明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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なぜマスコミは小沢一郎を叩くのか

2012年07月28日 22時50分01秒 | Weblog
なぜマスコミは小沢一郎を叩くのか・・・(徳山 勝)より

日本のマスコミが、政治家小沢一郎を好意的に報道したことがあったとすれば、それはおそらく小沢氏が自民党幹事長に就任するまでのことだろう。

小沢氏が93年に自民党を離党した後、何時のころからか好意的ではなくなった。

そして、オランダ人ジャーナリストのカレン・V・ウォルフレン氏が、

その著「誰が小沢一郎を殺すのか」の中で「人物破壊」と書いたように、

凄まじいバッシング報道をするに至った。

 
小沢嫌いの人はもちろん、マスコミ報道を鵜呑みにする人たちも、

マスコミが小沢氏をバッシングしているなど、思いもしていないだろう。

ましてや、①クロスオーナーシップの廃止、②新聞再販制度の廃止、③記者クラブの廃止、④電波オークションの導入、以上の4つがマスコミにとって受け入れ難いことだ、との認識もないはずだ。

即ち、この4つの事柄が、小沢バッシングの重要な理由のうちの一つなのである。


日本では、大手新聞5紙とテレビキー5局とが、同一の資本系列にある。

在京キー局についていえば、読売と日本テレビ、朝日とテレビ朝日、毎日とTBSなどである。

このような関係を「クロスオーナーシップ」と言うのだが、アメリカやイギリスなどでは、「報道の自由」の観点から好ましくないとして規制(=禁止)されている。


放送事業は電波使用の許認可権を通して政府の関与を受ける。

新聞が放送と同一資本だと、新聞は電波の許認可更新を通して、政府の間接的影響を受ける。

新聞事業が政府の影響を受けることは、「報道の自由」の観点から好ましいことではない。

そこで諸外国では「クロスオーナーシップ」が禁止されている。

間にはある種の緊張が生じ、ジャーナリズムとして相互チェックが働くことになる。


新聞とテレビの間に緊張があり、相互チェックが働けば、06年に公正取引委員会が再販価格制度の抜本的見直しをした時、新聞の販売価格維持は流通段階での自由で公正な競争を阻害するとして、テレビにより批判されたはずだ。

当時、新聞業界は自民党の新聞販売懇話会(会長代行・中川秀直、事務局長・山本一太)を通して公取に圧力をかけ、再販価格制度を維持したのだが、そういうことは全く報道されなかった。


新聞の再販価格制度は、これが廃止されると「戸別宅配が衰退する」「僻地では宅配が困難になる」などより、市民の「知る権利」が失われるとして正当化されている。

だがその実は、専売店に部数増を強く求め、大部数を維持し、それによって広告の価値をあげていくビジネスモデル(=収益構造)を維持するためである。

従って、部数増の強引な拡販競争には走るが、新聞の「質と価格」の競争にはなっていない。


また、テレビが新聞と資本関係にあることが、国民の有限資産である電波利用料を競売にかけ、落札金額を国庫に入れる「電波オークション」が実施されない理由だと、鬼木甫(情報経済論)阪大名誉教授は指摘している。

既にオークションを実施している諸外国の例から、日本でこれを実施すれば、最低でも年間約1兆円の歳入が見込める、と言われる。

ちなみに現在、日本全国のテレビ局の総収入は3兆円超もあるが、テレビ業界が国庫に収めている電波使用料の総額は僅か30数億円である。(*注)


クロスオーナーシップを禁止する本来の目的は、報道の自由、言論の自由を守ることにある。

処が、日本のマスコミは、その収益構造が自由で公正な競争を前提にしていないのでこれに反対する。

それだけではない。

権力におもねる似非ジャーナリズムだからでもある。

ジャーナリズムとは、今さら書くまでもないが、日々に起きる出来事を取材して伝えるに当たり、権力におもねることなく民主主義を規範とするものだ。


権力におもねった似非ジャーナリズムの最悪の例が、戦時中の大本営発表の垂れ流し報道である。

陸山会事件で土石流のように流された検察のリーク情報。何一つとして検察は立件できなかった。

このことをウォルフレン氏は、まずスキャンダルを流し、マスコミがそれを報じ邪悪なイメージを形成する。

そして、裁判で有罪をだして、その人の人生を奪う。

似非ジャーナリズムによる「人物破壊」の典型である。


既にお分かりだろう。

日本の健全な民主主義のためには「クロスオーナーシップの禁止」が必要なのだ。

その認識を持ち、実施する力を持つ小沢一郎という政治家を、既得権益を享受する霞ヶ関、財界、マスコミは、「現在の日本の統治システムにとって脅威となる人物」として、排除しようとしているのである。

