ちょうどロミー・シュナイダーの命日の5月29日、東京のライブハウス銀座TACTにおいて約70名のファンの皆様をお迎えして開催された『アラン・ドロン生誕80年記念祭VOL2 by エテルネル・アラン・ドロン』についてご報告させていただきます。
すでに当日ご参加くださった私のお気に入りブログの管理人のfpd様が以下の記事で詳細なレポートをアップしてくださっていますので、
★映画音楽生演奏を堪能、感動の渦に(「アラン・ドロン祭」で)。 ( その他映画 ) - fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!) - Yahoo!ブログ
私の方はその補足説明あるいは舞台裏などをご紹介させていただきます。
今回のイベントの最初の打合せは、銀座TACT店長の田口様が、毎年企画し神戸で開催するエルヴィス・プレスリーのイベント(http://jocr.jp/event/elvis/)で神戸に来られる日程に合わせて、その前日の3月19日に新神戸ANAクラウンプラザホテルロビー内のティーラウンジにて行いました。
内容としましては前回の振り返りと次のイベント内容についての検討、そしてライブの新曲を私からの希望も入れて6曲程度候補を選定していきました。
翌3月20日神戸の松方ホールで開催されているエルヴィス・プレスリーのイベントにバックバンドとしてご出演されているTACTバンドの皆様の楽屋を表敬訪問し、前回のお礼と次回の依頼を改めて私からも行いました。
4月6日にはロミーの会主催者のイッチ様とJR西明石駅構内の喫茶店でお会いし、次回イベントのグッズ販売の出品を打診。快くご検討いただくこととなりました。
その後田口様と数回のメールをやり取りしながら、新曲が最終的に5曲に絞られ(「危険なささやき」を除外)、それらを含めたライブの曲順をどうするかを私が任されました。
と同時に映像の編集作業に取り掛かり始めました。
バンドのリハーサルに合わせて余裕をもって進めていかねばならなかったのですが、何分本業の仕事の繁忙期と重なったこともあり、直前になってようやく映像が完成してDVDをTACT様に発送するというギリギリセーフの状態でした。
イベントの前日5月28日に東京入りし、夜7時にTACT様を訪問、事前に発送していた私とイッチ様の店頭販売用のグッズの到着の確認、および設置場所の打合せを簡単に済ませてその日は解散となりました。
当日は朝の9時半入り。すでにイッチ様が店内で飾りつけ作業を開始されており、私も養生テープを片手にレコードジャケットを壁に貼り付けているイッチ様を手伝いました。
そのあとバンドの通しのリハーサルが始まりましたので、今度はそこに立ち合い、私のMCの合図をどうするか、映像とバンド演奏開始のタイミングのずれの調整、楽器の音質の確認などを音響のスタッフの方も交えながら細かい修正を施し、いよいよ本番を迎えることとなりました。
開場時間の12時と同時に、外にお並びいただいていたお客様が順番に受付を済ませ店内に入ってこられました。
席を確保したたくさんのお客様が飲み物をご注文されている列を観ながら、今回も皆様にご満足いただけるような盛況な会にしなければいけない、と改めて気を引き締めなおしました。
【1】12時30分開演 オープニング
今回はマツダカペラCM映像集を作成しました。
バックの音楽はCMでも起用されていたVikki MossのHold me closeです。
youtubeにもよく似たものがアップされていますが、ご覧いただいた映像はそれとはまったく別の物です。
【2】アラン・ドロンさんが出演された異色作品の音楽と映像のご紹介
①「泥棒を消せ」より"Once A Thief"(2:12)と"Bad News/Once A thief"(2:06)のメドレー
②「スコルピオ」より"All Fall Down"(4:34)
③「エアポート’80」より"Concorde:Airport79-Suite"(4:56)
④「シネマ」より"Le Piano de Lulu"(1:45)、"La Chandson de Manda"(2:08)及び"Theme de Jurien"(1:17)の3曲のメドレー
⑤「ヌーヴェルヴァーグ」よりDavid Daring "Far Away Lights"(3:42)
①から③はドロンさんが出演したアメリカ映画作品、④は長編テレビドラマ、⑤は珍しいジャンルに起用された作品、というテーマでピックアップしており、それぞれの作品について最後に私から若干のコメントを加えました。
