皆様お久しぶりです。
更新ができなくてもいつもたくさんの方々にお越しいただき、
大変ありがたく感じております。
さてジャン・ポール・ベルモンドがいよいよ映画に復帰か?という
大変嬉しい情報を見つけました。
http://www.cinemapassion.com/news/actualite-3623.html
というわけで今回から4回に亘りドロンさんとベルモンドとの本格的な共演作品
『ボルサリーノ』を取り上げたいと思います。
まずは以前ご紹介したDelon・Belmondo
の中に本作に関する文章がありましたので、その抜粋をご紹介します。
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『黙って抱いて』での初共演以来12年ぶりの、
アラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンドの本格的共演作である本作は
公開前からメディアや大衆から大きな期待を持たれていた。
なぜなら初共演以来二人のキャリアはそれぞれが頂点に向かって上り詰め、
2人はスター、いやスーパースターとして映画界に君臨していたからであった。
1969年9月にジャック・ドレー監督の下に『ボルサリーノ』の撮影が始まったが、
この作品で二人のうちどちらが勝利を収めただろうか?
アラン・ドロンは『さらば友よ』と『太陽が知っている』の2本の作品で成功を収めていたが、
一方で『悪魔のようなあなた』『あの胸にもう一度』『ジェフ』では
全くの不発に終わっていた。
それゆえ彼には今一度自分自身の実力を再興させる必要に迫られていた。
一方ベルモンドの方はどうかといえば、
『オー!』『暗くなるまでこの恋を』では商業的な成功を収められなかったが
大ヒット作『大頭脳』が上の2本の間にあり人気スターとしての地位はゆるぎなかった。
そういう面ではドロンの方がベルモンドよりもこの作品に期するものが
大きいように感じられるが必ずしもそれは正確ではなかった。
というのもこの作品の直前にドロンの出演作『シシリアン』が公開され、
その作品の質的なレベルの高さとともに大衆からも絶大な指示を集め、
彼はその年の新聞紙上で選ばれる「フランスで最も尊敬される10人」の中に
映画界から唯一名前を連ねていたのであった。
一方ベルモンドの方は同じ年にクロード・ルルーシュ監督作品
『あの愛をふたたび』に主演したものの商業的に失敗していた。
『シシリアン』が1969年の興行収入のベスト3に入っていたのとは対照的であった。
二人の俳優がこの作品の撮影に入る直前にはこのような背景があったのだ。
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次回に続きます。
更新ができなくてもいつもたくさんの方々にお越しいただき、
大変ありがたく感じております。
さてジャン・ポール・ベルモンドがいよいよ映画に復帰か?という
大変嬉しい情報を見つけました。
http://www.cinemapassion.com/news/actualite-3623.html
というわけで今回から4回に亘りドロンさんとベルモンドとの本格的な共演作品
『ボルサリーノ』を取り上げたいと思います。
まずは以前ご紹介したDelon・Belmondo
の中に本作に関する文章がありましたので、その抜粋をご紹介します。
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『黙って抱いて』での初共演以来12年ぶりの、
アラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンドの本格的共演作である本作は
公開前からメディアや大衆から大きな期待を持たれていた。
なぜなら初共演以来二人のキャリアはそれぞれが頂点に向かって上り詰め、
2人はスター、いやスーパースターとして映画界に君臨していたからであった。
1969年9月にジャック・ドレー監督の下に『ボルサリーノ』の撮影が始まったが、
この作品で二人のうちどちらが勝利を収めただろうか?
アラン・ドロンは『さらば友よ』と『太陽が知っている』の2本の作品で成功を収めていたが、
一方で『悪魔のようなあなた』『あの胸にもう一度』『ジェフ』では
全くの不発に終わっていた。
それゆえ彼には今一度自分自身の実力を再興させる必要に迫られていた。
一方ベルモンドの方はどうかといえば、
『オー!』『暗くなるまでこの恋を』では商業的な成功を収められなかったが
大ヒット作『大頭脳』が上の2本の間にあり人気スターとしての地位はゆるぎなかった。
そういう面ではドロンの方がベルモンドよりもこの作品に期するものが
大きいように感じられるが必ずしもそれは正確ではなかった。
というのもこの作品の直前にドロンの出演作『シシリアン』が公開され、
その作品の質的なレベルの高さとともに大衆からも絶大な指示を集め、
彼はその年の新聞紙上で選ばれる「フランスで最も尊敬される10人」の中に
映画界から唯一名前を連ねていたのであった。
一方ベルモンドの方は同じ年にクロード・ルルーシュ監督作品
『あの愛をふたたび』に主演したものの商業的に失敗していた。
『シシリアン』が1969年の興行収入のベスト3に入っていたのとは対照的であった。
二人の俳優がこの作品の撮影に入る直前にはこのような背景があったのだ。
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次回に続きます。