミー・シュナイダーさんの生誕75周年記念の日となります。
それに先立ちまして一昨日の9月21日大阪の日本橋におきましてロミーさんへの哀悼の意を込めたイベント『永遠のロミー・シュナイダー Lesson2』が開催されました。

そして私もこのすばらしいイベントに参加させていただきました。
本日はそのご報告も兼ねまして、当日の画像をフォトチャンネルにアップしておりますので皆様にもご覧いただければと存じます。

今回のイベントは「Lesson 2」とありますように、昨年5月にロミー没後30年を記念して開催された会合の第2回目となるもので、前回と同じくイッチ様が企画及び運営の中心的役割を担っていただきました。

会場にはそのイッチ様の秘蔵のコレクションの数々が壁一面に隙間無く埋め尽くされており、私も思わず驚きの声を上げてしまいました。
昨年はロミーに関するサントラのLP,EPのジャケットが中心でしたが、今年度はロミー関連以外も加わり、60年代、70年代のイタリア、フランス映画の貴重なサントラEPレコードのジャケットの大展覧会となりました。

また会の冒頭約1時間に亘ってイッチ様がこの日の為に特別にご用意くださったロミー関連の映像集がプロジェクターで映し出され、まるでミニシアターにでも来たかのような感覚を味わうこともできました。

またGH字幕様がご協力されて、ロミーの日本では未DVD化作品の「Qui?」の日本語字幕版も一部上映され、「残りはご自宅で、」ということでお土産にいただきました。

そんなこんなであっという間の3時間が経ってしまい、名残惜しいまま会場を後に去りました。

当日会場でナオ様、ジュリアン様、GH字幕様などブログ仲間や、Michel Clement様、響様ご夫妻、岐阜のI様と再会することができましたこと、大変嬉しかったです。

また今回初めてお目にかかることができた皆様におかれましても、これを機会に今後ともよろしくお願い申し上げます。

最後にこのような過ぎ去りし日のすばらしい思い出をくださったイッチ様、誠にありがとうございました。
次回また企画されましたらぜひとも参加させてください。よろしくお願い申し上げます。



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In front of ROMY

2012-05-31 | ROMY
昨日に引き続き5月29日にロミーの墓の前にたたずむドロンさんの写真です。

携帯電話で誰とお話しされているんでしょうか?
「うん、今ロミーと一緒にいるんだよ。」みたいなことを仰っているかもしれません。

と最初に書いたんですけども、
よくよく見ると手をかざしてロミーに向かって「来たよ。」と挨拶しているようにも見えますね。


Photo from november, Thank you very much.
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永遠のロミー・シュナイダー Lesson01

2012-05-30 | ROMY
永遠のロミー・シュナイダー Lesson01


昨日開催されて私も参加させていただいたたロミー・シュナイダーのトリビュートイベント
Galerie Tzigane: 永遠のロミー・シュナイダー Lesson.01の会場内の写真です。
主催者イッチ様のロミーへの熱い想いがつまった素晴らしいコレクションの数々に圧倒されました。

またこの会合にはジュリアン様もお越しになり、
永年のネット上のやりとりを経てようやくご本人にお目にかかることが出来ました。
ブログでのユーモアたっぷりの温かいお人柄同様、その大変素晴らしいお人柄にふれて感激しております。

またGH字幕様はじめジュリアン様のブログに来られている方々とも交流することができ、
しかも皆さまからこのブログを以前よりご覧いただいていたとのお言葉をいただき大変嬉しかったです。
突然の乾杯の挨拶にご指名いただきましたが、うまく言葉が出ず失礼いたしました。

残念ながら参加はされませんでしたがRomy Schneider ロミー 映画に愛された女 -
の著者の奥様からもこのイベントの為に貴重な資料を貸与いただいたとのことで、
これらも大変興味深く拝見させていただきました。

また次回も開催されることがありましたらよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

添付の画像は昨日ロミーの墓を訪れたドロンさんの写真です。
ロミーの写真にキスをしている姿から彼のいろいろな想いを感じとることができます。

Fotostrecke: Tägliche Bilder von Prominenten Mode Stars Paparazzi
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LE REGARD DE ROMY

