LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

ボナンザの修理完了。リバーサイドまで同乗飛行。

2021-03-29 | Flight Log (同乗飛行)

ラダベーターのマグネシウムパーツの修理が必要となり、長きに渡りWaypoint Aviationで預かってもらっていた。紆余曲折あり、やっと修理完了。そしてテストフライトも無事終了したとの連絡あり。やっと愛機を取りに行けることになった。リバーサイド空港までは、ショップの飛行機で送迎してくれる。VFRしか飛べない機体なので、その調整に時間を要した。お迎えの時間は朝9時、サンタモニカ空港のTransient Parkingで待ち合わせ。こちらが空港に到着したのは8時50分頃。すでにBonanza / Debonair N8557MがTransient Parkingにいた。パイロットはStanという良い感じのパイロット。挨拶をし、57Mに乗り込む。彼は体重200キロはあるかという大柄な男なので、Debonair / Bonanzaだと狭い。機体に乗り込み、そしてヘッドセットを取り付けた。ところが、ラジオは聴けるが、お互いの声が聞こえない。結局向こうはパイロット用、こちらは後ろのパッセンジャー用の接続でなんとかなった。どうやってSMO-RALに行くのか?と尋ねたら、Hollywood サインの方からチノを抜けていくとのこと。Special Flight RuleからSLI VOR-RALでもいいよと言うと、悪くないねとStan。でも、結局彼の行き方を選択。

Transient Parkingでエンジン始動。ボナンザのホットスタートには慣れている様子。グランドにコンタクトし、B5ランナップへ。良い感じの機体で、エンジンも調子良さそう。JPIのデジタルエンジンモニターがついており、GPSを入れるようの大きなスペースが空っぽのAvionicsスポットが確保されていた。アップグレードしている最中のようだ。それが終わればIFRも飛べるようになる。

離陸はleft downwindを提案。あと、VFR departure procedureを教えてあげた。fly over golf course, crosswind over Lincoln Blvd, downwind over Venice Blvd. 彼はフルスロットルのままで行く感じ。ダウンウィンド、巡航、そのまま2520rpmくらいで、ちょっと高めの回転数。MPは26.2という数字を維持していた。こんな出力設定で巡航していいの?と思ったが、JPIに表示される%出力は70%台半ばと大したことなり。それでIAS150kt以上、GS160kt以上で飛んでいた。回転は滑らかで、乗り心地もいい。さすがショップの機体。ちょっとStanと話したが、彼はEmbry-Riddle出身らしい。たいしたものだ。あと、我が愛機、S35ボナンザのテスト飛行をしたパイロットのようだ。You have a great planeと言っていた。

ほぼサンタモニカ空港のロングファイナルに並行に飛ぶように東へ進み、ハリウッドサインの横まで来た。そのままClass Bを避けながら低い高度を維持して飛行。ほぼドジャーススタジアムの直上を飛ぶ感じで東に抜け、ここで徐々に上昇。Socal 135.05にコンタクトしてflight followingをお願いするた、エルモンテ空港の西2マイル程度ならSocal 125.5にしろと言われた。周波数を変えて再度コンタクトするが、忙し過ぎて相手にされない。3500ftで巡航だが、まさにV186 East boundに乗る感じ。この時のSocal approachは忙しすぎ。もしだめなら、そのままSquawk VFR1200で行くとのこと。ところが、Socal Approachからテールナンバーを呼ばれ、ここでやっとFlight following squawkをもらう。これでClass CもD関係ない、まっすぐチノ空港の上空を突き抜ける。

いままで飛んだことのないコース取りだたので、非常に面白かった。チノの西の山の前後で揺れが激しくなる。StanがHoo!と叫ぶほど。朝、サンタモニカに向かう時もこんな感じだったらしい。リバーサイドのアップウィンドを横切る感じで、空港の南側へまっすぐ進路を取る。そしてSocal approachからリバーサイドタワーへ。Cessna172に続いて着陸。向こうは70ktで飛んでいるようで、こちらに減速を指示。着陸はちょっとラウンドアウトが高めのもの。いい感じだった。

Waypointの前には我が愛機が居た。駐機後、Stanに御礼を言った。Good luck with the turbulence!とのこと。やはり、あのTurbulenceはそうとうやだったようだ。久々の愛機との対面。帰りのIFRフライトが楽しみだ。


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