LE REGARD D'ALAIN DELON

アラン・ドロンさんの魅力を探ります。

1周年前日

2006-03-31 | ABOUT MY BLOG
昨年4月1日からスタートしたこのブログも今日でちょうど1年が経過しました。
「まだ1年しか経っていないのか・・」というのが今の正直な心境です。
5年以上続けておられるはるまき様やTomo様には遠く及びませんが、
これからも細く長く続けて行きたいと思っていますので、
皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。
Comments (9)
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『IL GATTOPARDO』

2006-03-30 | THE SOUNDTRACKS
Gattopardo, Il (1963)
『山猫』サントラ盤です。
先日BSで観て以来、私の車の中のCDチェンジャーには必ずこれが入っており
大音量で曲の数々を聴きながら営業活動に勤しんでいます。

音楽を担当するのはニーノ・ロータで、
フェリーニの作品や『太陽がいっぱい』でのジャズのテイストが感じられる音楽とはかなり作風が異なり
純クラシック音楽のサントラです。
映画のクライマックスである大舞踏会でのワルツやダンス音楽を聴いていると
映像がなくともその豪華絢爛さが脳裏に次々と蘇ってきます。
正に映画音楽の魅力そのものと言えます。

またシチリア地方の郷愁溢れる劇判の数々の佇まいは、
後年の『ゴッド・ファーザーPARTⅡ』の音楽に受け継がれていったように感じます。

残念ながらこの音楽からはアラン・ドロンの演じたタンクレディ(一度聞いたら忘れられない名前です。)
の魅力を象徴するような音楽を聴くことはありませんでしたが、
それでも十分に満腹感を味わえる素晴らしい芸術作品です。
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AVEC VISCONTI ET LANCASTER

2006-03-29 | THE BRILLIANT PHOTOS
皆様ご無沙汰してしまい申し訳ございませんでした。
数多くのコメントいただきながらレスできませんでした事をお許し下さい。

先日BSで放送された『山猫 完全復元版』を初めて観て、
その作品の崇高さに圧倒され筆が止まってしまいました。

今回はその撮影中のスナップ写真です。
写真集"ALAIN DELON L'INSOUMIS"より

後日改めて作品レビューに挑戦したいと思います。
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以下の画像をリニューアルしました。

Un amour de Swann  スワンの恋 (1)
Un amour de Swann  スワンの恋 (2)
Un amour de Swann  スワンの恋 (3)
Un amour de Swann  スワンの恋 (4)
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PARIS MATCH (15)

2006-03-18 | THE MAGAZINES
パリマッチ誌先週号のアラン・ドロンの特集記事です。

表題には「突然ドロンは泣き崩れた」とあります。
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Mazda Cappella (7)

2006-03-18 | CM FILMS
カペラCM第7弾

どこかの街の教会にやって来たアラン・ドロン。
建築の美しさに目を奪われていたその視線の先に、
幼い二人の兄弟が祈っている姿を発見。
そのうちの一人が祈る姿勢のままあくびをしているのを見て思わず微笑んでしまい、
子供がドロンに気づくと「見たぞ。」と目配せをする。

それまでのカペラCMとは異なり落ち着いた色調の映像が印象的な渋い作品です。
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『BIG GUNS』(2)

2006-03-15 | THE SOUNDTRACKS
今年1月に発売されたアンドレア・ボチェッリの最新アルバム"AMORE"です。

これをなぜこのブログで取り上げるかといいますと、
何と『ビッグ・ガン』の主題歌"L'appuntamento"が収録されているからです。

原曲のイメージを崩さないアコースティック・ギターがリズムを刻むアレンジは
ボサノバ・タッチで極めて心地よく
何回でも繰り返し聞きたくなります。

このアルバムは全曲デヴィッド・フォスターのプロデュースですが、
この曲が取り上げられた理由をぜひ知りたいと思いました。

試聴はこちらで出来ます
      ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000CC1TGA/qid=1142423648/sr=1-6/ref=sr_1_2_6/249-5305645-1438744
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PARIS MATCH (14)

