LE REGARD D'ALAIN DELON

アラン・ドロンさんの魅力を探ります。

LE PORTRAIT DE L'AMOUR (ダーバンCM音楽集)

2015-04-29 | THE SOUNDTRACKS
本日は「昭和の日」ですね。ドロンさんのファンの方々にとって昭和の思い出といえばこのCMになるのではないでしょうか。

ダーバンのCMの音楽を一枚にまとめたLPレコード『『LE PORTRAIT DE L'AMOUR』』についてのご質問を先日メッセージからいただきましたので、今回改めてここにご紹介したいと思います。

このLPレコードは1980年にドロンさんのダーバンCM10周年を記念してリリースされたもので、それまでにもEPレコードで発売されていた楽曲を一枚にまとめた超お買い得盤でした。

と申しましても、1980年当時のドロンさんの人気は下降線をたどり始めたころで、このLPの発売もあまり注目されることはなかったように記憶しています。
(ドロンさんが熱狂的に迎え入れられた77年の来日時にリリースされていたらもっと大きなヒットアルバムになっていたかもしれません。)

それでも当時高校生であった私にとって安くない買い物でしたので、今となっては思い切って買っておいて本当によかったなと思えるお宝レコードです。

CMの音楽集といえば山下達郎CM全集が有名ですが、達郎氏の場合、放映されるCMの長さと映像に合わせてピッタリ収まるように周到な工夫が施されているのに対して、このダーバンの音楽は、CMの長さや映像は一切関係なく、それぞれ1曲1曲がまるで映画の主題曲のようなドラマチックなメロディーとアレンジで成立していることが大きな特徴です。

しかも毎年1曲づつ、同じ俳優がその映像に出演してきた、という現代では考えられない壮大なプロジェクトであったなと今改めて感じます。

このことは小林亜星氏自身の筆によるライナーノーツにも書かれており、その部分を抜粋して以下に記します。

「ご存知のようにCFは長くて1分くらいのものなのですが、私のライフワークにしたいという希望を聞き入れて戴き、我がままに、好きな長さの曲をその都度作曲し、それをドロンのCFのBGMに使ってもらうという形で、仕事をしてきました。

そんなわけで、71年から80年に亘る計10曲は、全て何の制約もなく、私の信ずる音楽、生涯かけて作りたいと思っていた、ポップ・オーケストラの音楽を、好きなように作曲させて戴くことができたのです。
これは正にダーバン社のご理解の賜物であると感謝いたしております。

思えば70年代は、我が国のみならず世界の経済も、急成長からオイルショック、伸び悩みへと、大きな転換を経験した時代でした。こうして10年間の曲を並べて聴くと、その年々のそうした陰りみたいなものも感じられるような気がします。と同時に、これらの曲は、10年間の私の人生の道標でもありました。」

最後に収録曲目をご紹介します。

1  セーヌの詩(ダーバン’71)
2  夢みる心(ダーバン’72)
3  さすらいの旅路(ダーバン’73)
4  夜をのがれて(ダーバン’74)
5  真夜中のバラード(ダーバン’75)
6  愛の肖像(ダーバン’76)
7  ジタンの香り(ダーバン’77)
8  ラスト・ダンス(ダーバン’78)
9  アデュー・モナムール(ダーバン’79)
10 愛のワルツ(ダーバン’80)

作編曲:小林亜星 
4のみ作曲:小林亜星 編曲:筒井廣志
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UN UNIVERS OU LE TEMPS S'EFFACE (2) renewal version

2015-04-26 | Douchy
今回もUN UNIVERS OU LE TEMPS S'EFFACE (2)の記事の画像のリニューアルです。

室内プールの豪華さが以前の記事以上にわかるようになったのではないかなと思います。
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La photo du jour

2015-04-25 | AVEC MIREILLE DARC
フランスの映画雑誌PREMIERE誌NO5より
『プレステージ』撮影中のミレイユ・ダルクに焦点を絞った特集記事です。

ミレイユのドロンさんを見る表情がとてもいいですね。
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UN UNIVERS OU LE TEMPS S'EFFACE (1) renewal version

2015-04-23 | Douchy
2009年4月にご紹介したUN UNIVERS OU LE TEMPS S'EFFACE (1)の画像を今回改めてスキャンし直して解像度を高めました。

1980年のドロンさんとミレイユの別荘でのくつろいだ休日の一幕です。
一番後ろのソファで寝ているドロンさんは目をつむっているのが今回わかりました。お昼寝中でしょうか(笑)。
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【プレゼント企画】この10年間の感謝を込めて(4)

2015-04-21 | ABOUT MY BLOG
4月に入ってから始めたこのCDプレゼント企画ですが、
まだ予定の半分ほどですので皆様からのリクエストをお待ちしております。

よくよく考えてみますと、ネット上だけで顔も素性もわからぬ私に、
いきなりメッセージでご自身の個人情報を知らせることには大きな抵抗があることに今さらですが気が付きました。

したがいまして最初のメッセージはメールアドレスとお名前をお知らせいただくだけでけっこうです。
私の方から返信させていただきます。

それではあと10日あまりになりましたが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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Alain Delon dans un train... parle d'Alain Delon - Personne ne Bouge - ARTE

2015-04-19 | TV APPEARANCES
真夜中のミラージュ』のファーストシーンの列車内でテレビのインタビューに答えるドロンさんの映像です。
私はこれは初めて観ました。(Merci Beaucoup, S.)

