「こんにちわァ、テディちゃでス!
おーるぶらッくすのォおにいさんたちィ、やッたァ!」
「がるる!ぐるるるるがるるるる!」(←訳:虎です!おめでとうございます!)
こんにちは、ネーさです。
2015年のラグビーW杯を勝ち取ったのは、
やはり!NZの漆黒軍団でした!
大男さんの腕に抱えられると
心なしか小さく見える優勝杯……
熱戦の名シーンと
次回・日本で開催されるW杯へ思い馳せながら、
本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 世界の辺境とハードボイルド室町時代 ――
著者は高野秀行(たかの・ひでゆき)さんと清水克行(しみず・かつゆき)さん、
2015年8月に発行されました。
……なんだか、こういう題名の御本がどこかに……
「あッたようなァ~?」
「ぐるっるがるる?」(←訳:なかったような?)
まあたぶん、心配は無用なのでしょう。
この御本は、パロディやパスティーシュ等の
フィクション作品ではなく、
対談――つまりノンフィクション系の作品。
しかも、コメディ映画のような題名とは反対に
真剣かつ深遠なガチ対談が展開されています。
「いまァ、むろまちィじだいィがァ??」
「がるるるるぅ?」(←訳:よみがえるぅ?)
アフリカ大陸東端、
国であって国でない、
存在しているのに国際的には証人されていない、
ソマリランド。
ソマリランドについて語らせたら、
この御方以外の誰がいるでしょう?
現・ノンフィクション作家(かつては探検家にして辺境ライター?)の
高野秀行さん。
そして、高野さんの言葉に打てば響くように応えるのが、
明治大学商学部教授の、
清水克行さん。
「きょうじゅゥさんッ!」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:専門は日本中世史!)
室町時代末期は、
戦国時代とカブる、といったら
日本史嫌いな御方もイメージが湧いてくるでしょうか。
応仁の乱があって、
京都(首都部)はめちゃくちゃ。
政権は機能不全に陥り、
伝統的な掟と近代的な法律がぶつかり合い、
村(豪族)単位で争ったり和解したり。
現代のソマリランドはそれに似ている、と
高野さんは言うのです。
ソマリランドでも
戦争の中心部が都だった。
政権は混沌としていて、
何が“法”なのか分からない。
国をあてにできないのだから、
信じられるのは自分の家族や一族だけ。
「ふむふむゥ、それはァ~」
「がるるるぐるるぅ!」(←訳:似てなくないねぇ!)
宗教、職業ギルド、
大河ドラマ、食文化、識字率。
高野さんと清水さんのお喋りは
あちこちに飛び火、いえ、跳躍します。
ソマリランドの現在と、中世の日本。
いつか中世は終わり、
近世の幕が開くのだとしたら、
ソマリランドの場合も……?
「だいてんかんがァ、おこるゥ??」
「ぐるるがる?」(←訳:変化の波が?)
真面目なんですけど、
楽しく、つるつる~っと読み進めてしまえる
異色の歴史対談本、
日本の“いま”も見えてくる一冊は、
ノンフィクションな御方、
中世史好きな活字マニアさんにもおすすめです。
山口晃さんによるすてきな表紙画を目印に
探してみ手くださいね~♪
おーるぶらッくすのォおにいさんたちィ、やッたァ!」
「がるる!ぐるるるるがるるるる!」(←訳:虎です!おめでとうございます!)
こんにちは、ネーさです。
2015年のラグビーW杯を勝ち取ったのは、
やはり!NZの漆黒軍団でした!
大男さんの腕に抱えられると
心なしか小さく見える優勝杯……
熱戦の名シーンと
次回・日本で開催されるW杯へ思い馳せながら、
本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 世界の辺境とハードボイルド室町時代 ――
著者は高野秀行(たかの・ひでゆき)さんと清水克行(しみず・かつゆき)さん、
2015年8月に発行されました。
……なんだか、こういう題名の御本がどこかに……
「あッたようなァ~?」
「ぐるっるがるる?」(←訳:なかったような?)
まあたぶん、心配は無用なのでしょう。
この御本は、パロディやパスティーシュ等の
フィクション作品ではなく、
対談――つまりノンフィクション系の作品。
しかも、コメディ映画のような題名とは反対に
真剣かつ深遠なガチ対談が展開されています。
「いまァ、むろまちィじだいィがァ??」
「がるるるるぅ?」(←訳:よみがえるぅ?)
アフリカ大陸東端、
国であって国でない、
存在しているのに国際的には証人されていない、
ソマリランド。
ソマリランドについて語らせたら、
この御方以外の誰がいるでしょう?
現・ノンフィクション作家(かつては探検家にして辺境ライター?)の
高野秀行さん。
そして、高野さんの言葉に打てば響くように応えるのが、
明治大学商学部教授の、
清水克行さん。
「きょうじゅゥさんッ!」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:専門は日本中世史!)
室町時代末期は、
戦国時代とカブる、といったら
日本史嫌いな御方もイメージが湧いてくるでしょうか。
応仁の乱があって、
京都(首都部)はめちゃくちゃ。
政権は機能不全に陥り、
伝統的な掟と近代的な法律がぶつかり合い、
村(豪族)単位で争ったり和解したり。
現代のソマリランドはそれに似ている、と
高野さんは言うのです。
ソマリランドでも
戦争の中心部が都だった。
政権は混沌としていて、
何が“法”なのか分からない。
国をあてにできないのだから、
信じられるのは自分の家族や一族だけ。
「ふむふむゥ、それはァ~」
「がるるるぐるるぅ!」(←訳:似てなくないねぇ!)
宗教、職業ギルド、
大河ドラマ、食文化、識字率。
高野さんと清水さんのお喋りは
あちこちに飛び火、いえ、跳躍します。
ソマリランドの現在と、中世の日本。
いつか中世は終わり、
近世の幕が開くのだとしたら、
ソマリランドの場合も……?
「だいてんかんがァ、おこるゥ??」
「ぐるるがる?」(←訳:変化の波が?)
真面目なんですけど、
楽しく、つるつる~っと読み進めてしまえる
異色の歴史対談本、
日本の“いま”も見えてくる一冊は、
ノンフィクションな御方、
中世史好きな活字マニアさんにもおすすめです。
山口晃さんによるすてきな表紙画を目印に
探してみ手くださいね~♪
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