2012-05-26 | ROMY
『太陽が知っている』撮影中のドロンさんとロミー・シュナイダーのスナップ写真です。

5月29日はロミーの没後30周年を迎えることになります。
44歳という若さでお亡くなりになって、その後永遠の存在となった彼女ですが、
この30年間はドロンさんにとってもそれまでの人生とは全く違う30年だったのではないかと思います。
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10:30 P.M. Summer

2012-04-29 | ROMY
『夏の夜の10時30分』主演トリオのスチール写真です。

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10:30 P.M. Summer

2012-04-29 | ROMY
5月29日に没後30周年を迎えることになるロミー・シュナイダー。
最近ジュリアン様が怒とうのごとく作品紹介を連発されていたことに影響を受けまして私からはこの作品をご紹介します。

マルグリッド・デュラスの原作を彼女自身が共同脚本に参加し、
ギリシアのジュールズ・ダッシン監督が演出を担当、監督夫人のメリナ・メルクーリが主演、
ピーター・フィンチが共演したアメリカ、フランス合作映画『夏の夜の10時30分』です。

ここでのロミーはピーター・フィンチとメリナ・メルクーリ演じる中年夫婦の娘の友達という役柄で、
彼ら一家のスペイン旅行に同行し、夫妻の間に入り込む、やや小悪魔的な女性を演じています。
フィンチとロミーはどうやらいい仲らしいことが冒頭の車の中でのやりとりから感じられますが、
メリナは次第にこの二人に関する妄想を増幅させていき、果てはとんでもない行動に走っていきます。

スペインを舞台にそんな3人の運命を娯楽性を交えながら高度な映画的な技法を駆使して描いていきますが、
ラストの余韻などは『太陽はひとりぼっち』を彷彿とさせる都市の中の孤独を印象付けるものとなっています。

そしてこの作品での当時28歳のロミーの演技は若き女性の美貌を強く押し出した極めて刺激的なもので、
特にフィンチ(当時50歳)とのラブシーン(ただしこれは妻の妄想の中)では彼女の他の作品以上に官能的です。
この年の離れた男性との恋愛模様というのは、当時のロミーの実生活上でのパートナーであった
ハリー・マイエン氏との関係を映画公開時の観客たちは連想させられたのではないかとも思われ、
それがさらにこの映画でのロミーの魅力を引き立てているようにも感じ取れました。

現時点では国内盤DVDは発売されてはいませんが、ロミーのファンは必見の作品です。

10:30 pm summer - Romy Schneider (Shower Scene)
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Les Choses de la Vie

2010-10-24 | ROMY
一人の中年男が交通事故に遭う。彼は瀕死の重傷だ。
周りには事故に気付いた群衆があふれ、
衝突した相手のトラックの運転手は警察に事故状況を説明している。
車から投げ出されたその中年男には自分の周りがよく見えている。
だがここに来るまでの彼の過去の出来事と、これからの将来の夢の幻想が意識の中に現れ始めると
やがてロウソクの灯が少しずつなくなっていくように彼の命の炎も消えていく。

たったこれだけの話を1時間半の映画に詰め込んだ名作『過ぎ去りし日の・・・』(原題Les choses de la vie (1970))をご紹介します。


以下ネタバレです。

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ミッシェル・ピッコリ演じる主人公ピエールは妻カトリーヌ(レア・マッサリ)と別居し、
恋人のエレ―ヌ(ロミー)と暮らしている。
幸せに暮らしている彼の元に父親が突然現れ、別居中の妻カトリーヌと彼の息子と一緒に避暑地へ旅行するよう勧める。
家族への思いを断ち切れないでいるピエールは旅行の計画を受け入れる。
反発するエレーヌ、しかしピエールはまだエレーヌと人生をやり直すにはその覚悟が不十分だ。
彼は旅行先に向かう途中悩みぬいてエレーヌへの惜別の手紙を書き胸のポケットにしたためる。
だが突然また彼の心は変わる。やはり自分にはエレーヌが必要だ。
彼女のアパートメントに電話したが留守のためメッセージを吹き込む。
「これから二人で思い出のホテルで会おう、僕は先に行ってそこで待っている、」と。

