アラン・ドロンさんの最新のインタビューが掲載されている
今年創刊されたフランスのペット専門雑誌"Doggy"誌です。
ドロンさんはこの最新のインタビューの中で犬に対する思いを熱く語っています。
今回から数回に亘ってこのインタビューの翻訳文をお届けします。
まずは取材を担当した同誌の記者Eric Romain氏の冒頭の文章です。
ドロンさんの人柄について私も共感する部分が多々ありました。
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「アラン・ドロン ドゥーシー、そこは彼と犬たちの楽園」
アラン・ドロンが犬のことを大好きであることは私はいつも知っていた。
アラン・ドロン、彼は私たちの時代と共に生きる最後の映画スターである。
彼はインドシナ戦争に海兵隊として従軍して帰国した後、
22歳で映画スターとしてのキャリアをスタートした。
彼は今や生きる伝説の人である、
だが同時に他人からは迷惑がられる性質をも兼ね備えている。
なぜなら彼は常人とは違うからだ。
ある朝、私は彼に手紙を書いた。
直観的に彼はイエスと言ってくれるだろうと私は思っていた。
数日後、彼の魅力的な秘書であるローレンスから電話があり、
彼がインタビューに応じDoggy誌の表紙を飾ることにOKを出したことを告げてくれた。
初対面の私に対して彼はとても明るく親切で思いやりのある人物であった。
さらに彼は話しをすることが好きで、知的で感受性の強い人物でもあった。
私たちは夕方5時の予定時間通りに会い、共にコーヒーを飲みながら、
そしてお互いに笑いながら、写真撮影の準備を整えてインタビューは開始された。
彼に対してどんな質問をするべきかといった心配は無用であった。
彼は私の質問に対して、決して紋切り型ではなく、率直に回答を述べ、
常に細かいことにまで気を配るその姿は紛れもなく偉大な人物であった。
このインタビューを読むことで皆様は知ることができるでしょう。
彼の慣れ親しんだ家のあるドゥーシーがどんな場所か、
彼に従う犬たちへの情熱がどれほどのものかを。
さらに彼は私にこんなことを教えてくれた。
彼にとって幸運をもたらす数字は「3」なのだと。
正にアラン・ドロンはDoggy誌の創刊第3号の登場となったのだ。
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