LE REGARD D'ALAIN DELON

アラン・ドロンさんの魅力を探ります。

Prix du Quai des Orfèvres 2017

2016-11-17 | BELMONDO
11月15日パリで"Prix du Quai des Orfèvres 2017"の授与式にドロンさんとベルモンドがそろって出席されたニュースが出ています。

Belmondo et Delon : complices au 36, Quai des Orfèvres

Alain Delon et Jean-Paul Belmondo : Deux amis réunis devant Alice Taglioni

偶然とはいえ、この前のイベントでベルモンドとの共演作について取り上げたばかりのタイミングで、このような公の場での二人の元気そうな姿を観ることができて感慨深いものがあります。


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Happy Birthday, Bebel.

2013-04-09 | BELMONDO
今日はジャン・ポール・ベルモンドの80歳の誕生日です。

ドロンさんより2歳年上の彼も大病を患って以降、昔のようなタフガイの姿をスクリーンで観ることは叶いませんが、
それでも今年は新作映画の企画もあるようで、まだまだこれからも現役で活躍して欲しいスターです。

写真は2008年のパリマッチ誌より、
昨年『アーティスト』で見事オスカー主演男優賞を受賞したジャン・デュジャルダンと
"Un homme et son chien"で共演した際の撮影中ののスナップです。

短いシーンでしたがこの二人がこの作品で共演していた、という事実も今となっては貴重なことですね。
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PARIS MATCH du19 au 25 mai 2011

2011-05-31 | BELMONDO
パリ・マッチ先々週号が本日我が家に届きました。

先日のカンヌ映画祭に帰還したベルモンドのインタビュー記事を含んだ特集記事がありました。
添付画像のようにヘリコプターでカンヌ上空を飛ぶベルモンドをとらえて、
まるで昔の彼の出演映画の場面を再現するかのような演出がいいですね。
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Un homme et son chien

2009-10-04 | BELMONDO
ジャンポール・ベルモンドの最新主演作"Un homme et son chien (2008)"(=「男と犬」)をご紹介します。

この作品は日本未公開のイタリア映画「Umberto D.」のリメイク作品で、
ベルモンドにとっては2000年の“Les Acteurs”以来久々の映画復帰作品となります。

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【あらすじ】

ベルモンドが扮するのは元大学教授の孤独な老人シャルル。
人生に挫折し、今はパリのアパルトマンに愛犬(名前はない)と共に一人暮らし。
年金改正を訴えるデモに参加するも群衆の波の中で傷を負い、
ようやく部屋に帰ってくると大家の女主人から部屋を出ていってほしいと懇願される。
この女主人は亡くなった親友の未亡人で、近々再婚することになったという。

住み込みの若いお手伝いの女性に慰められながら部屋を出て行こうとするも、
先のデモで傷つけられたけがの回復が思わしくなく、
女主人の再婚相手の医師(監督のフランシス・ユステール)の手配で入院することになる。

病院で同室となった隣のベッドの男には家族(ニコール・カルファン)らが見舞いに来るが、
そんな喧騒状態にうんざりしながらもやがてその男は静かに亡くなってしまう。
住み込みの女性に預けていた愛犬と一緒に彼女が見舞いに訪れてきて彼女の身の上話を聞くうちに
ほのかな愛情のような気持ちが芽生える。

退院後愛犬の待つアパートメントに帰ると彼が住んでいた部屋は女主人によって改装工事中で、
作業人(ジャン・デジャルダン)が目を離したすきに犬は出て行ってしまったという。
野犬を集めて飼育している場所まで愛犬を探しにタクシーに乗って向うが、
ポーランドから出稼ぎに来ている運転手(ダニエル・オルブリフスキー)と
一緒に仕事をしている息子は車の中で口論ばかり。

