LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

目の前でProp Strike

2011-02-28 | 航空関連エッセイ
愛機グラマンでサンタモニカ空港に帰還した時の事。いつものように着陸後すぐにRwy21から左旋回して南側のインフィールドに出て、Taxiway Bの手前で停止。ここでサンタモニカ空港のグランドコントロールを呼んだ。すると、”すぐに左に曲がってセスナの後ろにつけて停止しろ!”と捲し立てるような言い方の管制官。何だこいつ?!とちょっと思ったが、少し様子が変だ。 右エンジンを停止 . . . 本文を読む

フライトログ:雲と戯れる

2011-02-24 | Flight Log (機長)
程よい感じでScatteredの雲が4000ftから7000ftくらいの高度にある。Tower Enroute ControlでLocal IFR Flightを楽しむには雲が高過ぎる。これが2000ー4000ftのScatteredの雲だったら、点々とする雲を串刺しにして遊ぶには最適だが、4000−7000ftだと高過ぎる。かと言って高めの高度を飛ぶためにCross-country . . . 本文を読む

フライトログ:久々のフライト 第二話

2011-02-22 | Flight Log (機長)
前回日記の続き。トーランス空港で燃料満タンとし、すぐに機体に乗り込みエンジン始動。このグラマンの良いところなのだが、キャノピーを開けたままエンジンを始動し、ドバッとプロペラが起こす風を受けるのが壮快。そのままTaxy back to Rwy29R。ランナップの後、King Airに続いて離陸となった。流石にタービンの排ガスは臭いので、キャノピーを閉め、King Airから距離を置く。King Ai . . . 本文を読む

フライトログ:久々のフライト 第一話

2011-02-20 | Flight Log (機長)
フライトの頻度が多いので、日記の更新が間に合わない状態が続いていた。ただ、大風邪を引いてしまい、まったく飛べない状態が1週間続き、週末に仕事が入り、なおかつ南カリフォルニアを寒冷前線が通過して嵐という天候。全ての悪条件が重なり、なんと2週間近く飛べなかった。出張もないのに2週間も飛ばないなんて、いままで滅多になかったこと。精神衛生上極めて良くない。やっと時間ができたので、さっそくサンタモニカ空港に . . . 本文を読む

フライトログ:地球は美しい星だ、、、、と真剣に思う.

2011-02-16 | Flight Log (機長)
この日はどうしても試してみたいことがあった。カメラをキャノピーから出して、機外の様子を撮影することだ。キャノピーを開けて飛んでも大丈夫なグラマンならではの芸当。プリフライトインスペクションを行い、機体に乗り込む。やはり愛機はいい。エンジンは一発で始動、そのままタクシーアウトし、ランナップでは短めの暖気。マグチェックはスムーズで、エンジンの調子の良さが伝わってくる。Rwy21からはRight 270 . . . 本文を読む

フライトログ:機体整備終了、そして洗浄も終了、あとは1日飛び回るだけ。

2011-02-14 | Flight Log (機長)
整備から帰ってきた愛機グラマン。そして朝からサンタモニカ空港のWash Rackで機体掃除。そして燃料も満タン。あとは飛ぶだけ!。エンジンは十分に暖気してあり、ランナップの後でRwy21に向った。離陸はRight 270 at Shore Lineとした。エンジンは極めて好調で、ぐんぐんと高度を上げる。ピッチを上げて70kt IASだと、1000fpmの上昇率を示している。そして海岸線で右旋回、こ . . . 本文を読む

まずは機体掃除

2011-02-13 | 航空関連エッセイ
愛機グラマンがサンタモニカ空港に復帰した。最初はサンタモニカ空港のWash Rackで機体を洗うことにした。エンジン始動、気持ちよくかかる。そしてタクシーアウトし、South East Run Upからサンタモニカ空港のグランドを呼んだ。Wash rackに向うと言うと、Rwy21にhold shortされられ、離陸する機体の後を続いて滑走路を横断、北側のTaxiway Aに向った。そのままTax . . . 本文を読む

フライトログ:愛機グラマン復活、サンタモニカに帰還。

2011-02-12 | Flight Log (機長)
ついにグラマンの整備終了。ランディング/タクシーライトをLEDに置換、オイル交換とオイル解析、エンジン整備一式、プラグ掃除、コンプレッションチェック、オイルクーラースクリーンの分解洗浄、メインギアオーバーホールとタイヤも交換。非常にいい感じだ。エンジンに不安があると言って整備した後、最初のフライトがナイトというのもどうかと思うが、信頼できるR氏が整備して試運転した後、これなら大丈夫というなら本当な . . . 本文を読む

