
こんにちは、思いっ切りカナヅチのネーさです。
なのに、本日ご紹介いたしますのは……ううっ?
「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ~!
どしたのでスかァ、ネーさ?」
だってね、テディちゃ、
カナヅチ人間は、わっ!そんな!と言いたくなる御本が、
はい、こちらなんですよ~!
―― みなとのチビチャーナ ――
文は山下明生さん、絵は村上康成さん、’09年7月に発行されました。
ジャンルとしては絵本になるのでしょうが、
お子ちゃまに独占させるにはもったいない絵物語、と捉えたい御本です。
「むぽッ♪
きゃわゆいィえほんでスゥ!
このごほんのォ、どこがァ『わッ!』なのでスかッ」
……物語の主人公くんは、
ヨットの『チビチャーナ』。
ええ、その名の通り、
チビチャーナは小さな船です。
しかも、手づくり!
チビチャーナを製作したのは、
リョウくんという少年と、そのお父さん……
板を曲げることから初めて、釘を打ち、
マストをみがき、セールをぬい、舵をとりつけ、
何ヶ月もかけて作り上げたのです。
「がんばりィましたねッ! えらいッ!」
完成したチビチャーナを、
リョウくんとお父さんは車で港に運びました。
ぷかぷか浮かぶチビチャーナは……
ううむ、ダントツにチビです。
大きな港を出入りする船々に比べ、
とにかくもう、
いちばん小さいのが、チビチャーナ。
今度の日曜日にね!
そう言って帰っていったリョウくんを、
チビチャーナは港のすみっこで待ちます。
行き交う漁船たち、
力持ちのタグボート、
巨大な豪華客船を見仰ぎながら……。
「ひゃふッ!
きゃくせんッ、おォ~きいィッ!」
小さなチビチャーナは、
頼りなく、波に揺られるまま、
リョウくんがやってくるのを待っています。
ようやく、約束した日曜日になりましたが、
……う~ん、おかしいですね?
港のどこにも、リョウくんの姿は……?
「えェッ? ど、どうしようゥッ??」
手づくりで、
チビチビで、
まだマストもない!?!
カナヅチさんなら乗りたくな~い!と震え上がる
ちびっこヨット、チビチャーナの運命は?
画を描いた村上康成さんは
ユーモラスな動物たちのイラストで知られる画家さんです。
チビチャーナも、村上さんの筆にかかれば
表情豊かな大人のヨットに?
「ふァ? まさかッ?」
……にはなりませんが、
楽しそうに海面を滑ってゆきますよ。
青と黄色のコントラスト、カモメの白が、
小さなヨットを祝福します。
手づくりヨットなんて、沈んじゃうんじゃないかしら?
無事に帰港できるのかな?
不安になってしまうカナヅチ読者も読み進まずにはいられない
極小ヨット『チビチャーナ』の絵ものがたり、
ぜひのおすすめです!
「ちびィだッてェ、よいィところはァ、い~ッぱいィ、
あるのでスゥ!」
なのに、本日ご紹介いたしますのは……ううっ?
「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ~!
どしたのでスかァ、ネーさ?」
だってね、テディちゃ、
カナヅチ人間は、わっ!そんな!と言いたくなる御本が、
はい、こちらなんですよ~!
―― みなとのチビチャーナ ――
文は山下明生さん、絵は村上康成さん、’09年7月に発行されました。
ジャンルとしては絵本になるのでしょうが、
お子ちゃまに独占させるにはもったいない絵物語、と捉えたい御本です。
「むぽッ♪
きゃわゆいィえほんでスゥ!
このごほんのォ、どこがァ『わッ!』なのでスかッ」
……物語の主人公くんは、
ヨットの『チビチャーナ』。
ええ、その名の通り、
チビチャーナは小さな船です。
しかも、手づくり!
チビチャーナを製作したのは、
リョウくんという少年と、そのお父さん……
板を曲げることから初めて、釘を打ち、
マストをみがき、セールをぬい、舵をとりつけ、
何ヶ月もかけて作り上げたのです。
「がんばりィましたねッ! えらいッ!」
完成したチビチャーナを、
リョウくんとお父さんは車で港に運びました。
ぷかぷか浮かぶチビチャーナは……
ううむ、ダントツにチビです。
大きな港を出入りする船々に比べ、
とにかくもう、
いちばん小さいのが、チビチャーナ。
今度の日曜日にね!
そう言って帰っていったリョウくんを、
チビチャーナは港のすみっこで待ちます。
行き交う漁船たち、
力持ちのタグボート、
巨大な豪華客船を見仰ぎながら……。
「ひゃふッ!
きゃくせんッ、おォ~きいィッ!」
小さなチビチャーナは、
頼りなく、波に揺られるまま、
リョウくんがやってくるのを待っています。
ようやく、約束した日曜日になりましたが、
……う~ん、おかしいですね?
港のどこにも、リョウくんの姿は……?
「えェッ? ど、どうしようゥッ??」
手づくりで、
チビチビで、
まだマストもない!?!
カナヅチさんなら乗りたくな~い!と震え上がる
ちびっこヨット、チビチャーナの運命は?
画を描いた村上康成さんは
ユーモラスな動物たちのイラストで知られる画家さんです。
チビチャーナも、村上さんの筆にかかれば
表情豊かな大人のヨットに?
「ふァ? まさかッ?」
……にはなりませんが、
楽しそうに海面を滑ってゆきますよ。
青と黄色のコントラスト、カモメの白が、
小さなヨットを祝福します。
手づくりヨットなんて、沈んじゃうんじゃないかしら?
無事に帰港できるのかな?
不安になってしまうカナヅチ読者も読み進まずにはいられない
極小ヨット『チビチャーナ』の絵ものがたり、
ぜひのおすすめです!
「ちびィだッてェ、よいィところはァ、い~ッぱいィ、
あるのでスゥ!」
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