これらの曲が舞台の両端に設置されている超大型のJBLのスピーカーから流れてきますと、その音響効果たるや絶大なもので、家のステレオや車の中で聴いてきたのとは全く違う曲のように感じられ、まるでオーケストラやミュージシャンたちがそこで演奏しているかのような錯覚にとらわれました。
【3】ライブ前半パート
そしていよいよTACTバンドのライブのスタートです。
メンバーを先にご紹介しますと、故ジョニー大倉氏の晩年のバックを演奏していた方々で、
ドラムス渡辺拓様、ベース藤戸孝一様、ギター小林圭吾様、キーボード稲垣剛規様 同じくキーボード安藤公樹様の5名です。
MCは前回と同じく私が担当。
前回もそうなのですが、私は司会業に携わる人たちの発声法を正式に学んでいるわけでもなく、ましてや映画評論家でもありません。
あくまで自分の言葉で語り、ファンの人たちと同じ思いを会場内で共有するというスタンスを保ちながらも、一方でバンド演奏者の方々のプロの技による楽曲の数々をお客様にわかりやすくお伝えするという役割も同時に果たせれるよう心がけました。
まずは新作の"太陽はひとりぼっち"のテーマ音楽、つづいて"ハーフ・ア・チャンス"のエンディング曲(前回はアンコールでご披露した曲)のメドレーで幕を開けました。
アップテンポな曲を続けることによって発生するであろうお客様の興奮を冷ますことのないよう、あえてこの2曲の間にはMCをはさまないようにしました。
また"太陽はひとりぼっち"は原曲に少しベンチャーズ的なアレンジが施されており、終わってからもこの曲が良かったと多くの方からご好評をいただきました。
続いてフランソワ・ド・ルーベの3作品。
以前このブログで「ジェフ」の解説 by 淀川長治 - LE REGARD D'ALAIN DELONをご紹介したことをコメントの中で少しふれました。
続いて今回の新曲"あの胸にもういちど"から"Taken Me To My Lover"ですが、聴いていて心地良さを感じる原曲の良さを完璧に再現していました。
原曲には途中で踏切の遮断機の音、バイクがスタートするエンジン音などの効果音が数秒間挿入されていますが、そこを全てカットしてダイナミックなドラムスの音でスムーズに後半へ繋げていくアレンジがカッコ良すぎます。
【4】トーク・コーナー
ここは会場にお越しくださった皆様同士の交流の場という位置付けで、事前にお願いした数名の方々に舞台の上で簡単なスピーチをいただきました。
まずはイッチ様。なんと来年1月のロミーの会の宣伝用ポスターを早々と作成されて皆様にご披露。
さらに「さすらいの狼」の写真を使ったオリジナルTシャツ・プレゼントのじゃんけん大会が急きょ行われました。
つづいて私のブログに以前から要所要所にコメントを投稿くださっていて今回初めてお目にかかることができた舞輪様に、TOMO様のご推薦もあって壇上に上がっていただき、ご自身のファン歴や「お嬢さんお手やわらかに!」を劇場で初めて観たときの印象、今はこの作品がYoutubeでスペイン語版が観れることなどの情報もお話しくださいました。
またTOMO様のサイトと私のブログが近年のドロンさんの情報源であったというお褒めの言葉も頂戴し恐縮いたしました。
つづいてドロンさんとのパリのホテルでのディナーショーのツアーにほぼ毎回参加し、ドロンさんとのツーショット写真をご披露くださったご婦人にドロンさんへの想いを熱く語っていただきました。
最後に今回初めてお目にかかったfpd様と徳様にペアで壇上に上がっていただきそれぞれお話しをいただきました。
ブログを始めてから10年近く経過し、その間ジュリアン様、ブロンディー様、GH字幕様、イッチ様、徳様そしてTOMO様などオンライン上でしか知らなかった人たちとのリアルな交流が生まれましたが、よもやfpd様ともこうやってお目にかかれることになろうとは思いもよりませんでした。
【5】ライブ後半パート
後半1曲目は私からのリクエスト曲"レッド・サン"。
カスタネットの音とベース、ドラムス、ストリングス、のアンサンブル、やがてオンドマルトノが主旋律を奏でる初めの数秒間の完璧な再現に感動させられました。
ジャン・ギャバン共演作の演奏が3作品続いた後の5曲目も今回の新曲"個人生活"。
