Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

長生き

2009年10月03日 | Weblog

                  
今月、誕生日がくると68歳になる。若い頃は自分は60才くらいまでは生きるだろう、とただ漠然と考えていた。それが間もなく古希を迎えようとするまでに、恥ずかしげもなく生きてしまった。

老いてなお健康でいられることは有り難いことには違いないけれど、だからといって為すべきこともなく唯時間だけをやり過ごすだけの老後なら、正直のところ長生きしたくない。
けれども好むと好まざるとに拘わらず、今の我々日本人はうんざりするほど長い老後を送らなければならない惧れが十分にあるのだ。

己の終末がどのようなものになるのか凡その見当はつく。老いは確実に迫ってきているのだ。今はどんなに頑張っていても、やがては肉体的にも、金銭的にも追い込まれてくれば、いずれ精神的な衰えもやってくるに違いない。

幸いにも今現在はまだ与えられた仕事があって、曲りなりにも会社の役にたっているという自負があるから毎日身体を鍛え、本を読み、合間をぬって自分の好きなことをやる、という若い頃と余り変わらぬ生活が続いているのだけれど、この生活にもそろそろ先が見えてきた。
やがて終止符が打たれるときが遠からずやってくる。そのときこそ、自分にとって真の老後が始まるのだけれど、まだその準備は何もできてはいないし、何をどうしたいのか考えすら纏まらない。
困ったものである。

何もすることが無くなった時、有り余る時間を自分は果してどのように過ごすのだろうか? 読書にも飽き、面白くもないTVを観て、出掛けるあてもなく俳諧し、疲れて眠るだけの毎日なら、数ヶ月で脳ミソが溶けて何も考えなくてよい「幸せ」が訪れるのだろうか? それとも退屈に押しつぶされそうになりながら、どうでもよいことに時間を費やしているのだろうか?

「生きる」ためには、どうしても「仕事」に代わる「何か」を探さなくてはならない。老後を「生きる」とは、なんとシンドイことか・・・と思う。

                


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6 コメント

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Unknown (Jin)
2009-10-03 20:35:44
先日、シアトルのUed-sanから電話があって
70歳になったと。娘さんはシアトル大学に勤め始めた。
まだまだ元気。
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Unknown (みぃば)
2009-10-03 22:38:20
そうですか、今月お誕生日なんですね。
私は友人の関係で、市民活動されてるリタイア世代とよくお会いしますが、
皆さん博識で熱心でお元気です、素敵だなと思います.^^・
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Unknown (Ed)
2009-10-04 10:55:50
>Jinさん、

そうですか、Ued-sanは私より2つ上だったんですね!

私も今現在はまだ元気なのですが・・・
見えてきた先に途方もない「時間」が待ち受けているようで、足がすくんでいるのです^^!
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Unknown (Ed)
2009-10-04 11:08:07
>みぃばさん、

普段忘れているのですが、改めて後ろを振り返ってみる機会なのかもしれません。

私も打ち込める何かをこれから必死で探さなければなりません。だからシンドイのです。
ま、まだ「若い(つもり)」ですから・・・(笑)
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己の終末 (noryi)
2009-10-04 21:55:58
Edさんを歳で追い掛けてる私も最近よく考えます。
思考力も衰え(無いかw)物忘れも多くなりました。
昔、母がよく言ってました「歳をとると情けないものだよ」って
私もその歳になってしまったな~。

生涯pp-cと願ってるので何時でもコロンと逝く覚悟は出来てます。
それまではピンピンと好きなことをして生きていた~いw
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ただ今込み合っています (Ed)
2009-10-05 09:42:39
>Noryiさん、

・・後から押さないでください!(笑)

何処へ行っても自分と似たような年恰好のジイサン・バアサンばっかり目に付いて、「さあ、これからは我々の時代だぁ!」なんて能天気に云ってられなくなりました・・・(^^!

ま、ゆっくり「逝き」ましょうや。。。
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