SHINKO MURAKAMI 女史のインタビュー・レポートより、
ドロンが語った言葉の一部をご紹介します。
------------------------------------------------------------
●『ヌーヴェル・ヴァーグ』について
“シノプシスを一読しても全く理解できなかったけれど、すぐにウイと返事をした。”
●映画について
“私は観る人に夢を与えたいんだ。最近の映画は日常的な身近なテーマのストーリー。
俳優も隣の人といった普通の容貌の人ばかりが多くなって退屈だ。
映画は日常生活の繰り返しではないんだ。
夢を与えるのが映画なんだ。
人が夢見るパーソナリティーや、絶対に自分ではなり得ないような人物をスクリーンで夢見るんだ。
だから今の映画界の在り方に私は反対だ。
今こそ夢が人々に必要な時代だと確信している。”
●事業について
“事業に取り組むのも私の情熱を掻き立てるものがあるからだ。
人生は短い。
その限られた時間の中で出切る限りたくさんの事をやること、
それも最短の時間で。
だから私はいつも忙しい。退屈するのがいやなんだ。
のんびりとプールのそばで日光浴なんていうのは耐えられない。
だからヴァカンスもとらない。”
“同じ事の繰り返しがいやなんだ。だから次々とやりたいプロジェクトが浮かんでくる。”
●お金について
“お金持ちですごく不幸せな人を沢山知っている。
お金は手段に過ぎない。
例えば急にオーストラリアに行きたくなったとき、
すぐに飛行機の切符を手に入れる為の手段といったものに過ぎないし、
快適に暮らすために必要なリュクス(ぜいたく)。
それより大切なものがある。私にとってはアムールだ。”
●おしゃれのポリシーについて
“洋服にはあまり関心を払わない。
エキセントリックな服は嫌い。クラシックが好き。
ブランドには特別関心は無いけれど、
コスチューム(礼服)は昔から「ゼニア」と決めている。
-------------------------------------------------------------
改めてこれを読んでいると当時56歳のドロンの考え方は
その前に読んだ40歳頃のインタビュー記事の内容とさほど変わっておらず、
70歳の今でも恐らく全く同じポリシーを貫いているような気がします。
またコスチュームを「礼服」と訳されていますが、
「映画での衣装」という意味の方が近いのではないかと思いました。
ZEGNA
ドロンが語った言葉の一部をご紹介します。
------------------------------------------------------------
●『ヌーヴェル・ヴァーグ』について
“シノプシスを一読しても全く理解できなかったけれど、すぐにウイと返事をした。”
●映画について
“私は観る人に夢を与えたいんだ。最近の映画は日常的な身近なテーマのストーリー。
俳優も隣の人といった普通の容貌の人ばかりが多くなって退屈だ。
映画は日常生活の繰り返しではないんだ。
夢を与えるのが映画なんだ。
人が夢見るパーソナリティーや、絶対に自分ではなり得ないような人物をスクリーンで夢見るんだ。
だから今の映画界の在り方に私は反対だ。
今こそ夢が人々に必要な時代だと確信している。”
●事業について
“事業に取り組むのも私の情熱を掻き立てるものがあるからだ。
人生は短い。
その限られた時間の中で出切る限りたくさんの事をやること、
それも最短の時間で。
だから私はいつも忙しい。退屈するのがいやなんだ。
のんびりとプールのそばで日光浴なんていうのは耐えられない。
だからヴァカンスもとらない。”
“同じ事の繰り返しがいやなんだ。だから次々とやりたいプロジェクトが浮かんでくる。”
●お金について
“お金持ちですごく不幸せな人を沢山知っている。
お金は手段に過ぎない。
例えば急にオーストラリアに行きたくなったとき、
すぐに飛行機の切符を手に入れる為の手段といったものに過ぎないし、
快適に暮らすために必要なリュクス(ぜいたく)。
それより大切なものがある。私にとってはアムールだ。”
●おしゃれのポリシーについて
“洋服にはあまり関心を払わない。
エキセントリックな服は嫌い。クラシックが好き。
ブランドには特別関心は無いけれど、
コスチューム(礼服)は昔から「ゼニア」と決めている。
-------------------------------------------------------------
改めてこれを読んでいると当時56歳のドロンの考え方は
その前に読んだ40歳頃のインタビュー記事の内容とさほど変わっておらず、
70歳の今でも恐らく全く同じポリシーを貫いているような気がします。
またコスチュームを「礼服」と訳されていますが、
「映画での衣装」という意味の方が近いのではないかと思いました。
ZEGNA