原曲のゴージャスでノスタルジックなビッグバンドジャズのグルーブと、それに被さるステファン・グラッペリのバイオリンソロをどうやって再現できるか、その難易度の高さに挑戦してこられたバンドの皆さんに対してこれまで以上に尊敬の念を抱きました。
演奏が終わった後にもう一度お客様に改めてバンドへの拍手をお願いしたのは、私のこの気持ちがそうさせたものです。
その後「王道作品」が続き、全ての曲が終わった後にアンコール曲として今回のもう1曲の新曲"冒険者たち(口笛付きバージョン)"が演奏されました。
これは実は今回のライブの最大の目玉として最後にご紹介したいと思いました。
前回は口笛の音色をサンプリングできない為に断念していたのですが、今回はベースの藤戸孝一様が口笛を吹くことでようやく実現の運びとなりました。
誤解のないように書きますが、原曲のドルーベ自身の口笛をそのまま再現する作業というのは、もちろん下手ではいけませんが、逆に上手すぎてもいけません。ほどよい素人感が滲み出るような"味"が必要なのですが、藤戸様が発する音色には極めてそれに近い"味"が再現されていたと思います。
【6】エンディングについて
ここまで順調に進行してきたのですが最後に大きな不手際が発生してしまいました。
エンディング映像は前回以上のものは考えつかず、同じものでいいと考えておりましたが、なんと用意したDVDにその映像が入っていませんでした。
準備万端で臨んていたつもりでしたが、私の不手際によるハプニングが最後の最後で発生してしまい、非常に反省しております。
次回はかかることのないように気を引き締めて準備してまいります。
【補足】当日会場に流れていたBGMについて
今回私の方で別途CDを作成してまいりました。
お気づきの方もいらっしゃったかもしれませんがLIVEがインストゥルメンタルばかりなので、ドロンさんはじめ歌手のボーカル入りのサントラ主題曲だけを集めました。
ライブが終了後このCDを5枚だけですが、ご希望の方々にプレゼントさせていただきました。
(なおCDの動作確認ができておりませんでしたので、もしお持ち帰りの方で再生に不具合などありましたらお知らせください。交換させていただきます。)
以上大変長文となりましたが、これでイベント報告を終了とさせていただきます。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
次回は11月6日(日)、銀座TACTにて、また皆様お会いしましょう。
すでに当日ご参加くださった私のお気に入りブログの管理人のfpd様が以下の記事で詳細なレポートをアップしてくださっていますので、
★映画音楽生演奏を堪能、感動の渦に(「アラン・ドロン祭」で)。 ( その他映画 ) - fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!) - Yahoo!ブログ
私の方はその補足説明あるいは舞台裏などをご紹介させていただきます。
今回のイベントの最初の打合せは、銀座TACT店長の田口様が、毎年企画し神戸で開催するエルヴィス・プレスリーのイベント(http://jocr.jp/event/elvis/)で神戸に来られる日程に合わせて、その前日の3月19日に新神戸ANAクラウンプラザホテルロビー内のティーラウンジにて行いました。
内容としましては前回の振り返りと次のイベント内容についての検討、そしてライブの新曲を私からの希望も入れて6曲程度候補を選定していきました。
翌3月20日神戸の松方ホールで開催されているエルヴィス・プレスリーのイベントにバックバンドとしてご出演されているTACTバンドの皆様の楽屋を表敬訪問し、前回のお礼と次回の依頼を改めて私からも行いました。
4月6日にはロミーの会主催者のイッチ様とJR西明石駅構内の喫茶店でお会いし、次回イベントのグッズ販売の出品を打診。快くご検討いただくこととなりました。
その後田口様と数回のメールをやり取りしながら、新曲が最終的に5曲に絞られ(「危険なささやき」を除外)、それらを含めたライブの曲順をどうするかを私が任されました。
と同時に映像の編集作業に取り掛かり始めました。
バンドのリハーサルに合わせて余裕をもって進めていかねばならなかったのですが、何分本業の仕事の繁忙期と重なったこともあり、直前になってようやく映像が完成してDVDをTACT様に発送するというギリギリセーフの状態でした。
イベントの前日5月28日に東京入りし、夜7時にTACT様を訪問、事前に発送していた私とイッチ様の店頭販売用のグッズの到着の確認、および設置場所の打合せを簡単に済ませてその日は解散となりました。