交通事故はその直後に起こる。

エレーヌがそばを通りかかり事故現場の見慣れたピエールの車を見て収容された病院に駆けつけるが
一足遅くピエールは帰らぬ人に。
彼のポケットにはエレーヌへの惜別の手紙が入っていたはずであったが、
先に遺品の提示を受けて手紙を読んだ妻のカトリーヌがこれを破り捨ててあげる。
ピエールをめぐる二人の女性の哀しみはこのカトリーヌの機転で同じものとなったのだ。
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フランス盤DVDのライナーノーツによりますと、
当初のキャスティングにはエレーヌの役にレア・マッサリが予定されていましたが理由がわからずに彼女は離脱、
続いてエレーヌにアニー・ジラルド、妻カトリーヌにロミーが選ばれました。
その後二人の役が入れ替わり、不満に思ったアニー・ジラルドが離脱、(彼女はこのことをずっと後悔していた。)
なぜかレア・マッサリが再び復帰しカトリーヌの役に落ち着いたとのことです。

本作はこの脚本の妙は言わずもがなですが、冒頭の事故シーンのリアリティーから始まって
彼の過去の出来事を時間軸を錯綜させながら1本の線に導いていくクロード・ソーテ監督の演出手腕、
これが映画音楽デビューとなった若き日のフィリップ・サルドの才気あふれる音楽など
長所をあげればきりがない作品ですが、
何よりもヒロインを演じたロミー・シュナイダーの美しさがこの作品の魅力を決定的にしています。
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Cesar et Rosalie

2010-09-07 | ROMY
ロミー・シュナイダーがクロード・ソーテ監督と組んだ1972年の作品『夕なぎ』(原題Cesar et Rosalie (1972))をご紹介します。

『太陽が知っている』でドロンさんと共演して以来、フランスでの人気が復活したロミー・シュナイダーは
その後クロード・ソーテ監督作品『過ぎ去りし日の』と本作の大ヒットによりフランス映画界での地位を確固たるものにしました。

物語は、ロミー演じるヒロイン、ロザリーと彼女の年上の恋人セザール(イヴ・モンタン)との平和な日常生活の中に、
突如現れた彼女の昔の恋人ダヴィッド(サミー・フレイ)との三角関係を情感たっぷりに描いた大人の恋愛物語です。
昔の恋人との再会に心揺り動かされるヒロインの心理が巧みに描かれ、
それを演じるロミーの演技の見事さと数々の表情の美しさがこの作品の最大の魅力です。
また彼女を失うまいともがき苦しむセザールを演じたイヴ・モンタンの白熱の演技も見ごたえがありますし、
ロザリーへの想いを断ち切れない“敵役”であるはずのダヴィッドを演じたサミー・フレイの嫌みのない素のような演技も見事です。

邦題は『夕なぎ』ですが、海岸に皆がピクニックに出かけても、すぐに風が吹き荒れて砂ぼこりにまみれてしまったり、
(このあたりの描写はジャン・ルノワール監督の『草の上の昼食』へのオマージュに感じ取れます。)
まるで三人の主人公たちの常に晴れることのない心理を表すかのような、
『冒険者たち』のカメラマン、ジャン・ボフェティが作り出す映像は常にどこか曇りがかっています。

またフィリップ・サルド作曲の音楽も、
不安感を表す低いビートと安堵感を匂わせる牧歌的なメロディーがミックスされた主題曲が印象的ですが、
ラストに流れる教会のミサの音楽のようなエンド・テーマも3人の新しい門出を祝うかのような効果が絶大です。

フランス盤DVDのライナー・ノーツにはこの作品のキャスティングについて書かれていました。、
当初クロード・ソーテ監督はヒロインの役にカトリーヌ・ドヌーヴを想定し彼女に依頼していたのですが、
彼女からの明確な回答がなかった為、前作『過ぎ去りし日の』で意気投合したロミーに再び声をかけました。

またイヴ・モンタンが演じたセザールの役も当初イタリア人のヴィットリオ・ガスマンが考えられており、
もう少し貴族的な雰囲気を持つ人物だったようです。
ところがある日モンタンに会ったソーテ監督はすぐさまこの役をモンタンにオファーしました。
彼の持つ人をからかうような物腰とエネルギッシュさが、
監督のセザールという人物に対して持っていた最初のイメージを変えさせたようです。
しかし二人の関係は実際にはそうあまいものではなかったようで、
初めて仕事をする二人でしたが、撮影初日は大喧嘩となりました。
「彼らはお互いに相手がどんな奴か嗅ぎ分けようとしていたのです。」
当時のロミーとソーテ監督のエージェントだったJean-Louis Liviがこう証言しています。
結局二人の喧嘩は初日のみで、あとはお互いうまくいったようです。

