LOS ANGELES FLIGHT DIARY

愛機ビーチクラフトボナンザで南カリフォルニアの空を駆ける日本人飛行機乗りの日記。

フライトログ:フラトン空港の管制官、性格悪いね。

2020-12-19 | Flight Log (機長)

今日は朝から飛ぶことにした。天気をチェックすると、砂漠側は北風が強い。本当はカマリロに飛び、Waypoint Cafeに立ち寄り、テイクアウトして IFRで飛んで砂漠の空港にでも立ち寄り、またIFRでサンタモニカ帰還をイメージしてた。とりあえず上空に行き、様子をみながら砂漠にいくかどうか決めることにした。エンジン始動、ランナップに向かい、right turn at shore lineで離陸。目の前にはCitationが離陸待ちをしていた。こちらがアップウィンドに来て、すぐにCitationの離陸。そこで管制官から焦り気味で呼ばれ、start your right xwind turn!とのこと。VFRのアップウィンドはstraight outより南寄りなので、こちらが海岸線で北上する時にIFR departureのCitationと進路が交差してしまうからだろう。すぐに右ターンを開始、北西に飛びながら海岸線を目指す。クリアランスなしでこんな飛び方したら、一発で警告の手紙をもらうことになるだろう。しばらくして、サタンモニカマウンテンを越え、さらに上昇を続けた。北風の揺れを感じ始めたが、それ以上に気になったのはシエラネバダを覆うキャップクラウド。これは厳しいかなと思い、カマリロー砂漠ーサンタモニカのコースを諦めた。

南側でいいカフェはないかなと考え、フラトンかパロマーが頭に浮かぶ。とりあえず近場でいいかと、フラトンのWings Cafeを目指すことに。Special flight rule 3500ftで飛び、そのままPractice areaに向かう。出力設定は2400rpm20インチ、のんびり飛行。13gph程度のミクスチャー設定。海上でSocal approach 127.2を呼び、practice approach to KFULをリクエストした。すぐにSquawk codeをもらい、do you want full approach?と管制官。Yes, and full stop at KFULと返答。すると、Proceed to SLIとのこと。ここで勘違いしていたのだが、管制官はprocedure turnまで入れてのアプローチのつもりだったのだろう。自分はそのままSLIからBWALTを目指すものだと思っていた。そのまま3500ftで飛行。Queen Maryの上空でトラフィック2機が迫る。ただ、全然目視できないでいた。Traffic! Trafficと警告が出る。すると、管制官がclimb to 4000ft!と指示。すぐに上昇開始した。4000ftでSLIに到着、そのままheading 020で降下。そしてrequest frequency change to FUL tower とした。本来ならfull approachだったののに。後続の訓練機がフルアプローチを打つのを聞いてやっと理解した。フラトンはCircle South, Rwy24 cleared to landとなった。小さめのパターンで着陸し、そのまま駐機。そしてWings Cafeで休憩した。

休憩を終え、機体に戻ってエンジン始動、そしてグランドにコンタクトしてTower enroute IFR to KSMOをリクエスト。管制塔とグランドを一人二役しているようだ。ただ、そっけない返事で、did you file a plan?と管制官。No. I would like to get a Tower-enroute-control IFR clearance, I have Papa9 route と伝えると、When not busy I can do it, but.,,,,とゴチャゴチャ言ってる。Papa9ルートまで知ってると言ってんだから、ちょっと待たせてでもTEC IFRクリアランスをアレンジしてくれればいいのに。性格悪すぎ。It is a short flight. I have never file an IFR for such a short flight in Socal. That is what the TEC IFR is for!と怒り気味のテンションで返答。Busy hereと管制官。Ok then, I file!  Bye!!!と無線交信を切った。さらにエンジンも止めた。

Flight Service Stationに電話するが埒が明かない。インターネットでフライトプランをファイルすることにした。FUL-SLI-POXKU-BAYJY-DARTS-SMO at 6000ft、まさにSocal Papa9ルート、TEC IFRと同じ。燃料の入れ間違いなどあり(積載量じゃなく継続飛行時間)、10分以上かかった。やっとエンジン再始動、そしてグランドを呼んだ。すると、I was calling you, but you were off line,,,,,,とのこと。当たり前だっての。I filed the plan. I want to open itと主張。すると、声の違うグランド管制官が出てきた。そして、クリアランスをもらった。

Cleared to KSMO, after departure turn left heading 120, radar vector to SLI, V8, POXKU, V363, BAYJY, V186, DARTS, direct; 2000ft/6000ft 10min; departure frequency 125.35; Squawk 472X

ランナップを終え、Rwy24から離陸。先ほどの管制官がタワー担当だったので、終始不機嫌な声を演出。そしてSocal departureにつながる。Initial contactで4000ft。V8を南に飛び越え、heading 080、050とレーダーベクター。そしてV8に乗ったかと思ったら、direct BAYJYとなる。最高速巡航する気流じゃなく、2500rpm 20inchの出力設定。BAYJYへの巡航中、6000ftへ上昇。ここでは気流がまし、フルスロットル2500rpmで最高速巡航開始。V186までずっとオートパイロットでの飛行。

KEMTの上空を過ぎ、what type of appraoch?と管制官。RNAV21 pleaseと私。すると, 4000ftまで降下を指示された。ここでドカンという頭をぶつける揺れ。一瞬Yellow arcに入るほどのウィンドシェア。ピッチアップで減速、ラインディングギアを出し、それから降下開始。そして4000ftに到達する前にheading 240となる。DARTSより手前でファイナルアプローチコースをインターセプト。4000ft until established, cleared for the approachと管制官。一度山肌より低い位置に来ると、気流も安定してきた。ここではギアを再度格納し、再び加速。サンタモニカ空港管制塔にハンドオフされ、すぐにcleared for visual cleared to landとなった。

いい感じに着陸し、グランドにコンタクト。ここで、サンタモニカ管制塔の電話番号を聞いた。一応フライトプランが閉じているかどうか確認したかったからだ。FSS WebsiteでIFR flight planをファイルしたが、結局はTEC IFRをもらったようなので、2個のプランが開いていないか確認したかったから。管制塔に事情を話すと、大丈夫、プランは閉じているとのこと。安心した。性格の歪んだフラトンの管制官に比べ、サンタモニカの管制官は友好的で優しい。

 


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