LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ: Waypoint Cafeへ

2021-06-06 | Flight Log (機長)

朝から昼まで雲が出ていて、サンタモニカは1200ft OVCという感じ。ロサンゼルス国際空港やホーソン空港も同様。トーランス空港はVMCだったと思う。オックスナード空港、カマリロ空港は1500ft OVC。雲の配置からVFRで安全かつ合法的に近隣空港に行くのは難しい。かと言って、サンタモニカ空港の長いIFRリリースは避けたい。空港で内装掃除などしながらのんびりしていると、午後になりどんどん晴れてきた。1000ft overcastはfewへと減少。さっそくエンジン始動、B5へタクシー。そしてright turn at shorelineでサンタモニカ空港を離陸。1000ft fewとは言え、800から1300ftくらいまではぼんやりした霧っぽい視界。そして1500ftを超えたくらいで景色が開ける。パシフィックパリセイズを超えると気流は安定、視程も極めて良好。すごく気持ち良いフライト。

せっかくなので、そのままカマリロの方まで飛び、Waypointカフェに立ち寄ることにした。離陸時にカマリロがVFRになっているのは確認していた。サンタモニカマウンテンを超えてKCMA ATISをとると、1500ft few、Wind gust 17kt。iPhoneアプリの衛星画像と比較しながら、空港は雲の下で、東側から覗けるのだろうと予想。その場合、帰りは完璧にIMCで雲を突き抜けられると思った。さっそくカマリロ管制塔にコンタクト、10マイル東から周波数を合わせる。ところが、トラフィックが多く、なかなか割り込めない。結局5マイルくらいで割り込むと、なんと空港は眼下に近い。ここでストレートインとなるが、先行するセスナが超低速。こちらも80ktまで急減速し、フルフラップギアダウンで高度を落とす。ところが、ノロノロと着陸、滑走する先行機。今思えば、Waypointにやってきたリバーサイドから飛んできた気の良いカップルのセスナだった。こちらはそのセスナがタクシーアウトするまで接地せず、おかげでTaxiway Dからタクシーアウトすることに。

着陸後、Waypoint parkingまでタクシーをリクエスト。Taxi via D Fと管制官。のんびりとタクシーし、Waypoint Cafeへ。駐機すると、すぐにfuel truckがやってきた。I am OK today, no needと言うまで、笑顔でまつfuel truck。ノルマでもあるのだろうか。そのままカフェへ。並ばないでも入れた。Wedge SaladとIcetea lemonadeを頼んだ。非常に良い感じの昼食だった。さきほどノロノロ飛んでいたセスナ 172のカップルだが、アイスティーをテイクアウトし、機体を眺めながら歓談していた。良い感じだ。

食事を終えると、あれよあれよと雲が晴れてしまった。残念ながらIMCは無し。駐機スポットからカマリロClearance 121.8にコンタクト。Tower enroute IFR to KSMOをリクエスト。あと、Taxi to Rwy26 via G2 G A 26と管制官。そして、caution for Columbia joing G2とのこと。こちらが先だったので、Columbiaと進路を譲り合う必要はなかった。ランナップエリアでクリアランスをもらう。Cleared to KSMO, after departure right turn heading 275, radar vector to VNY, V186, DARTS, direct, 3000ft / 5000ft after 5min, Magu Approach 124.7, Squawk 47XX

離陸リリースは3-5分まった。アップウィンドではかなりの上昇気流。すぐに4000ft、10秒後には5000ftまでクリアランスをもらった。4000ftに到達した時点でheading 030。もうすぐ5000ftというところでheadng 090 cleared to VNY VORとなる。ここからはGarmin G530Wのコース取りでGPSSオートパイロット。気流が安定しており、IAS155kt、TAS174ktでのフライト。フルスロットルで、200度F Rich of peakの設定。もう少し速度が欲しいが、今日の天候ならもしかしたら150度F ROPくらいが一番美味しい設定なのかもしれない。Magu approachで周波数ハンドオフ。VNYまで10分くらいのところでSocal 134.2へ。ここでSMO ATIS Xを伝えたら、thank you for X, expect RNAV21と管制官。

外気温は81度Fで、CHTはちょっと高め、350度F以上のシリンダーが並び、時に370度Fを超える。パワーも出ているし、こんなものだろう。いちいちTrue Air Speedは計算 しなかったが、GS178ktで推移していた。バンナイス空港を超え、V186、heading 095となると、少し向かい風成分が増える。Socal 124.6へハンドオフ。南東の風を感じていると、案の定GS172ktへ減速。それにしても、飛びながら風向きがなんとなく分かるのって不思議だ。計器見たりGPSを見て考えなくても、なんとなく風向や風速が分かる。人間の感性って不思議だ。

アプローチに備えて徐々にスロットルを絞る。DARTSまでもう直ぐというところで、まったく管制官の反応なし。オートパイロットオフにし、S-TECオートパイロットが勝手にアプローチコースへターンするのを防ぐ。DARTSに行く前に、Smooth turnの機能で旋回を始めてしまうからだ。すると、heading 180 4300ftと管制官。ちょうどこれがGarminが描いたコースと同じ旋回タイミングだった。もう5−10秒早く言ってほしかった。さらにheading 180になる前に、4000ft cleared for approach。そしてfinal approach courseに乗るかというところで、once established 3000ftとのこと。そしてcontact tower。cleared for visual, cleared to land 21となった。そのままGS170ktで飛ぶ。Twin highriseを過ぎても170kt以上で飛行。これは気持ちがいい。Rancho parkを越え、2000ftくらいで一瞬レベルオフ。ここで減速して145ktでギアダウン、さらに降下。1000ft前後でかなり激しい揺れ。あと、鳥がたくさん飛んでいた。上昇気流がある時、こうやって鳥がファイナルに集まる。揺れがあったがフルフラップとし、良い感じのノーズアップ着陸ができた。

懸念事項だったラダベーターが直ってから、ホント飛んでいて気持ちいい。

 


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