当日は朝の9時半入り。すでにイッチ様が店内で飾りつけ作業を開始されており、私も養生テープを片手にレコードジャケットを壁に貼り付けているイッチ様を手伝いました。
そのあとバンドの通しのリハーサルが始まりましたので、今度はそこに立ち合い、私のMCの合図をどうするか、映像とバンド演奏開始のタイミングのずれの調整、楽器の音質の確認などを音響のスタッフの方も交えながら細かい修正を施し、いよいよ本番を迎えることとなりました。
開場時間の12時と同時に、外にお並びいただいていたお客様が順番に受付を済ませ店内に入ってこられました。
席を確保したたくさんのお客様が飲み物をご注文されている列を観ながら、今回も皆様にご満足いただけるような盛況な会にしなければいけない、と改めて気を引き締めなおしました。
【1】12時30分開演 オープニング
今回はマツダカペラCM映像集を作成しました。
バックの音楽はCMでも起用されていたVikki MossのHold me closeです。
youtubeにもよく似たものがアップされていますが、ご覧いただいた映像はそれとはまったく別の物です。
【2】アラン・ドロンさんが出演された異色作品の音楽と映像のご紹介
①「泥棒を消せ」より"Once A Thief"(2:12)と"Bad News/Once A thief"(2:06)のメドレー
②「スコルピオ」より"All Fall Down"(4:34)
③「エアポート’80」より"Concorde:Airport79-Suite"(4:56)
④「シネマ」より"Le Piano de Lulu"(1:45)、"La Chandson de Manda"(2:08)及び"Theme de Jurien"(1:17)の3曲のメドレー
⑤「ヌーヴェルヴァーグ」よりDavid Daring "Far Away Lights"(3:42)
①から③はドロンさんが出演したアメリカ映画作品、④は長編テレビドラマ、⑤は珍しいジャンルに起用された作品、というテーマでピックアップしており、それぞれの作品について最後に私から若干のコメントを加えました。
これらの曲が舞台の両端に設置されている超大型のJBLのスピーカーから流れてきますと、その音響効果たるや絶大なもので、家のステレオや車の中で聴いてきたのとは全く違う曲のように感じられ、まるでオーケストラやミュージシャンたちがそこで演奏しているかのような錯覚にとらわれました。
【3】ライブ前半パート
そしていよいよTACTバンドのライブのスタートです。
メンバーを先にご紹介しますと、故ジョニー大倉氏の晩年のバックを演奏していた方々で、
ドラムス渡辺拓様、ベース藤戸孝一様、ギター小林圭吾様、キーボード稲垣剛規様 同じくキーボード安藤公樹様の5名です。
MCは前回と同じく私が担当。
前回もそうなのですが、私は司会業に携わる人たちの発声法を正式に学んでいるわけでもなく、ましてや映画評論家でもありません。
あくまで自分の言葉で語り、ファンの人たちと同じ思いを会場内で共有するというスタンスを保ちながらも、一方でバンド演奏者の方々のプロの技による楽曲の数々をお客様にわかりやすくお伝えするという役割も同時に果たせれるよう心がけました。
まずは新作の"太陽はひとりぼっち"のテーマ音楽、つづいて"ハーフ・ア・チャンス"のエンディング曲(前回はアンコールでご披露した曲)のメドレーで幕を開けました。
アップテンポな曲を続けることによって発生するであろうお客様の興奮を冷ますことのないよう、あえてこの2曲の間にはMCをはさまないようにしました。
また"太陽はひとりぼっち"は原曲に少しベンチャーズ的なアレンジが施されており、終わってからもこの曲が良かったと多くの方からご好評をいただきました。
続いてフランソワ・ド・ルーベの3作品。
以前このブログで「ジェフ」の解説 by 淀川長治 - LE REGARD D'ALAIN DELONをご紹介したことをコメントの中で少しふれました。
続いて今回の新曲"あの胸にもういちど"から"Taken Me To My Lover"ですが、聴いていて心地良さを感じる原曲の良さを完璧に再現していました。
原曲には途中で踏切の遮断機の音、バイクがスタートするエンジン音などの効果音が数秒間挿入されていますが、そこを全てカットしてダイナミックなドラムスの音でスムーズに後半へ繋げていくアレンジがカッコ良すぎます。
