陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

大阪では、引ったくりに遭うホステスが増えた

2009-02-28 13:18:49 | Weblog

 景気が悪くなると、犯罪者が様々な形で現れて大いに驚かされる。引ったくりと言えば、銀行から出て来たばかりの老齢者などが狙われるとは聞いていたが、大阪では深夜帰宅するホステスや飲食店女性従業員がターゲットになっているようだ。

 それも、昨年秋から著しく増えていると言う。これは、引ったくりが発展して、傷害事件になる可能性を孕んでいる。警察のパトロールカー巡回を強化すると共に、飲食業界が連携して対策を急ぐ必要がある。産経新聞によると、


大阪ミナミでホステスをターゲットのひったくりが続発
2009.2.25 12:02

 大阪・ミナミの繁華街周辺で、不況の色が濃くなった昨年秋以降、ホステスや飲食店従業員の女性らを狙ったひったくり被害が相次いでいる。人通りの少ない深夜や早朝に比較的多額の現金を持ち歩いていることなどが“狙い撃ち”の理由とみられる。不景気に伴い勤務地の近くに住むホステスが増えていることも被害急増の背景にあり、府警では注意を呼びかけている。

 南署によると、昨年の同署管内でのひったくりは、府下最多の194件。うち約3割に当たる64件について、ホステスや飲食店従業員らが被害者だった。ひったくりの場合、被害者が職業を隠すケースが少なくないといい、同署ではさらに多くのホステスらが被害に遭っているとみている。

 犯行時間帯は午前1時から6時までの5時間が全体の6割を占め、繁華街に隣接し、ワンルームマンションの多い大阪市中央区島之内での発生が4分の1近くに上っている。

 とりわけ、被害は昨年10月以降に多発。11月4日夜から翌5日早朝にかけては、4件連続発生し、被害者はいずれも22~35歳のホステスやラウンジ店員の女性だった。中には現金12万円入りの財布をひったくられたケースもあった。

 府警によると、人通りの少ない時間帯に外出する▽多額の現金を持っている▽酔っぱらっていたり、高いヒールの靴を履いており、抵抗されにくい-などの理由からホステスらはターゲットになりやすいという。

 今年に入っても、すでに同区島之内で11件のひったくりが発生。被害者の大半が水商売関係者という。宗右衛門町の飲食店案内所の男性店員(21)は、「ホステスは終電後に仕事が終わることが多い。景気の良かったときは遠くに住んでいても、店やひいきのお客さんらにタクシーで送ってもらっていたが、店が従業員寮として借り上げた近くのマンションに住む人が増えている」と指摘する。

 南署では昨年から注意を喚起するビラを配ったり、巡回の警察官を増やすなど警戒を強化。イヤホンで音楽を聴いたり、携帯電話の使用中に被害に遭うケースも多いといい、「帰宅中はなるだけ注意をそらさないように」と呼びかけている。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090225/crm0902251202009-n1.htm


 本日未明には、クラブホステスが引ったくりに遭い、大金を強奪された。

新地のホステス 給料345万円ひったくられる
2009.2.28 10:57

 28日午前3時15分ごろ、大阪市北区堂島の路上で、クラブホステスの女性が歩いて帰宅中、後ろからきたミニバイクの男に、現金345万円入りの手提げかばんをひったくられた。男はそのまま逃走。女性にけがはなかった。天満署は窃盗事件として捜査している。

 同署の調べによると、男はヘルメットに黒っぽい上着姿で、バイクは赤色っぽかったという。奪われた現金はこの日支給された女性の1カ月分の給料。同僚の6人で歩いていたところ、道路側の後ろにいた女性が狙われたという。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090228/crm0902281058008-n1.htm

 同僚も一緒にいて、歩いて帰れる自宅距離だから安心をしていたのかも知れないが、引ったくられる側も配慮が足りなかった。このような大金であれば、銀行振り込みにするのが通例だが、現金支給には余程の理由があったのだろうか。

 それにしても、月給345万円とは驚くような金額である。年俸換算で4000万円を越える。余程の売れっ子ホステスなのだろうか。30歳以下の給与生活者なら、多くは年収400万円以下であろう。何か、別世界の印象である。
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