LE REGARD D'ALAIN DELON

アラン・ドロンさんの魅力を探ります。

FROM MY NEW SCRAP BOOK (74)

2012-04-29 | THE BRILLIANT PHOTOS
皆様はゴールデン・ウィークいかがお過ごしでしょうか?
9連休をどこか旅行に行かれているか、あるいは家で日頃できなくて溜め込んだ資料の整理に当たっているか、
私はもちろん後者なのですが(涙)、せっかくですので今日からGW明けまで毎日珍しい写真の数々をまとめて蔵出し、
といってみたいと思います。

第1回目はドロンさんとクラウディア・カルディナーレのツーショット写真。
この二人はいつ見ても仲がいいですね。

『山猫』の回顧上映の会場での記念写真のようですが、
それにしてもバックの巨大なポスターに描かれたドロンさんの顔が似てなさすぎで笑ってしまいます。

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10:30 P.M. Summer

2012-04-29 | ROMY
『夏の夜の10時30分』主演トリオのスチール写真です。

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10:30 P.M. Summer

2012-04-29 | ROMY
5月29日に没後30周年を迎えることになるロミー・シュナイダー。
最近ジュリアン様が怒とうのごとく作品紹介を連発されていたことに影響を受けまして私からはこの作品をご紹介します。

マルグリッド・デュラスの原作を彼女自身が共同脚本に参加し、
ギリシアのジュールズ・ダッシン監督が演出を担当、監督夫人のメリナ・メルクーリが主演、
ピーター・フィンチが共演したアメリカ、フランス合作映画『夏の夜の10時30分』です。

ここでのロミーはピーター・フィンチとメリナ・メルクーリ演じる中年夫婦の娘の友達という役柄で、
彼ら一家のスペイン旅行に同行し、夫妻の間に入り込む、やや小悪魔的な女性を演じています。
フィンチとロミーはどうやらいい仲らしいことが冒頭の車の中でのやりとりから感じられますが、
メリナは次第にこの二人に関する妄想を増幅させていき、果てはとんでもない行動に走っていきます。

スペインを舞台にそんな3人の運命を娯楽性を交えながら高度な映画的な技法を駆使して描いていきますが、
ラストの余韻などは『太陽はひとりぼっち』を彷彿とさせる都市の中の孤独を印象付けるものとなっています。

そしてこの作品での当時28歳のロミーの演技は若き女性の美貌を強く押し出した極めて刺激的なもので、
特にフィンチ(当時50歳)とのラブシーン(ただしこれは妻の妄想の中)では彼女の他の作品以上に官能的です。
この年の離れた男性との恋愛模様というのは、当時のロミーの実生活上でのパートナーであった
ハリー・マイエン氏との関係を映画公開時の観客たちは連想させられたのではないかとも思われ、
それがさらにこの映画でのロミーの魅力を引き立てているようにも感じ取れました。

現時点では国内盤DVDは発売されてはいませんが、ロミーのファンは必見の作品です。

10:30 pm summer - Romy Schneider (Shower Scene)
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