2006-03-13 | THE MAGAZINES
パリマッチ誌より
"LE JOUR ET LA NUIT"完成直後のアラン・ドロンと
ベルナール・アンリ・レヴィ監督との対談記事が特集されています。

映画の中でのちょっとむさくるしい容姿とは全く異なり、
笑顔いっぱいのドロンの小ざっぱりとした姿が見れます。

パリマッチ今週号はドロンの特集のようです。
http://www.parismatch.com/unes/index.php
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PARIS MATCH (13)

2006-03-12 | THE MAGAZINES
パリマッチ誌より、
"LE JOUR ET LA NUIT"をメキシコで撮影中の
アラン・ドロンとローレン・バコールのスナップ写真です。

「アメリカとフランスの伝説的なスター同士の初共演」とあり、
これが大いに期待されていた作品なのがわかる記事です。
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LE JOUR ET LA NUIT

2006-03-11 | THE 90'S CINEMA
Jour et la nuit, Le (1997)

1996年に製作されたアラン・ドロン主演作で、例によって日本では未公開の幻の作品でしたが、
今年の1月にDVDがアメリカで再発売されてようやく観ることができました。

この作品は1997年のカンヌ映画祭に出品されて初上映されたものの、
そのあまりの出来の悪さに批評家から激しく非難を浴びたというレビューを読みました。
また興業的にも大失敗したとの事でドロンも失望をかなり感じたことでしょう。
ですので、いったいどれほどお粗末な作品なのかと
半分怖いもの見たさのような心境で画面に向かいましたが、観終わった感想としては、
全体として切り捨てられてもやむを得ない作品なのは確かなのですが、
予想以上にドロンが熱演していることもあり、ある程度楽しめるフィルムでした。

本作の監督は本業が哲学者で監督するのはこれが2作目となるベルナール・アンリ・レヴィ。
共演女優には監督の実生活での婦人であるアリエル・ドンバール。
そして若き日のドロンがその仕草を完璧にコピーしていたとされる
(『ロミー・シュナイダー、恋ひとすじに』より)
ハンフリー・ボガードの未亡人であるローレン・バコールが
主人公の影に寄り添うミステリアスな役柄でドロンと初共演しています。
このバコールとドロンとの関係にいまひとつ深みがなく、
せっかくの二人の共演が無駄になってしまったのが残念なところです。

オープニング・タイトルはメキシコの海岸風景をバックに
コール・ポーターの名曲『ナイト・アンド・デイ』が流れる快調なもので、
この後のドラマの展開に大いに期待させられます。
ところがアラン・ドロン扮する引退した映画作家の家に舞台が移ってからはとたんに映画のテンポがゆるくなり、
同時並行で描かれるメキシコの現地の人々の武装反乱の描写もまるでB級アクション映画のようです。
ところどころに出てくる露骨なラブシーンも映画のペースを乱しており、
監督の狙いどころが一体どこにあるのか、正に迷走しています。

そんななかで我らがアラン・ドロンは、人生に絶望しながらも一人の女性と出会い、
新たな船出を決意する主人公をいつものように思い入れたっぷりに演じています。

監督は恐らくドロンのことをよく研究していたのでしょう。
主人公が昔からボクシングの練習を行っていることや、
酒びたりになって妻とその愛人に当り散らしたりする場面を見ていると
ドロンの過去の作品(『真夜中のミラージュ』『若者のすべて』など)
を思い起こさせる効果が十分にあります。
またジャンピエール・カルフォーン演ずるドロンの元秘書だった男の存在も、
『プレステージ』『シネマ』『個人生活』などに出てきた
ドロンを常に冷静にサポートするブレーンたちの忠実な再現でもあります。
またここからはネタバレになってしまいますが、
妻を捨てて新しく運命的に出遭ってしまった女性と共に生きていく決意をしながらも
最後は悲劇に見舞われる主人公というのは正に『高校教師』のダニエレのようです。
(無精ひげを生やしたその姿も)

