海外、特にフランスでのアラン・ドロンさんに関する書籍というのは日本に比べて意外に少ないのですが、
おそらく現在のところ情報量の豊富さでは世界一といえるのが本日ご紹介するこの"album photos alain DELON"でしょう。
1982年に発売されたこの本は全156ページに亘ってそれまで出演した全作品のスチール写真の数々が年代順に並べられ、
また作品ごとの出演者、スタッフ、ストーリーの紹介から関係者の証言を交えた解説文にいたるまで、
その内容の充実さから言って単なる書籍というよりはむしろドロンさんに関する百科事典といっても過言ではありません。
残念ながら現在は販売されておらず、(時折ebayで出品されることがあります。)
1982年の時点では『最後の標的』までの作品が紹介されていますが、
それ以降の作品についても加筆された完全版の発売を望みたいところです。
この本の著者はPhilippe Barbierさんという方で、
昨年にはドロンさんとロミーさんに関する素晴らしい本
Delon-Romy, ils se sont tant aimesも出版されています。
先日ひょんなことからこのPhilippe Barbierさんと直接メール交換をする機会を持つことができました。
以前からTomo様を通じて私のブログをご覧いただいていたとのことで恐縮した次第です。
(Tomo様、ありがとうございました。)
Philippe Barbierさんはどこかドロンさんにも通じるような大変ジェントルマンな方で、
先日このブログに載せてもOKとのことで数枚の写真を私宛にお送りいただきました。
次回から数回に分けてご紹介したいと思います。