もう一人の主人公ダヴィッドの役には当初ジェラール・ドパルデューから演じたいという希望が寄せられましたが、
ソーテ監督のイメージには合わなかったため、結局サミー・フレイにオファーされました。
その代わりソーテはドパルデューに次作『友情』(原題Vincent, François, Paul... et les autres (1974))で出演の機会を与えました。

当初の予定通りドヌーヴがオファーされていたら、本作は全く違ったものになっていたでしょうし、
ましてや相手役がガスマンとドパルデューだったらと想像すると、そうならないでよかったと心底思わされます。

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Claude Sautet avait d'abord proposé à Catherine Deneuve d'interpréter le role de Rosalie.
Comme elle tardait à répondre, il contacta Romy Schneider qu'il avait dirigée dans Les Choses de la Vie.
Pour Romy, tourner avec Claude Sautet était toujours un Bonheur et elle n'hésita pas à accepter.
Le refus final de Catherine Deneuve la rassura.

Pour César, Claude Sautet avait pensé à Vittorio Gassman, acteur italien parfaitement francophone.
Grand et bel homme, Gassman aurait sans doute donné un côté plus aristocratique au personnage.
Le jour où Claude Sautet rencontra Yves Montand, il renonça à sa première option.
La gouaille et l'énergie de Montand colleraient mieux au personage entier que le réalisateur avait en tête.
Mais tout ne fut pas rose sur le plateau.
Les deux hommes, qui n'avaient jamais travaillé ensemble, eurent, au premier jour de tournage, une mémorable dispute.
« Ils avaient besoin de se renifler », dira Jean-Louis Livi, agent de Romy Schneider et de Claude Sautet.
Cette première dispute fut d'ailleurs la dernière.

Gérard Depardieu fut pressenti pour interpreter le jeune David.
Mais le réalisateur ne reconnaissait pas le personnage qu'il avait imaginé.
Il faut dire que Sautet avait écrit le scenario huit ans auparavant et avait eu le temps d'y réfléchir.
Il préféra donc Samy Frey, avec son physique de beau ténébreux et son sourire charmeur pour incarner « son» David.
Mais il promit un prochain rôle à Gérard Depardieu. Ce sera dans Vincent, François, Paul et les Autres.
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LA CALIFFA

2009-11-22 | ROMY
前回ご紹介した「ロミー 映画に愛された女」の中でほんの少し触れられていた
1970年の彼女の主演作品『ラ・カリファ』La califfa (1970)の輸入盤DVDを鑑賞しましたので御紹介します。

これは1970年代初頭のイタリアでの労働者階級と資本家階級との対立を描いた
当時流行した社会派映画という位置付けが妥当と思われる作品ですが、
映画全体にただようどことなく素人的な映像感覚が観る者の居心地を悪くさせる不思議な作品です。

そこにロミー演じる労働者階級の主人公と
ウーゴ・トニャッツイ演じる資本家のラブ・ロマンスがストーリーに絡んでくるわけですが、
盛り上がろうとすると次のシーンが唐突に現れるといった編集の粗が目立ち、
結果として大いに中途半端なままでラストを迎えてしまうという、これはもう明らかに失敗作品です。

この作品の格調を高めようとエンニオ・モリコーネが渾身の力をこめて作曲したと思われるテーマ音楽も
前述の通り、音楽も一緒に途中でぶつ切りにされるシーンが頻繁にあるため、
モリコーネの膨大な作品群の中でもベスト5に入れそうな美しい音楽にも関わらず
その効果は半減どころか全く印象に残らない結果となってしまっています。
しかしこのモリコーネのテーマ音楽はちがった形で私たちサントラファンの前に姿を現すことになりますが、
それについてはスコみは様のブログにて詳細に解説されていますので、そちらをご参照ください。

さてそんな中でもこの作品でのロミー・シュナイダーの美しい姿は他の作品と比べても際立っており
イタリアB級作品にはつきものの体当たりのシーンもふんだんに登場しますが、
彼女のフィルモ・グラフィーのなかでは最も大胆に演じています。
彼女の伝記本の中での彼女の言葉として「最も嫌いな作品」と形容されている凡作ではありますが
この美しいロミーの姿を観たいというファンの方ならば一度は観ておいてもよい作品ではないかと思います。
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