ドロンの衣装はいつものようにゼニヤを着用しています。
また音楽はモーリス・ジャールが壮大なオーケストレーションを聴かせてくれますが
ややエモーショナルすぎて画面とは不釣合いな場面がいくつかありました。

『エアポート’80』のときもそうでしたが、
映画自体の出来がどんなにトホホなものであっても
製作する側がドロンの魅力をよく考えて作っていることが観客に伝わってくればファンはそれに満足しますし、
それこそがスターというものの実力なのではないかと再認識させられた作品でした。
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D'URBAN (10)

2006-03-11 | CM FILMS
1979年ダーバンCMのスティール写真です。
ドロンの後ろに見えているのは『ナイトヒート』のポスターですので、
この作品を編集している作業中、という設定のようです。

“ロードショー”誌より。
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D'URBAN (9)

2006-03-10 | CM FILMS
最終年度のダーバンCMには、実際に撮影されていながらも、
テレビで公開されなかったものが恐らくあると思うのですが、
これはその映像からのものではないかと思われるスティール写真です。

“ロードショー誌”より。
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『ZORRO』

2006-03-07 | THE SOUNDTRACKS
Zorro (1975)サントラ盤です。
(左上の写真はジャケット写真ではありません。)

『ビッグ・ガン』とほぼ同じスタッフで製作されたこの作品ですが、
音楽はジャンニ・フェリオではなくアンジェリス兄弟が担当しています。

ギターのリズムとメロディが非常に明るくかつ躍動的なゾロのテーマ音楽、
それとは対照的に重厚で悲劇的なメロディで、弾圧される庶民たちを描写した音楽、
ヒーローとヒロインの淡い恋、子供たちのヒーローへの憧れを綴った平和的な曲、

これら大きく分けて3種類のテーマが交互に収録されており、
音楽だけ聴いていても映画の臨場感がよく伝わってくる優れたアルバムです。

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『FRANK RIVA』の画像をリニューアルしました。
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FROM MY NEW SCRAP BOOK (2)

2006-03-05 | THE BRILLIANT PHOTOS
(1)と同じく『チェイサー』のスティール写真です。

“ロードショー誌”より。
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FROM MY NEW SCRAP BOOK (1)

2006-03-04 | THE BRILLIANT PHOTOS
『チェイサー』の後半部分のスティール写真です。

“ロードショー誌”より。
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『POUR LA PEAU D'UN FLIC』(2)

2006-03-03 | THE SOUNDTRACKS
『危険なささやき』より
この映画の様々なシーンで何度も流れてくる曲がこの“ベンソンハースト・ブルース”です。
唄っているのはオスカー・ベントンという人ですが、どういう人かあまり分かりません。
映画に使われた演奏はCD化は恐らくされておらず、現在は写真上の日本盤EPで聴く事ができます。

また演奏が異なるバージョンが下の『ブッシュ・ド・ノエル』のサントラ盤に収録されています。
(この作品は未見ですので、どういう使われ方をしたのかは不明です。)
『危険な~』ではアコースティック・ベースのリズムが印象に残りますが
このバージョンではこれが全てエレクトリック・ベースに替わっておりやや洗練された演奏になっていますが、
ボーカルはより激しくシャッフルを効かせているのが大きな違いです。

またUN FLICでご紹介した“フィルム・ノワール・アンソロジーVOL2”の中に
この曲の作者であるアーティ・キャプラン自身のバージョンによる
“ベンソンハースト・ブルース”がボーナス・トラックとして収録されています。
オスカー・ベントンと声質が良く似ていますが、やや線が細く
バックの演奏もおとなしくまとまっていて不満が残ります。
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