ようやく着いた犬の預かり場の主人に冷たくあしらわれるが、
横で事情を聞いた若い妻(故ロミー・シュナイダーの娘サラ・ビアシーニ)が
主人をさえぎって親切に対応してくれる。
そして彼女のおかげで愛犬と再会できたシャルルは愛犬をそっと抱き締める。

アパートを出たシャルルと愛犬は行くあてもなくパリの街をさまよいながら、
時に昔の友人(ピエール・モンディ)に偶然にバス停で一緒になったり、
ホームレスの男たち(ジョルジュ・ジレ、ロベール・オッセン)が集う場所で食事をしたりと、
様々な人々とすれ違っていくことになるが、決してそれ以上に関係が発展することはない。

孤独にさいなまれながら将来の行く末に絶望したシャルルは、
愛犬を街で出会った少女に譲ろうとするが、少女の母親にたしなめられる。
もはや生きる希望を失ったシャルルは愛犬を置いて一人姿を消す。
シャルルがいないことに気付いた愛犬は必死になって彼の行方を追う。
ようやく見つけたシャルルの鞄、それは電車の線路の上にあった。
正面から向かってくる電車に相対して静かに立っているシャルルを発見した愛犬は
彼を止めようと必死に吠え続けるが・・・・

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フランス映画らしい静かな流れとパリの街並み、俳優たちの上質な演技を楽しめる名作です。

豪快でユーモアたっぷりのタフガイを演じ続けてきたベルモンドのファンにとって
このような役柄での彼に映画で再会することになろうとは
『ハーフ・ア・チャンス』の頃から考えれば全く想像できないことでした。
しかしこの作品のベルモンドに違和感はありません。
それは彼自身が大病を患い、回復後もリハビリ活動を続けてきたこと、
そしてそこから立ち上がってもう一度スクリーンに帰ろうとした彼の心意気を知っているからです。

彼の帰還を祝うかの如く、この作品では数多くの有名俳優がカメオ出演して画面を豪華なものにしていますが、
とりわけ感慨深いのが故ロミー・シュナイダーの娘サラ・ビアシーニの登場です。
彼女の話し方、声色、目線は亡くなった母親そっくりで、ロミーがまるでよみがえったかのようです。

またこの作品の監督は、出演も兼ねているフランシス・ユステールですが、
彼をスクリーンで初めて見たのがクロード・ルルーシュ監督の大作『愛と哀しみのボレロ』Les uns et les autres (1981)でした。
本作にはその『ボレロ』の主要キャストだったロベール・オッセンやダニエル・オルブリフスキーも出演し、
(同じ画面に登場することはありませんが)一種の同窓会のような雰囲気も楽しめます。

ドロンさんは以前出演したテレビ番組の中でこの映画の映像を観て涙し、
ベルモンドのこんな姿は見たくないと発言していましたが、
それは彼のベルモンドに対する深い友情の印でしょう。
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À son appartement (3)

2009-07-25 | BELMONDO
ベルモンドのアパルトマン、今回は寝室です。

床、壁、おそらく天井も白一色にまとめられ、
壁面の絵画やリネン、電話も白、オーディオ機器もシルバー系と、
モダンインテリアで統一された生活色のない空間ですが、
そこでにこやかに笑っているベルモンドがなぜかとてもフィットしています。
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À son appartement (2)

2009-07-24 | BELMONDO
ベルモンドのアパルトマン、今度は別の角度からの写真です。
何と彼の背後に『ピエロ・ル・フ』のポスターが飾られているのが見えます。
ゴダールと決別したはずのベルモンドですが、こうやって作品には愛着を持っているのですね。

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À son appartement (1)

2009-07-22 | BELMONDO
これは90年代前半ごろかと思われますが、
パリの自宅でくつろぐベルモンドの写真です。

壁際の戸棚に並べられた映画のビデオテープに目が行きますが、
メルヴィル監督作品の『フェルショー家の長男』のポスターにも注目です。
自身の出演作のポスターを部屋に飾るということはよほど愛着があるのでしょう。