フライトログ:贅沢にもマルチエンジンのお迎えで愛機グラマンを引き取りに行くことに

2011-02-11 | Flight Log (機長)
愛機グラマンの整備が終わった。整備ハンガーはトーランス空港にあり、当然ながら機体もトーランス空港にある。整備を担当してくれたメカニックのR氏が、サンタモニカ空港まで迎えにきてくれることになった。送迎なのでセスナ150かセスナ172で来るのかなと思っていたら、なんと双発機ビーチクラフトダッチェスで飛んできた。一瞬、 ”双発機のレンタル料を請求してくる気か?” なんて思った。どうせ送迎費を請求する . . . 本文を読む

フライトロク:目的地を決めずにセネカで散歩 第二話(動画)

2011-02-09 | Flight Log (機長)
先日の日記の続き。セネカIIを駆ってフレンチバレー空港まで飛んできた。給油スポットに機体を停めて一休みした後、エンジン始動、Rwy36に再度タクシーしていく。この時にはLancair IVが離陸していった。ギアが出ていると不格好だが、超が何個も並ぶ高性能な機体だ。ランナップエリアにやって来たが、この段階で次の目的地が決まっていない。なんとなくチャートに目を通し、ヘメットライアン空港に下りてみること . . . 本文を読む

フライトログ:目的地を決めずにセネカで散歩 第一話(動画)

2011-02-07 | Flight Log (機長)
天気も良く、VFRで飛ぶには最適の日。ロサンゼルスから200マイルの範囲にはIMCが存在しないほど。目的地を決めず、セネカを出撃させることに。トーランス空港に到着し、セネカIIに乗り込んだ。シート位置を少し後ろ気味にし、ゆったりした姿勢が取れるようにする。どんな機種でもそうだが、最初に飛ばす時には座席位置が前気味になる。段々その機種や機体に慣れてくると、自分が本当に飛ばし易い座席位置などが変わって . . . 本文を読む

愛機グラマン整備中、ちょっと格好良くなった。

2011-02-06 | 航空関連エッセイ
整備は順調で、エンジンも大きなトラブルはなさそう。一番問題だったのはオイルクーラーの機能も兼ねたオイルスクリーンで、これは徹底した分解掃除中。コンプレッションも問題なく、エンジン整備完了後にエンジンを試運転して、その後で空に戻れそうだ。 今回の整備はエンジンだけじゃなく、いくつかのパーツを交換中。まずはメインギアのタイヤ。予算をけちるわけじゃないが、回りのパイロット達に勧められて、Retreat . . . 本文を読む

フライトログ:戦闘機が飛ぶというので、セネカを飛ばしてチノ空港まで出撃

2011-02-05 | Flight Log (機長)
この日はチノ空港ではT氏のジェット戦闘機 Folland Gnatが飛ぶことになっていた。この日はセネカで飛んで行く事にした。トーランス空港に向かい、セネカに給油。右席にはYOさんが同乗することに。エンジン始動、特に問題ない。この個体が癖があるのだが、流石にそれも覚えた。特に右エンジンが始動直後に機嫌が悪い。左右のエンジンで燃料ブーストポンプの使うタイミングを変えてあげればいいのだが、それを知らな . . . 本文を読む

スポッターさん、ありがとう。

2011-02-03 | 航空関連エッセイ
サンタモニカ空港には展望台があるので、飛行機の離着陸を見に来る人達が多い。1人乗りの小型機、ラジアルエンジンのクラッシック複葉機、ジェット機はガルフストリームIVクラスまで、様々な機体が見れるのに、滑走路間近までアクセスできるのがサンタモニカ空港の魅力。同じような規模の空港でも、ヴァンナイス空港は金網の外でしか飛行機を見る事ができない。 そんなサンタモニカ空港にはスポッターが多く、三脚に望遠レン . . . 本文を読む

Tower Enroute IFRフライトに同乗

2011-02-02 | Flight Log (同乗飛行)
突発的に決まった企画だが、パイロット仲間のKobaさんがTower Enroute IFRで飛ぶのに同乗することになった。どこを飛ぶかという話しになったが、定番コースのTOA-SMO-TOAをお勧めしてみた。サンタモニカ空港/SMOにはマリンレイヤーが入って来る事が多く。空港併設のタイフーンカフェなどで食事をしたりするなら、SMO-TOAのTower Enrouteのコースは暗記する位になっていた . . . 本文を読む