陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

日本のGDPはシナに抜かれて世界第三位

2010-08-19 00:16:52 | 財政・経済問題
 政府が8月16日に発表した第2四半期(4-6月)の国内総生産(GDP)速報値は、

日本:1兆2883億ドル
シナ:1兆3369億ドル

で、日本は名目GDPに関し、世界第三位となった。シナの経済統計データは、怪しい部分が多いし、経済成長率も捏造とする見方があるけれども、5年間でGDPを倍増させたことになる。米国に次いで、世界第二位のGDPを持つようになったのだから、シナは経済先進国と言われて不思議ではない。

 だが、シナ自身は国民一人当たりのGDPでは、後進国であると説明する。それ故、温暖化ガス対策も、UN分担金も後進国並みにしておき、一方では軍事力増強に励みたいのだろう。シナとの間で、貿易不均衡に悩む欧米諸国からは、益々非難されるのは必定だ。

 25年前の我が国は、自動車とエレクトニクス製品で世界を席巻し、一人当たりのGDPで米国を抜いた。国際的な経済評論家は、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と誉めそやした。だが、1989年のバブル崩壊、それに続く冷戦終了後において、日本経済は停滞の一途を辿り、アジア諸国に追い上げられて来た。

 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が、その社説で「ジャパン・アズ・ナンバースリー」と言う論考を掲載し、日本のスタグフレーション状態や、国民一人当たりの所得が世界で40位に落ちたと皮肉っている。

社説「ジャパン・アズ・ナンバースリー」
http://jp.wsj.com/Opinions/Columns/node_92180

 そうは言っても、我が国の治安は良く(子殺しや親殺しのニュースが時折伝えられてはいるが)、世界各国から高感度を得ているのだし、余り卑下する必要は無いと思う。ただ、このまま民主党政権が続けば、不況の慢性化は果てしなく続き、治安は麻の如く乱れ、周辺諸国から益々侮られるようになるのは間違いない。
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