LE REGARD D'ALAIN DELON

アラン・ドロンさんの魅力を探ります。

ドイツにて (3)

2006-01-29 | THE INFORMATIONS
DIVA受賞のニュースはドイツのサイトで続々アップされていますが、
フランスのサイトではあまり話題になっていないような気がします。
引き続き画像を拾い集めました。

追記

こちらで画像が多数見れます。

http://www.wireimage.com/GalleryListing.asp?nbc1=1&navtyp=CAL====158364&ym=200601

http://www.ganz-muenchen.de/kino/video/diva/deutscher_entertainment_preis/2006/fotos/ms/alain_delon_und_andere/

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ドイツにて (2)

2006-01-28 | THE INFORMATIONS
昨日のニュースより、その時の写真が各サイトに出ていました。

http://www.stern.de/unterhaltung/film/:DIVA-Verleihung-F%FCr-Puppele/554408.html

http://linkszeitung.de/content/view/7623/52/

http://www.freiepresse.de/NACHRICHTEN/KULTUR/448341.html

http://www.news.de/643/03Alain_Delon_erhaelt_Diva_Ehrenpreis.php

http://www.szon.de/news/lifestyle/klatsch/200601260823.html

http://www.br-online.de/kultur-szene/artikel/0601/26-alain-delon-diva/index.xml

記事を要約しますと
----------------------------------------------------------
500名あまりのゲストからスタンディング・オベイションで迎え入れられた
アラン・ドロンはその歓声の大きさに驚き、耳をふさぎながら壇上に上がった。

“私はデビューして間もない頃一人のDIVAに出会いました。
彼女の名はロミー・シュナイダー。
ちょうど彼女が20歳の時に私たちは知り合い、情熱的に愛し合いました。
私をスターにしてくれたのは彼女でした。
私はこの賞を君Puppele(ドロンがロミーに付けた呼称)に捧げます。”

ドロンが1982年に亡くなったロミー・シュナイダーについてスピーチを終えると
満場の拍手が数分間鳴り止まなかった。
--------------------------------------------------------------

と書いてあります。
感動的なスピーチではありますが、
二人の過去の複雑な関係を考えるとやや表面的すぎる気もします。
ドロンが彼女に対して抱いている罪悪感に近い負い目のようなものを
ドイツの大衆の前でこのように語ることで
彼なりに心の整理をしているのかもしれません。
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ドイツにて (1)

2006-01-27 | THE INFORMATIONS
昨日ドイツの映画賞DIVA(アカデミー賞みたいなものでしょうか?)で
アラン・ドロンが特別名誉賞を授与された、という記事が出ていました。

http://derstandard.at/?url=/?id=2320900

http://www.n24.de/boulevard/entertainment/kino/index.php/n2006012622282600002

(写真はこちらにあったものを使用しています。)
http://www.br-online.de/kultur-szene/artikel/0601/26-alain-delon-diva/index.xml

過去にはローレン・バコール、リブ・ウルマンらが受賞しているとのことで、
“この受賞は私のキャリアにとっても大変名誉なことだ。”
といったようなコメントをしています。

ドイツといえば故ロミー・シュナイダーの母国であり、
彼女との婚約時代に非難を浴びせられていた過去を考えると
このような賞を受けることはドロンにとって殊更感慨深いものがあるのではないでしょうか。

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SCORPIO (2)

2006-01-21 | THE 70'S CINEMA
本作の最大の見所は、ランカスターとドロンとのチェイスシーンです。

ウィーンの地下鉄工事現場を主な舞台としたこの一連の場面は
ドロンのフィルモ・フラフィーの中でも屈指の記憶に残るアクション・シーンではないでしょうか。

中でも自動車が行き交う道路を、走りながら横断したり、
地下のトンネルの上に地上から飛び降りる危険なシーンは大変見ごたえがあるもので、
ドロンもランカスターもここでスタントマンを使うことを拒否して自ら演じています。

文章であれこれ書いても伝わりにくいので
上の写真でそのシーンの醍醐味を味わってください。
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SCORPIO (1)

2006-01-20 | THE 70'S CINEMA
Scorpio (1973)

『ビッグ・ガン』と同じ1973年に発表された『スコルピオ』は
ハリウッドより傷心の帰国以来久々のドロンのアメリカ映画出演作品で、
バート・ランカスターと『山猫』に続いて2度目の共演作としても知られています。

この作品はドロンのフィルモグラフィーの中では意外と評価が低い作品のような気がするのですが、
『ビッグ・ガン』と同じくスナイパーを演じるドロンの魅力が炸裂する私のお気に入り作品です。

