日本への9日間の出張を明日に控え、その前にどうしても一回飛んでおきたかった。この日は仕事帰りのひとっ飛びという、ある意味理想的な時間の使い方。6時過ぎに職場オフィスを出て、仕事着のまま車に乗り込み職場の駐車場を発ち、サンタモニカ空港の駐機スポットに到着したのは6時半過ぎ。職場や自宅から空港が近いというのは素晴らしいと実感した。
プリフライトなどを軽く済ませ、エンジン始動、South east r . . . 本文を読む
この日は仕事の都合で遠出は無理、ローカルフライトに出ることにした。ただ、頻繁に足を運ぶトーランス空港やコンプトン空港などに下りるローカルフライトをするより、30nmくらいの範疇にある最近下りていない空港に行ってみるほうがいいとと思った。チャートを眺め、目についたのがサンタポーラ空港(Santa Paula Airport / SZP)だった。今までは通りすぎる事が多かった所だが、思ったよりもサンタ . . . 本文を読む
機長(Pilot-in-command / PIC)としてIFRを飛ぶには、過去六ヶ月の飛行経歴がある一定の要求事項を満たしていないといけない。そのもっとも一般的な覚え方が”66HIT”、過去6ヶ月、計器飛行条件下もしくはフードをかぶり6回のInstrument Approachを打ち、なおかつHolding、VOR Intercept、VOR Trackingを行っていないといけないというもの。 . . . 本文を読む
Grumman AA1という機体のデザイン上の欠点はいくつもある。最高速度が遅いとかそういう類いの事は仕方がないのだが、一番理解できないのは燃料タンクの小ささ。同クラスのエンジンを積むセスナ152の燃料タンクだって28gal(106リットル)入るのに、このAA1は22gal(83リットル)しか入らない。この6galの差は大きいし、何よりセスナ152は両方のタンクから同時にエンジンへの燃料供給がされ . . . 本文を読む
ここ2ヶ月の間、Grumman AA1を飛ばしていていくつか気になる事項があった。その中でも一番気になっていたのがAirspeed Indicator(ASI)が不正確(実際の対気速度よりもかなり遅めに表示される)なのではないかということ。もちろんASIが全然機能していなければ離陸しないし、離陸すれば違法。そして実際の対気速度(TAS)と計器の表示速度(Indicated Air Speed / . . . 本文を読む
2008年2月20日のブログでも書いたが、セスナ社が次期フラッグシップ機となるCessna Citation Columbus / セスナサイテーションコロンブスの生産計画の発表をしていた。ところが、最近になり残念ながらそのプログラムを中止するとのアナウンスがあった。 セスナ社のフラッグシップはサイテーションX(Citation X)だが、最高速と機体デザインという意味で優れてはいるものの、Gu . . . 本文を読む
アメリカ建国記念日の3連休の週末も終わり、次の週末は通常の土日休みというもの。だが、残念ながら自分は仕事の当番があたり、自由気ままに週末を過ごせない。しかも早朝から午後3時くらいまで仕事が入り、自宅に戻る時には既に1日が終わりかけている感じだった。
このままじゃ気が収まらないと、早速飛び道具一式を担いで空港に向かった。サンタモニカ空港に到着、トランシーバーでATISを取ると、LAX 340 Ra . . . 本文を読む
久々に快晴の南カリフォルニア、完全なVFR Conditionだった。肌にしみいる紫外線、空港アスファルトからの熱気や太陽光の照り返し、夏が来た!という感じの天気だった。普通はビーチなどで紫外線を感じ、ビーチの駐車場などでアスファルトの照り返しを感じて夏だなと思うのだろうが、気合いの入った自家用飛行機乗りが”夏”を感じるのはやはり空港だ。空で日焼けしてこそ飛行機乗り。
この日はそんな”空の日焼け . . . 本文を読む
またまたサンタモニカ空港ートーランス空港の定期便と言われそうなフライトとなった。この日は以前から気になっていたGrumman AA1のキャノピーのひび割れの処置の為、トーランス空港にいるメカニックの友人の所に行く事にしていた。過去4年間もベース空港としていたので、やはりいまだに頼りになる空仲間はトーランス空港にいる。当然サンタモニカ空港にも腕のよいメカニックは沢山いるはずだが、2ヶ月そこそこの帰還 . . . 本文を読む
ハンガーに保管してある飛行機と違い、外置きのタイダウンスポットに駐機していて一番困るのは小物を置く場所がないこと。オイル、工具、タオルなどなど、自分の車の荷台には飛行機関連グッズが満載だった。今Grumman AA1 / Yankeeが駐機してあるサンタモニカ空港では、かなりの頻度で駐機スポットに物入れを設置しているオーナー達を見かける。自分も適当な大きさの荷物入れを設置することにした。
とりあ . . . 本文を読む
既にこの日は午前中に1回飛んでいた(トーランス空港とサンタモニカ空港をIFR / VFRで1回ずつ往復フライト)。午後からは天気が良くなる事が予想されたので、その時には飛行機仲間のA先生の操縦でセスナ172を駆ってのクロカンフライトに出ようという事になっていた。午前中に自分の操縦で飛んでいるので、午後はSafety Pilotとしての同乗のつもりだった。
ただ、午後になってもなかなか晴れ間が見え . . . 本文を読む
サンタモニカ空港ベースの飛行機遊び生活になって2ヶ月弱だが、まだまだトーランス空港の仲間達が懐かしい。休日に何の気無しにGrummanを飛ばすと、何も考えずともとりあえずトーランスに向かってしまう。
最近は昼頃まで海岸線が雲に被われていることが多く、幸運にもIFR Conditionで飛べる機会が多い。サンタモニカ空港ートーランス空港の往復便という飛び方をしていると、トーランスでILS / LO . . . 本文を読む
以前トーランス空港をベースに飛んでいた時と違い、6月から家の近所のサンタモニカ空港がベースとなった事で断然空港へのアクセスが良くなった。自宅からフリーウェイを使わずに一般道を走っていっても車で10分くらいで自分の機体の所まで到着する。あまりにも便利過ぎる環境で、気がついてみれば1ヶ月20時間以上のペースで飛行時間が増えている。
この日も何の気なしに空港に向かい、吸い寄せられるように自分の機体に近 . . . 本文を読む
Grumman AA1という二人乗りの機体を先々月終わり頃から飛ばすようになり、だんだんと”これが自分の愛機なんだ”という自覚が湧いて来た感じがしていた。ただ、やはりなんとなく自分のものではないような感覚があったのも事実。
そんな中、仕事から帰って家の郵便箱を開けると、FAA(連邦航空局)から手紙が来ており、なんとGrumman AA1のRegistration(航空機登録証明書)が届いていた。 . . . 本文を読む
週末の朝方、いつものようにサンタモニカ空港(Santa Monica Airport / SMO)まで出かけた。Rwy21 Endぎりぎりまで1000ftくらいの高さの雲が迫り、一応はVFRという天気だが、雲を避けて離陸していくのはかなり厳しい状況だった。1機Grumman TigerがかなりHigh Rate Climbで雲を避けて離陸していったのを見たが、O-320か0-360エンジンを搭載し . . . 本文を読む