映画ではアルコール依存のしょぼくれた中年男性を熱演されていましたが、この映像ではいつもの鮮やかなオーラを発散されていますね。


Alain Delon dans un train... parle d'Alain Delon - Personne ne Bouge - ARTE
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今年の11月8日(日)はアラン・ドロンさん生誕80周年記念祭

2015-04-14 | 生誕記念イベント
1月のファンの集いの私の最後のあいさつの中でお話しした"ある構想"についてここに改めてお知らせいたします。

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『アラン・ドロンさん生誕80周年記念祭』

開催日時;11月8日の日曜日 午後12時から午後4時ごろまで

開催場所;東京のライブハウス銀座TACT(タクト)

参加費;未定

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何を行うかはまだ未定ですが、ドロンさんのファンの方々にたくさん集まっていただいて、皆さんと一緒にドロンさんの80歳のお誕生日をお祝いできればと考えております。

今のところ開催場所と日時だけを確保しておりまして、内容についてはまだまだこれから詰めていかなければなりません。
ドロンさんの映画のダイジェスト版の上映、ゲストをお迎えしたトークショー、プロのバンドによるドロンさん映画音楽の生ライブなどを検討中です。

ファンの皆様でもし何かアイデアがありましたら左上の「メッセージを送る」から私宛にぜひご意見をお聞かせください。参考にさせていただきます。

まずは取り急ぎ開催の概略だけを今回はご報告させていただき今後内容が詰まってきましたら追ってこのブログでご報告してまいります。

たくさんのファンの方々がご参加いただけることを願っております。よろしくご検討のほどお願い申し上げます。

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La photo du jour

2015-04-14 | THE BRILLIANT PHOTOS
ドロンさんには俳優、監督、プロデューサー、時には主題歌の歌手といった映画人としてのさまざまな顔だけではなく、
香水を初めとする自身のブランド企業のオーナーとしての側面もおありなのはファンの皆様には大いに知るところではありますが、
もう一つ忘れてはならないのが、美術品コレクターとしての顔です。

この写真は1996年のフランスの美術雑誌〝Beaux Arts magazine"からのもので彼自身のコレクションをプレゼンテーションしているところです。

いつもの鮮やかなイメージのドロンさんとはやや違う落ち着いた表情が見られます。
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Dans son enfance

2015-04-12 | THE BRILLIANT PHOTOS
ドロンさんのあまり観たことのない4歳の頃のレアな写真です。

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La photo du jour

2015-04-11 | THE BRILLIANT PHOTOS
昨日ご紹介のパンフレットに掲載されていた写真です。
裏焼き写真だったので補正しています。

それにしてもこれは70年代のドロンさんでは考えられない姿です。
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PAROLE DE FLIC

2015-04-10 | Dossiers de Presse
『復讐のビッグ・ガン』フランス公開時の劇場用パンフレットをご紹介します。

総ページ数24ページに亘ってこの作品のスタッフ、キャスト、さらにはドロンさんのインタビューからフィルモグラフィーまで、
1985年にこのようなドロンさんのファンにとって価値あるパンフが作成されていたとは、
当時の日本にいる私たちには全く知る由もなく、30年後の現代になってようやくたどり着くことができました。

サントラファンにとって特に注目すべきはドロンさんがフィリス・ネルソンとデュエットした主題歌の歌詞と、
映画で使われた既成音楽のリストが収録されていることでしょう。(添付画像をご参照ください。)

印象的な写真を配しながら、文章の部分は白地に黒の文字、赤いラインというシンプルで印象的なデザインも素晴らしく、
当時のドロンさんのアデルプロがかなり力を入れた作品であったことが見ている方にもよく伝わってくるパンフレットです。
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【プレゼント企画】この10年間の感謝を込めて(3)

2015-04-07 | ABOUT MY BLOG
4月1日からスタートした私家版CDプレゼント企画ですが、
お受け取りいただいた方々からたくさんのご感想のメールをいただき誠にありがとうございます。

これまでほとんど自己満足で作ってきておりましたが、
ファンの皆様にも同じようにお喜びいただけることがわかって大変うれしい気持ちでいっぱいです。

まだお送りできていない皆様も今しばらくお待ちください。

ご注文はまだまだお受けしておりますので、どうぞ皆様この機会にご遠慮なくお申し付けください。


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Avec Phyllis Nelson

2015-04-05 | THE BRILLIANT PHOTOS
1985年の"PAROLE DE FLIC"で主題歌をデュエットしたフィリス・ネルソンとのツーショット写真です。

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Avec leurs mères

2015-04-04 | AVEC ROMY
ヴィスコンティが演出した舞台『あわれ彼女は娼婦』の舞台裏でドロンさんとロミー、そしてそれぞれの母親がそろった大変珍しいショットです。
Comments (2)
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【プレゼント企画】この10年間の感謝を込めて(2)

2015-04-02 | ABOUT MY BLOG
前回ご案内しました本企画につきまして私の説明不足な部分がありましたので改めてお伝えいたします。

本企画は「抽選」ではありません。
あくまで「先着順」で30名の方に各2枚のCDをもれなくお送りいたします。

30名に達した時点で終了、
30名に達しない場合は4月末をもって終了とさせていただきます。

現在7名の方からリクエストをいただいており、まだまだ余裕はありますのでどうぞご遠慮なくお申込みいただければと存じます。
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