『山猫』の撮影当時28歳のドロンに対して50歳のランカスターが俳優として
格の違いを見せ付けていたのに対して、
10年後の本作では働き盛り38歳ドロンが60歳のランカスターを十分に圧倒しており
ドロン出演場面での画面の緊張感はただならぬものがあります。
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PARIS MATCH (12)

2006-01-19 | THE MAGAZINES
2001年のパリマッチ誌より。

『アラン・ドロンの刑事物語』(『FABIO MONTALE』)
をマルセイユで撮影中のスナップ写真です。

記事のタイトルは
『危険なささやき』の原題『POUR LA PEAU D'UN FLIC』(=デカの命と引き換えに)
を引用して、久々に刑事役に取り組んでいるドロンの姿を
『DANS LA PEAU D'UN FLIC』(=デカの役柄に打ち込んで)
と表現しています。
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"Sur la route de Madison"

2006-01-18 | THE INFORMATIONS
アラン・ドロンの最新の話題は、何と言っても2007年の初頭に
ミレイユ・ダルクとの競演でパリで上演される舞台『マディソン郡の橋』です。

(写真は上から順番に映画『マディソン郡の橋』サントラ盤CD、ピクチャーブック表紙、
そしてTVドラマ『FRANK RIVA』からドロンとミレイユの競演場面です。)

原作はアメリカの片田舎に移住してきたイタリア出身の婦人と
その村の近郊にある珍しい屋根付きの橋を撮影しにやってきた
プロのカメラマンとの出会いと逢瀬を描くもので、
映画ではクリント・イーストウッド監督・主演、メリル・ストリープ競演
により製作され、1995年に公開されました。
The Bridges of Madison County (1995)
この二人の運命的な出会いをドロンとダルクが演じることになろうとは
全く予想していなかった事です。

フランスではなくアメリカが物語の舞台とはいえ、
世界中を旅する孤高のプロのカメラマンという役柄はドロンの個性にぴったりで、
また彼と運命的な出会いをするのがミレイユというキャスティングも
これ以上ない組み合わせです。
ドロンがこの話をミレイユに持ち込んだようですが、
彼のプロデューサー的な視点が大いに発揮されており話題性は抜群です。
いったいどのような舞台になるのかと想像力を描きたてられる日々が今年は続きそうです。

映画では『アステリクスとオベリクス』Astérix et Obélix contre César (1999)
『ミッション・クレオパトラ』Astérix & Obélix: Mission Cléopâtre (2002)
に続くアニメの実写映画化シリーズ第3弾Astérix aux jeux olympiques (2007)
でジュリアス・シーザー役を演じることになっています。

これは『暗黒街のふたり』以来のジャラール・ドパルデューとの競演作で、
ジャン・クロード・ヴァンダムもキャスティングされているオールスター映画です。
久々のドロンの映画出演でこれもまた楽しみです。    
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『BIG GUNS』

2006-01-17 | THE SOUNDTRACKS
『ビッグ・ガン』のサントラ盤です。
(下のドロンの写真はジャケット写真ではありません。)

1999年にリリースされたこのCDはメイン・タイトルである主題歌
“L' Appuntamento”(“約束”)から始まります。
この曲を唄っているイタリアの歌手オルネラ・ヴァノーニは
『高校教師』の挿入歌“明日は別の日”も唄っており
プロデューサーのドロンの強い要請を受けて再度登板となったとのことです。
(Kenji Arai氏によるCDのライナー・ノーツより)

この曲は作曲者が音楽担当のジャンニ・フェリオではない為
映画の中ではこのメイン・タイトルでしか聴くことができない旋律ですが、
この平和で家庭的な曲が冒頭にあるのと無いのとでは、
映画の印象がかなり変わったものになったはずです。
(このCDではなぜかモノラルで収録されているのが残念です。)

音楽担当のジャンニ・フェリオはイタリアで長いキャリアを持つ作曲家で
監督のドッチオ・テッサリとも何本か組んでいました。
そしてアラン・ドロンがこのイタリアの作曲家を初めて自分の作品に抜擢したことも
映画の成功に大きく寄与することになった要因の一つであったと思います。

映画のテーマ曲である“Un Giorno in Piu”は、
大変メランコリックで、歌詞を付けて唄えるくらいメロディーが印象的ですが、
映画の中では楽器やテンポを変えて数通りのヴァリエーションが聴けます。
特に妻子を殺された主人公が一人残された自宅で哀しみの想いに包まれながら
窓の外を眺める場面で流れるヴァージョンはこのサントラのハイライトです。

その他にもアクション場面で流れるアップテンポなフュージョン曲や
クラブのシーンで流れるラウンジ・ミュージック、
そして教会のシーンで流れるパイプ・オルガンの曲など
様々なタイプの曲が聴ける大変お薦めのサントラ盤です。
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