LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:ホンダジェットもどき発見

2019-09-03 | Flight Log (機長)

休日出勤となったので、軽くフライトして職場まで行くことに。少しは楽しまないと。サンタモニカ空港に到着、愛機のカバーを外してプリフライトインスペクション開始。エンジン始動、気持ちよくタクシーし、ランナップの後にRwy21へタクシーをリクエスト。ところが、目の前にCivil Air PatrolのCessna182が停まっていた。グランドが呼んでも返答なし、迷惑なやつ。CAPを回避してその前に出ていいとグランドコントロール。言われた通り、 CAP Cessna182の前に出た。”?”という表情をするCAP Cessna182のパイロットとコパイ。ちゃんとグランドコントロールのラジオ聴いとけよ!。それから、離陸待ちの時は滑走路近くまで機体を進めろ!と言いたい。

No1のチェロキーに続いてNo2でRwy21から離陸。途中、パシフィックパリセズの上空でそのチェロキーに追いつき、そして追い越す感じになった。向こうはそのまま海岸線に沿って飛ぶ感じ。サンタモニカ管制塔からそのチェロキーが見えるか?と聞かれ、insight, I am making 180 here for special flight ruleの返答した。これでそのチェロキーとの間隔を取れる。thank youと管制官。そして反転してSpecial flight ruleへ。TAS170ktで飛行。パロスバーデスを旋回し、そのままAngeles Gateに向かう。そしてロングビーチ管制塔を呼び、full stop landing Rwy26Lと伝えた。思えばロングビーチに降りるのは久しぶりだ。工事中は立ち寄っていなかった。ATISで26R, 26Lと言っていたが、あれ25R/Lじゃ無いの?と思うほど自分の知ってる情報は古い。管制塔はRwy26L left traffic, at or above 1500ft for nowと言われた。そのまま正直に1500ftで飛ぶ。Rwy30にエアバスが降りてくるようで、先行するCessna172はショートアプローチ、こちらはextend baseとなった。エアバスに対して、こちらのトラフィックアラートを出していた。1500ftという高度はスペーシングの為なのだろうか? その高度を維持したままダウンウィンドを飛ぶ。そしてturn base Rwy26L cleared to landとなる。かなり高めだったが、無事に着陸、そのままタクシーアウトしてSignatureに機体を駐機した。

ここで、オ!ホンダジェットだ!とiPhoneで撮影。ただ、ちょっとノーズの形状が変。あと、エンジンも変。機体番号を確認すると、なんとCitationだった。ホンダジェット塗装のCitation。なんとも紛らわしい。でも、ちょっとウケた。

仕事を終え、ロングビーチから帰還。ちょっとトーランスに立ち寄ってからサンタモニカに戻ることに。ロングビーチRwy26Lのランアップエリアは綺麗になっていた。直行する閉鎖滑走路、Rwy07が無くなり、いい感じの小型機ランナップエリアができていた。ランナップの後にRwy26Lから離陸。あれ?と思うほど機体が安定しない。気づけば160at10くらいの左クロスウィンド。straight outして、Good Yearからトーランス管制塔を呼ぶ。この日のトーランスはRwy11を使用していた。Left traffic Rwy11L との指示。しばらくしてCleared to landとなる。久々のRwy11Lの景色はいい。しばしGA Centerで休憩した。時間的にもう少し早ければ、近くのモールで日本そばをたべれたのに。

そしてTower Enroute IFRでサンタモニカ空港へ向かう。グランドコントールを呼び、Rwy11Lまでタクシー。もらったクリアランスはRH, LAX170, LIMBO, V64, SLI,,,,とRwy29Rからの離陸で使うクリアランス。あれ???と思い、管制塔に問いただすと、thank you for the correctionと言って新しいクリアラスをもらう。Cleared to SMO, after departure fly RH, Radar vector to SLI, V8, POXKU, V363, BAYJY, V186, DARTS, 3000/6000ft 10min, 127.2, 475X

この時、ロングビーチの港でアメリア海軍によるパラシュートジャンプがあったらしい。NOTAMが出ていたが、それが終わるまでIFRリリースはない。5分以上待たされたと思う。でも、IFRだとNOTAMとかエアスペースとかTFRとか気にせず飛べるのがいい。やっと離陸許可。いい感じに離陸し、initial contactでclimb and maintain 4000ft identとのこと。指示にしたがったが、再び同じことを言われた。そして4000ftレベルオフする前に5000ft上昇の指示。さらにheading 060, そしてdirect SLIとレーダーベクターされる。上昇を続けていると、6000ftまで上昇指示。6000ftレベルオフ、ここからG530Wに入れておいたコース通りにオートパイロットで飛行。GS176ktで飛行しており、ぐんぐん地上景色が変わる。SLIを超えてすぐDirect to BAYJYと嬉しいいショートカット。Garminを弄ってPOXKUを取り除くと、機体はGPS指示通りに自動操縦で飛ぶ。V186に乗ると、ちょっとした気流の揺れあり。ただ、北風ながら追い風成分が強く、GS180ktを超えた。一瞬でDARTS intersectionが近づいてきた。アプローチが始まる前から手動操縦へ。Heading 260の指示。そして5000ftへの降下を指示された。RNAV / LPV21 Approachを入力済みなので、必要に応じてハンドフライもオートパイロットもありだ。final approach courseに乗り、initial contactでcleared for visual, cleared to landとなる。こちらが先行、後続は真左にいるC172だった。そのまま巡航降下、ランディングギアはギリギリまで出さなかった。空港まで4マイルくらいで上昇、速度を落としてギアダウン、ここからは2000fpmくらいで降下。滑走路進入直前でフルフラップになり、普段より1000ft以上長い滑走距離で着陸。

飛行機通勤は心地よいが、今日一番の収穫は偽物ホンダジェットに出会ったこと。


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2 コメント

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真似されれば1人前 (Pon)
2019-09-05 12:38:00
いつも楽しいHPありがとうございます。
最近更新無く、気になっていました。ランディングギアの故障と様々な事があったのですね。
所でホンダジェットは売上が一番になり、ついに偽物まで出るとは、驚きです。
ただもう一つの日本製のMRJ(改名して三菱スーパージェット?)はあまり良い噂を聞けないのが心配です。
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Unknown (C2)
2019-09-21 09:12:37
仕事など忙しくて更新をサボっていました。飛行時間は以前の1/3ほどですが、元気に飛んでいます。 偽物のホンダジェットというか、ホンダジェットカラーのセスナサイテーションには笑わされました。ホンダジェットのカラーリングは人目をひきますね。
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