その逆の存在が、自民党山本一太参院議員のように、新聞業界から政治献金を受けている議員たちである。


*注:電波使用料の国庫歳入総額は1千億円超/年。

その殆どは携帯電話の使用料からのものである。

なお、テレビ地上波のデジタル化費用はこれによって賄われた。

アメリカから自由になって、押しつけ憲法を正せ

2012年07月28日 22時44分08秒 | Weblog
アメリカから自由になって、押しつけ憲法を正せ

(ひょう吉の疑問)より 

アメリカから押しつけられた憲法は、アメリカと対等にならなければ変えられない。

真の自由も、真の戦争放棄も、現状ではなし崩しである。

現在の日本は『自由』な国家でも、『平和』な国家でもない。


言論は抑圧され、日本全体に重苦しい空気が漂っている。

大手マスコミは完全にその傘下に入っている。


行政組織は統治能力を強める一方である。

公務員の親方日の丸的な性向はいっそう強まっている。

誰も国民に関心がない。公務員でありながら。

中間管理職ほどその傾向がある。


教育現場も元気がない。

校長は、行政にとって使い勝手のいい中間管理職に成り下がっている。

上には関心があっても、下には関心がない。

まして生徒には興味がない。

文科省に異を唱えるなどとんでもないことである。

一般教員は教員免許更新制が実施されてから、ますます萎縮してしまっている。


こんななかで『自由』と『人権』を考える風土は育たない。


いびつなことに、『自由』のない重苦しい雰囲気のなかで、

『人権』だけが突出しようとしている。


『人権侵害救済法』が提出されようとしている。

『自由』も『人権』も考えようとしない風土のなかで、

『人権侵害』だけを問題にしようとする活動団体が政府のなかに入り込んでいる。

彼らは中央政府にも、地方行政組織にもその活動範囲を広げている。

その組織に取り込まれた行政マンは出世していく。

今この手の公務員が、中央・地方を問わず、行政組織の中核にいる。


そのことを垣間見せたのが、復興大臣の松本龍事件であった。

『今のはオフレコ、書いたらその社は終わりだからね』

まだ記憶に新しいところだ。

松本龍自身が語るに落ちたように、このことに関しては言えないことがいっぱいある。


この手の団体の大会はこの夏も花盛りである。

そこに多くの公務員や企業関係者がかり出されている。

今やそれはさらに巧妙化され、行政組織の中の人権セクションがその主催者と

して音頭を取る一方で、活動団体は表舞台から一見すると名前を消しつつある。

初めて参加する人は何も気づかないようになっている。


行政組織は弱い者には強いが、このような『人権』を表看板にした団体には弱い。

活動団体の最後の砦はアメリカによって押しつけられた日本国憲法である。


『自由』と『人権』、これは日本国憲法の表看板でありながら、

同時に日本国憲法の最も弱いところである。

このことの破壊力は、もうすぐ顕在化する。

今はそれが学校現場に現れている。

学校に現れていることは、10年後には一般社会に現れる。


今起こっている原発反対のデモは、国民の声が政治に届かないこと、

そして国民の気持ちと国家行政全般がまったくミスマッチであることへの、

漠然とした不安が背景にある。


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(関連動画)

