LE REGARD D'ALAIN DELON

アラン・ドロンさんの魅力を探ります。

アラン・ドロン映画祭 3月26日(土)上映作品 【2】「高校教師」 作品紹介文

2016-02-07 | 生誕記念イベント
イタリアの港町リミニを舞台に、高名な貴族の家の末裔であるにもかかわらず、
過去の“ある事件”が原因で生家から離れ、教師をしながら夜毎ギャンブルや酒場で金を浪費し、
妻との関係にもずっと隙間風が吹いている、という複雑な境遇の主人公を、
アラン・ドロンが哀愁に満ちた奥深い人物として演じきった1972年の作品。

監督が初めマストロヤンニにオファーして断られた役をドロンが脚本を読んで気に入り、製作まで関わることになった。
メイナード・ファーガソンのトランペットの音色が耳に焼き付いて離れない主題曲が出色。
ドロンは2007年に来日して出演したテレビ番組"SMAPxSMAP"の中で、自身のベスト5のうちの1本にこの作品をあげている。
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アラン・ドロン映画祭 3月26日(土)上映作品 【1】「太陽がいっぱい」 作品紹介文

2016-02-04 | 生誕記念イベント
主人公の貧しい青年トム・リプレイが、金持ちの親友フィリップを殺害して彼に成りすまし、全ての彼の財産、恋人までをも自分のものにしようとする。

この野心的な若者を演じたアラン・ドロンはその一世一代の名演技によって瞬く間に世界中の映画ファンに知れ渡ることになった。
ドロンはこの後も「表と裏の二つの顔をもつ男」という役柄を繰り返し演じていくことになる。

監督のルネ・クレマンの演出は全ての場面に綿密な計算が行き渡っており、アンリ・ドカエの撮影も息をのむほどに美しい。
ニーノ・ロータの主題曲も後世に残る映画音楽のスタンダードとなった。
メインタイトルは後に007を担当するモーリス・ビンダーが手掛けている。
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【告知】今後のイベント予定について

2016-02-02 | 生誕記念イベント
あっという間に1月が終わり2月を迎えました。

先日のロミー・シュナイダーのイベントのご挨拶の中でもお話ししましたが、
今後のアラン・ドロンさん関連のイベントについてここにご案内させていただきます。

まずは
来月になりますが
3月26日の土曜日、東京の中央区立日本橋公会堂におきまして、ドロンさんの映画作品2作の上映会を開催します。

上映作品は
『太陽がいっぱい』と『高校教師』の2本立てとなります。

前者はこれまでもいろいろな形で上映会が開催されてきておりますが、
後者を大きなスクリーンで鑑賞できる機会というのは非常に珍しいのではないかと思っております。

続きまして
5月29日(日)に東京のライブハウス銀座TACT(タクト)におきまして、
昨年11月8日の『アラン・ドロン生誕80年記念祭』の第2弾を開催する運びとなりました。

ただし昨年11月8日のイベントと同じ内容になってしまっては意味がありませんので、
前回前後編併せて約45分間上映された映像を減らし、
ライブ演奏のセットリストを数曲追加し、拡大版のライブとしてさらに充実させたいと考えております。

また前回はどちらかというと開催者側からの映像と音楽のご提供にほとんど終始しましたので、
今回は参加いただく方々との交流を深める場にしていきたいと考えております。

以上取り急ぎご報告まで。
また詳しい内容が決まりましたら、こちらの方でご案内させていただきます。

皆様、よろしくご参加ご検討のほどお願い申し上げます。



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