そういえばドロンさんはこのように主演作のポスターを部屋に飾ることは
あまりなさっていなかったような気がします。
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Chevalier de la Légion d'Honneur

2009-07-22 | BELMONDO
1979年に46歳の若さでフランスのレジオンドヌール勲章を授与された
ベルモンドの晴れの場にゲストとして訪れたドロンさんや映画界の仲間たち、
そしてベルモンドのご両親の写真です。

ドロンさんが心から祝福している様子が写真から伝わってきます。
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La puce à l'oreille

2009-07-22 | BELMONDO
1996年のパリマッチ誌より、
今回はベルモンドの舞台"La puce à l'oreille"の初日に訪れたゲストたちとの特集記事です。
ゲストの中にはドロンさんの姿も見られ他のゲストとの写真が紹介されています。

ベルモンドと一緒に写っているのはクラウディア・カルディナーレとベアトリス・ダルです。
ベルモンドとカルディナーレは「ラ・スクムーン」での共演が印象に残っています。
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『UN HOMME ET SON CHIEN』

2009-01-18 | BELMONDO
ベルモンドの映画最新作『UN HOMME ET SON CHIEN』のサントラ盤です。

音楽を担当しているのはPhilippe Rombiですが、私は彼についてよく知りません。
Imdbを見ますと90年代後半から活躍している作曲家のようです。


映画の予告編にも流れていたので耳にされた方もいらっしゃるかと思いますが、
もう言葉がありません。あまりにも素晴らしい映画音楽です。
ジャン・ポール・ベルモンドという大スターの奇跡の復活を祝うかのごとく、
全編に亘って美しくかつ暖かいメロディーで埋め尽くされています。
しかも決して高らかではなく、控えめ、かつ芳醇に、
いつまでも聴いていたい音楽とはこのような音楽のことを言うのでしょう。

この感動的な音楽が流れる『UN HOMME ET SON CHIEN』という映画、
きっと名作に違いありません。
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LE CLAN BELMONDO

2009-01-17 | BELMONDO
今月14日からいよいよフランスで映画復帰作"Un homme et son chien"が公開された
ジャン・ポール・ベルモンドの特集記事が掲載された仏雑誌VSDより。

上はベルモンドの息子ポール・ベルモンドと彼の息子たち(ジャン・ポールの孫たち)との写真です。
左下はその最新作に出演している故ロミー・シュナイダーの一人娘のサラ・ピアシーニとのスナップ、
そして右下はベルモンドの新しいパートナーであるバーバラさんとの仲むつまじい写真です。

ベルモンドとポール親子は前妻のナティとの確執により絶縁状態であったのが、
二人の離婚によって再び関係が修復されたと書かれています。
ドロンさんとアントニーとの複雑な親子関係にも似た
ベルモンド親子の現在の穏やかな光景を見ていますとなぜかしら安心させられます。

ベルモンドと故ロミー・シュナイダーとの間にはこれまで共演作はなく、
ここにきて彼女の娘との映画での共演というのも非常に感慨深いものがあります。
この映画にはフランス映画界の錚々たる顔ぶれが大挙としてゲスト出演しているようで
彼女もどれほどの出演場面があるのかは定かではありませんが、
たとえワン・シーンでもベルモンドと絡む場面があるとすれば
フランス映画界にとって歴史的なものになるのではないかと思います。
きっとドロンさんもこの共演を喜んでいらっしゃると思います。
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Un homme et son chien

2008-12-09 | BELMONDO
アラン・ドロンさんの永年のライバルで親友でもある
ジャン・ポール・ベルモンドの映画最新作"Un homme et son chien"
のオフィシャル・サイトを発見しました。
     ↓
Un homme et son Chien, Site Officiel

ベルモンドのしっとりとした演技が観れそうな感じです。
IMDBには本作のキャストの中にアントニー・ドロンの名前が見られたのですが、
この公式サイトには残念ながら名前は見られませんでした。
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