【4】トーク・コーナー
ここは会場にお越しくださった皆様同士の交流の場という位置付けで、事前にお願いした数名の方々に舞台の上で簡単なスピーチをいただきました。
まずはイッチ様。なんと来年1月のロミーの会の宣伝用ポスターを早々と作成されて皆様にご披露。
さらに「さすらいの狼」の写真を使ったオリジナルTシャツ・プレゼントのじゃんけん大会が急きょ行われました。
つづいて私のブログに以前から要所要所にコメントを投稿くださっていて今回初めてお目にかかることができた舞輪様に、TOMO様のご推薦もあって壇上に上がっていただき、ご自身のファン歴や「お嬢さんお手やわらかに!」を劇場で初めて観たときの印象、今はこの作品がYoutubeでスペイン語版が観れることなどの情報もお話しくださいました。
またTOMO様のサイトと私のブログが近年のドロンさんの情報源であったというお褒めの言葉も頂戴し恐縮いたしました。
つづいてドロンさんとのパリのホテルでのディナーショーのツアーにほぼ毎回参加し、ドロンさんとのツーショット写真をご披露くださったご婦人にドロンさんへの想いを熱く語っていただきました。
最後に今回初めてお目にかかったfpd様と徳様にペアで壇上に上がっていただきそれぞれお話しをいただきました。
ブログを始めてから10年近く経過し、その間ジュリアン様、ブロンディー様、GH字幕様、イッチ様、徳様そしてTOMO様などオンライン上でしか知らなかった人たちとのリアルな交流が生まれましたが、よもやfpd様ともこうやってお目にかかれることになろうとは思いもよりませんでした。
【5】ライブ後半パート
後半1曲目は私からのリクエスト曲"レッド・サン"。
カスタネットの音とベース、ドラムス、ストリングス、のアンサンブル、やがてオンドマルトノが主旋律を奏でる初めの数秒間の完璧な再現に感動させられました。
ジャン・ギャバン共演作の演奏が3作品続いた後の5曲目も今回の新曲"個人生活"。
原曲のゴージャスでノスタルジックなビッグバンドジャズのグルーブと、それに被さるステファン・グラッペリのバイオリンソロをどうやって再現できるか、その難易度の高さに挑戦してこられたバンドの皆さんに対してこれまで以上に尊敬の念を抱きました。
演奏が終わった後にもう一度お客様に改めてバンドへの拍手をお願いしたのは、私のこの気持ちがそうさせたものです。
その後「王道作品」が続き、全ての曲が終わった後にアンコール曲として今回のもう1曲の新曲"冒険者たち(口笛付きバージョン)"が演奏されました。
これは実は今回のライブの最大の目玉として最後にご紹介したいと思いました。
前回は口笛の音色をサンプリングできない為に断念していたのですが、今回はベースの藤戸孝一様が口笛を吹くことでようやく実現の運びとなりました。
誤解のないように書きますが、原曲のドルーベ自身の口笛をそのまま再現する作業というのは、もちろん下手ではいけませんが、逆に上手すぎてもいけません。ほどよい素人感が滲み出るような"味"が必要なのですが、藤戸様が発する音色には極めてそれに近い"味"が再現されていたと思います。
【6】エンディングについて
ここまで順調に進行してきたのですが最後に大きな不手際が発生してしまいました。
エンディング映像は前回以上のものは考えつかず、同じものでいいと考えておりましたが、なんと用意したDVDにその映像が入っていませんでした。
準備万端で臨んていたつもりでしたが、私の不手際によるハプニングが最後の最後で発生してしまい、非常に反省しております。
次回はかかることのないように気を引き締めて準備してまいります。
【補足】当日会場に流れていたBGMについて
今回私の方で別途CDを作成してまいりました。
お気づきの方もいらっしゃったかもしれませんがLIVEがインストゥルメンタルばかりなので、ドロンさんはじめ歌手のボーカル入りのサントラ主題曲だけを集めました。
ライブが終了後このCDを5枚だけですが、ご希望の方々にプレゼントさせていただきました。
(なおCDの動作確認ができておりませんでしたので、もしお持ち帰りの方で再生に不具合などありましたらお知らせください。交換させていただきます。)
以上大変長文となりましたが、これでイベント報告を終了とさせていただきます。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
次回は11月6日(日)、銀座TACTにて、また皆様お会いしましょう。