Scorpio (1973)
『スコルピオ』サントラ盤です。
(ドロンの写真はジャケット写真ではありません。)
このCDは映画の音楽を担当したジェリー・フィールディング
Jerry Fielding
の作品集の第2集となっており、
本作の他に『ジョニーは戦場へ行った』『A WAR OF CHILDREN』
の2作品の音楽が1曲ずつ収録されています。
ランカスターが歩くパリの街角をバックに流れるメインタイトルは
物悲しいヨーロッパ的なメロディに続いて突然大編成のオーケストラの音が現れ
これから始まる物語の悲劇性を十分に予感させてくれます。
全体的にはサスペンス場面のバックに流れる緊張感溢れるスコアが中心ですが、
その間に旧ソ連やウィーンの町の雰囲気が感じられるクラシック曲や
アメリカのホテルの中で聞こえるラウンジ調のイージー・リスニング曲など
かなりバラエティーに富んだ曲構成となっています。
中でもひときわ聴き応えがあるのが13曲目の“HIDE AND SEEK”。
これはドロンとランカスターがウィーンの街中の工事現場で
繰り広げるアクション・シーンのバックに使われた曲で、
『ダーティー・ハリー3』や『ガントレット』などでも聴けた
フィールディングお得意のシンフォニック・ジャズ・スコアです。
こういう曲はやはりアメリカ人の得意分野で、
ヨーロッパの作曲家ではまず書けないのではないかと感じました。
というわけでアメリカ的な音とヨーロッパ的な音がほどよくブレンドされた
大変ゴージャスな音楽をこのアルバムでは聴くことができます。
『スコルピオ』サントラ盤です。
(ドロンの写真はジャケット写真ではありません。)
このCDは映画の音楽を担当したジェリー・フィールディング
Jerry Fielding
の作品集の第2集となっており、
本作の他に『ジョニーは戦場へ行った』『A WAR OF CHILDREN』
の2作品の音楽が1曲ずつ収録されています。
ランカスターが歩くパリの街角をバックに流れるメインタイトルは
物悲しいヨーロッパ的なメロディに続いて突然大編成のオーケストラの音が現れ
これから始まる物語の悲劇性を十分に予感させてくれます。
全体的にはサスペンス場面のバックに流れる緊張感溢れるスコアが中心ですが、
その間に旧ソ連やウィーンの町の雰囲気が感じられるクラシック曲や
アメリカのホテルの中で聞こえるラウンジ調のイージー・リスニング曲など
かなりバラエティーに富んだ曲構成となっています。
中でもひときわ聴き応えがあるのが13曲目の“HIDE AND SEEK”。
これはドロンとランカスターがウィーンの街中の工事現場で
繰り広げるアクション・シーンのバックに使われた曲で、
『ダーティー・ハリー3』や『ガントレット』などでも聴けた
フィールディングお得意のシンフォニック・ジャズ・スコアです。
こういう曲はやはりアメリカ人の得意分野で、
ヨーロッパの作曲家ではまず書けないのではないかと感じました。
というわけでアメリカ的な音とヨーロッパ的な音がほどよくブレンドされた
大変ゴージャスな音楽をこのアルバムでは聴くことができます。