小さな空港が多いアメリカでは、小型ビジネスジェットと同じくらいポピュラーなカテゴリーとしてシングルエンジンのターボプロップがある。自分が飛行機の免許を取りたての頃は、”なんで鼻先にでかいプロペラをつけたターボプロップをわざわざ買う人がいるのか?”と疑問に思っていた。シングルエンジンプロペラ機と言えども、タービンエンジン(いわゆるジェットエンジン)を搭載して与圧機能のあるキャビンを備えたターポプロッ . . . 本文を読む
以前の日記にも書いたが、”使わない免許や意味のない免許は取らない!”という信念のもと、双発機(Multi-Engine Aircraft)の免許取得に然程熱心ではなかった。第一に、保険会社が要求するソロで飛べるようになるまでの時間が長く、免許を取得したからと言っても一人で飛べるわけじゃない。どうしてもソロで飛びたければ、何十時間もインストラクターと同乗飛行して飛行時間を貯める必要があり、それでなく . . . 本文を読む
ロサンゼルス国際空港(Los Angeles International Airport/LAX)等の特殊な空港は別として、南カリフォルニアにあるほとんどの空港には着陸したかもしれない。そんな中、いままで一度も降りた事がない空港の一つがヘメット空港(Hemet Ryan Airport/KHMT)だ。管制塔がない上にグライダーが多く飛んでいる空港で、消防関連の航空機が通常のトラフィックパターン以外 . . . 本文を読む
今までセスナのビジネスジェットサイテーション(Citation)シリーズの最高峰はCitation X であった。コンコルドが引退してしまった現在、Citation Xは民間機最高速の座に躍り出た高性能機。さらにCitation Xの胴体を少し短くしたCitation Sovereignが最新機種として登場したが、いずれも機内で完全に立ち上がって移動できる程の空間は確保されていなかった。つまり、セ . . . 本文を読む
Beechcraft Baron / Duchess / Travel Air、Piper Seneca / Twin Comanche / Seminole、Diamond Star DA42等々、双発エンジンの機体(Multi-engine Aircraft)には非常に興味があった。ただ、2005年くらいから高騰し続ける燃料価格の煽りをうけ、もともと大食いの双発エンジン機のレンタル価格は単発機 . . . 本文を読む
航空機は高速巡航をするその性格から燃料の消費量が多い。特にピストンエンジン搭載の小型機は、エンジンの設計も古くて燃費が良いはずがない。従って飛行機遊びのための支出は原油高の影響をもろに受ける。毎年のように上昇する燃料価格だが、いま航空燃料100LLの1ガロンの価格の相場はロサンゼルスエリアで4ドル50ー60セントという所だろう。今飛ばしているMooneyで巡航飛行をすると、1時間11ガロン近い燃料 . . . 本文を読む
計器飛行(IFR)の免許を取ってから、念願の”雲の中を一人で飛ぶ”という事ができるようになった。気流が安定したStratus/層雲が多い天気の日は、視界ゼロの雲の中飛行の経験を積むのに丁度良い。
この日はRedlands AirportをVFRで離陸し、高度を上げていくと、どうやらParadise VORからSeal Beach VORのあたりまで4000ftくらいの高さに所々雲が転々と浮いてい . . . 本文を読む
自家用飛行機操縦士の免許が”空へのチケット"だとしたら、計器飛行証明/Instrument Flight Rating(IFR)は”雲の中へのチケット”とでも言えるだろう。なかなかまとまった時間がとれずに訓練が進まなかったが、昨年11月に無事IFRを取得した。もちろん実技試験合格後はその場で紙製の免許が発行され、IFR PilotとしてのPrivilegeを完全に活用できるのだが、やはり本免許が来 . . . 本文を読む
比較的どんよりした天気のこの日、Redlands Airprot (L12)でVelocityオーナーのOさんと待ち合わせをする事になっていた。Reno Air Raceに出ているHIGAさんと3人で昼食をしようというお誘いだった。Hard IFRのコンディションなら躊躇してしまうが、若葉マークIFR Pilotの自分には程よい高さの雲、程よいマイルドな天気、冬ながら程よい気温という好条件がそろっ . . . 本文を読む