陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

「テポドン2」を待ち構える日米迎撃体制

2009-02-27 22:09:43 | 朝鮮半島
 今日午前10時、原子力空母<ジョン・C・ステニス>が休養のため佐世保港に入港した。同艦は、横須賀を母港とする原子力空母<ジョージ・ワシントン>の同型艦で、満載排水量105、500トン、搭載機90機、乗員3200名、航空要員2350名)。3月3日まで停泊予定。日本近海に原子力空母が2隻いる珍しい状況である。

 <ジョン・C・ステニス>の作戦目的は、西太平洋警戒とされるが、尖閣諸島海域の雲行きが怪しいし、あるいは今月初めから続いている「テポドン2」発射準備に対する牽制なのかも知れない。

 中々発射してくれない「テポドン2」だが、既に防衛省はイージス艦によるミサイル迎撃と、陸上に配備したパトリオットミサイルによる迎撃で「テポドン2」に対処すると発表。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090227/plc0902270153001-n1.htm

 更に今日は、米太平洋軍司令官が威勢の良い発言を行った。


テポドン2号「撃ち落とす用意ある」 米太平洋軍司令官
2009.2.27 18:37

 【ワシントン=有元隆志】キーティング米太平洋軍司令官(海軍大将)は26日、米ABCテレビのインタビューで、北朝鮮が弾道ミサイル「テポドン2号」の打ち上げに向けた準備を進めていることに懸念を表明した。その上で北朝鮮が実際に発射した場合について、「オバマ大統領の命令が出れば、対応する準備はできている」と述べ、撃ち落とす可能性があることを明らかにした。

 北朝鮮は「衛星の打ち上げ」を主張しているが、同司令官は「衛星でないならば、われわれは対処することになる」と指摘。「大統領にとっては厳しいテストとなるだろう」と述べ、難しい判断を迫られるとの認識を示した。

 同司令官は米軍には地上配備型や海上配備型の迎撃システムがあることを説明した上で、「われわれには洗練され、有効なミサイル防衛体制がある」と強調した。

 国防総省のオライリー・ミサイル防衛局長(陸軍中将)も26日の下院軍事委小委員会公聴会で証言し、過去に北朝鮮の弾道ミサイルを想定した実験を繰り返してきたとして、迎撃に自信を示した。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090227/amr0902271838026-n1.htm


 北朝鮮は、これらの期待に応えて、早く「テポドン2」を発射してはどうか。改良されたと言う「テポドン2」の技術レベルを把握したいし、日米の弾道ミサイル迎撃システムの有効性も知りたい。

(参考)

 北朝鮮のテポドン発射、是非やって欲しい

 米軍がテポドン発射の監視体制を強化

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