LE REGARD D'ALAIN DELON

アラン・ドロンさんの魅力を探ります。

Philippe Barbier Collection (2)

2010-06-28 | Philippe Barbier Collection
Philippe Barbierさんからお送りいただいた写真より

前回と同じテレビ番組でのドロンさんとPhilippe Barbierさんです。
大きな仕事を終えてドロンさんからねぎらいの言葉をかけてもらったのでしょうか。
きっと充実した時間だったことと思います。
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Philippe Barbier Collection (1)

2010-06-28 | Philippe Barbier Collection
Philippe Barbierさんからお送りいただいた写真より

まずは昨年のドロンさんとロミー・シュナイダーの写真集発売を特集したテレビ番組"Vivement Dimanche du 15 mars 2009"
にご出演されたドロンさんと出版に携わったスタッフの方々との記念写真です。
ドロンさんの向かって左側にいらっしゃるのがPhilippe Barbierさんです。

私はこの写真のように両手で本を抱きかかえるポーズを取って、
周りの人たちへの感謝の意を言葉以上に表現するドロンさんの何気ない素振りに注目してしまいます。
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album photos alain DELON

2010-06-27 | THE BOOKS
海外、特にフランスでのアラン・ドロンさんに関する書籍というのは日本に比べて意外に少ないのですが、
おそらく現在のところ情報量の豊富さでは世界一といえるのが本日ご紹介するこの"album photos alain DELON"でしょう。
1982年に発売されたこの本は全156ページに亘ってそれまで出演した全作品のスチール写真の数々が年代順に並べられ、
また作品ごとの出演者、スタッフ、ストーリーの紹介から関係者の証言を交えた解説文にいたるまで、
その内容の充実さから言って単なる書籍というよりはむしろドロンさんに関する百科事典といっても過言ではありません。

残念ながら現在は販売されておらず、(時折ebayで出品されることがあります。)
1982年の時点では『最後の標的』までの作品が紹介されていますが、
それ以降の作品についても加筆された完全版の発売を望みたいところです。

この本の著者はPhilippe Barbierさんという方で、
昨年にはドロンさんとロミーさんに関する素晴らしい本Delon-Romy, ils se sont tant aimesも出版されています。 

先日ひょんなことからこのPhilippe Barbierさんと直接メール交換をする機会を持つことができました。
以前からTomo様を通じて私のブログをご覧いただいていたとのことで恐縮した次第です。
(Tomo様、ありがとうございました。)
Philippe Barbierさんはどこかドロンさんにも通じるような大変ジェントルマンな方で、
先日このブログに載せてもOKとのことで数枚の写真を私宛にお送りいただきました。
次回から数回に分けてご紹介したいと思います。

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Borsalino, l'intégrale

2010-06-21 | THE INFORMATIONS
昨年フランスで完全版のDVDが発売された『ボルサリーノ』ですが
今年の10月にはその『ボルサリーノ』と続編の『ボルサリーノ2』をまとめて
DVDのボックス・セットとしてフランスで発売されるようです。

http://www.amazon.fr/Borsalino-lint%C3%A9grale-co/dp/B003OXCUGW/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1277131528&sr=1-1

以前ドロンさんのインタビュー記事の中でご本人がご希望されていましたが、Borsalino
ようやく実現のはこびとなったようです。

さて特典映像や資料の類がいかがなものになるのか、今から楽しみです。
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『PAROLE DE FLIC』(3)

2010-06-06 | THE SOUNDTRACKS
アラン・ドロンさんが1985年に主演した"PAROLE DE FLIC"(テレビ放映題名『復讐のビッグ・ガン』)のサントラ盤LPをご紹介します。

このアルバムの情報はこれまで日本では皆無に等しい状態で、
しかも映画本編の中で聞こえてくる音も『私刑警察』と同様に(音楽担当は同じPINO MARCHESEが担当しています。)
ショッキングなシーンに鳴るこけおどし的なブリッジ音楽の印象しか耳に残っていないため期待はしていなかったのですが、
こうやって改めてアルバム全体を聴いてみますと意外にこの“燃える”スコアにはまってしまいました。

『私刑警察』ではトゥーツ・シールマンスのハーモニカの音色がアルバム全体のキーポイントとなっていましたが、
本作ではドロンさん演じる主人公が事件が起こるまで悠々自適に暮らしていたアフリカの音楽がモチーフとしてあり、
そのための素材としてパーカッションとコーラスが随所で重要な役割を果たしています。

収録曲は以下の通り22曲もの楽曲が並びますが、(曲名の後のカッコ内は英語訳です。)
①のドロンさんとフィリス・ネルソンのデュエット曲、
及びドロンさんのトレーニング場面で流れる⑫のみがボーカル曲で、残りは一部コーラス入りのスコア曲が並びます。

特に印象的なのが映画のプレ・タイトルからタイトルバックに流れる②で、
ディープ・フォレストを思わせるような打ち込み音をバックにアフリカン・コーラスとパーカッションが心地よく配置されています。
④も②と基本的に同じ楽器構成で、アフリカの村で漁船に乗っているドロンさんのバックに流れる音楽です。

⑧は娘を殺した犯人アベルから追いかけられる場面に流れるアクション曲、
つづいて⑨はそのアベルから逃れ泥まみれになってホテルに帰ってきた主人公と後輩の女刑事がバーで会話する場面に流れる曲、
⑪は主題曲のアコースティック・ギター・バージョンで主人公と女性刑事のひとときのラブ・シーン、
そして⑬は犯人グループの一人が勤務するビルの建築現場に現れた主人公との格闘場面のバックに流れます。

といったようにほとんどの楽曲がドラマの進行通りに並べられたアルバムですが、
中には映画で採用されなかった楽曲も一部あり、
例えばドロンさんが運転する車が水中に突っ込む場面を想定したと思われる⑯のオペラまがいの曲はさすがにボツとなっています。

1 "I Don't Know"
2 Sequnce afrique: Bar et combat
3 Containers
4 Depart peche (=Check fishing)
5 Cinq fusils (=Five rifles)
6 Telegramme (=Wire)
7 Mamma en pleurs (=Mamma crying)
8 Pour suite Abel
9 Piano bar
10 Cimetiere (=Cemetery)
11 "I Don't Know" instrumental
12 "Get Outa Town"
13 Chantier-buildings (=Yard-buildings)
14 Separation Rainer Pratt
15 Keep cool
16 Poursuite voiture (=Further car)
17 "Get Outa Town" instrumental
18 Garage Salem
19 Dynamite/Salem
20 Le clown Bingo
21 Confession Rainer
22 "I Don't Know" instrumental

いずれにしましてもドロンさんのファンの方々にとってこれはなかなかの拾い物アルバムであることは間違いありません。
ジャケットの劇画チックなドロンさんの姿には少々、というよりかなりの違和感を覚えますが・・。
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