テレビが隠すニュース

http://youtu.be/tPABtY9FkgQ

日本、シュートの正確性欠く=サッカー女子〔五輪・サッカー〕

2012年07月28日 22時22分16秒 | Weblog
日本、シュートの正確性欠く=サッカー女子〔五輪・サッカー〕

http://footballingtube.blog93.fc2.com/blog-entry-14389.html

 互いに決め手なく引き分けた。

日本はスウェーデンの運動量が落ちた後半、大儀見、右DFの近賀らが守備陣の背後を突いたが、シュートの正確さを欠いた。

終盤はドリブルが得意の岩渕を投入して打開を図ったが、無得点。

熊谷、岩清水ら守備陣は、エースのシェリンにボールを集める相手の攻撃に最後まで集中力を切らさず、無失点でしのいだ。 

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なでしこジャパン、スウェーデンとドローで1勝1分けに

日本女子 0 - 0 スウェーデン女子

テキスト詳細

試合後、佐々木監督のコメント

カナダ戦よりも成長した内容を見せることができました。

ゴールを決めきれなかったのが残念ですが、次につながる試合をやってくれたと思います。

守備もバランスが良く、相手エースの8番(シェリン)に対しても、2人のセンターバックがうまく守ってくれました。

(第3戦の南アフリカ戦については)カナダ戦よりも成長した姿を見せることができたので、期待していてください。

今日の結果で決勝トーナメントに行くパーセンテージも上がった。

南アフリカ戦もいいサッカーを見せたいですね。


試合後、宮間のコメント

勝てなかったのは残念に思っていますが、次に切り替えていきたいです。

前半の課題を後半は修正できたので、また1つひとつみんなでやっていきたいです。

(今日も多くのサポーターが応援してくれたが)たくさんの声援を聞くと胸が熱くなりますし、非常にありがたいです。

(第3戦は)どう臨むか分かりませんが、わたしたちはチャレンジャーなので、100パーセントの力を出すだけです。

試合後、鮫島のコメント勝ち点3を取るつもりで試合に入ったので、引き分けは悔しいです。

(左サイドを積極的に上がっていたが)もうちょっとうまく走れればよかったんですが……。

次はそこを修正していきたいです。

(けがでメンバーから外れた宇津木へメッセージを)今まで一緒に戦った仲間ですし、彼女の分も一生懸命がんばるので、見ていてほしいです。

次の試合も勝ち点3を取りにいきたいと思います。


試合後、岩渕のコメント勝ちたかったので悔しいです。

(五輪は)本当に素晴らしい舞台ですが、いつもとやることは変わらないので、点を取れなくて悔しいです。

(監督からの指示は)全部仕掛けていい、パスとか考えず、シュートまで行けと。

(サポータへのメッセージは)優勝を目指して頑張るので、これからも応援よろしくお願いします。

前半開始 日本女子ボールでキックオフ

前半1分 【スウェーデン女子】右サイドからのアーリークロス。ファーサイドに走り込んだM・ハンマーストロムがヘッドで合わせるが、うまくヒットせず、サイドに流れる

半3分 【日本女子】大儀見のポストプレーから右サイドに展開。オーバーラップした近賀がクロスを入れるがミスとなり、ラインを割る

前半4分 【日本女子】宮間のパスを受けた川澄が前線に走り込んだ大野へスルーパスを送るが、ボールが長くなり、GKリンダールが抑える

前半5分 【スウェーデン女子】左サイドからのアーリークロス。熊谷と岩清水の間に入り込んだシェリンにボールが渡るが、オフサイドの判定

前半7分 【日本女子】左サイドで大野からのスローインを受けた川澄が中央に切り込み、右足でシュートを放つが、ゴール右上に大きく外れる

前半10分 【スウェーデン女子】前線への展開を狙うが、日本の組織的な守備の前に縦パスを入れることができない

前半11分 【日本女子】大儀見のポストプレーから左サイドに走り込んだ川澄に展開。川澄は中央に走り込んだ大野へクロスを入れるが、惜しくも合わずGKリンダールがキャッチする

前半13分 【日本女子】澤、宮間と浮き球でつなぎ、受けた大儀見が胸トラップから左足でシュートを放つが、ボールに勢いがなくGKリンダールがキャッチ

前半14分 【日本女子】ペナルティーエリア付近で川澄からのパスを受けた大儀見が中央に切り込みながら右足でシュートを放つが、DFにブロックされる

前半17分 【スウェーデン女子】左サイドからアルムグレンとのワンツーで中央に切り込んだトゥネブロが右足でシュートを放つが、GK福元がセーブする

前半19分 【スウェーデン女子】アルムグレンがシェリンとのワンツーでペナルティーエリア付近まで侵入するが、岩清水が巧みなディフェンスでボールを奪う

前半22分 【日本女子】大儀見に対するトゥネブロのファウルで得たペナルティエリア付近右からのFK。宮間のキックはDFに当たり、右CKとなる

前半23分 【日本女子】宮間の右CK。左足のキックはDFがクリアする

前半24分 【日本女子】左サイド深い位置でボールを拾った鮫島がドリブルで中央に切り込み、右足でシュートを放つが、GKリンダールがキャッチする

前半26分 【スウェーデン女子】左サイドからのトゥネブロからの高いクロス。ファーサイドでヤコブソンが鮫島に競り勝ちヘッドで合わせるが、シュートはゴール右に外れる

半28分 【スウェーデン女子】右サイドでヤコブソンが川澄と鮫島のチェックをかわし、中央に切り込んで左足でシュートを放つが、ゴール右に惜しくも外れる

前半31分 【日本女子】左サイドでスローインを受けた鮫島が中央に切り込みながら右足でクロスを入れるが、中央の選手に合わず、GKリンダールがキャッチする

前半33分 【日本女子】大儀見のスルーパスを受けた大野が右サイドで抜け出し、ドリブル突破を図るが、DF2人に囲まれ、ボールを奪われる

前半35分 【日本女子】大儀見のパスを受けた宮間が右に展開。オーバーラップした近賀がグラウンダーでクロスを入れるが、DFにカットされる

前半37分 【スウェーデン女子】澤がボールを失い、スウェーデンがカウンター。シェリンからのパスを受けたセーゲルのシュートを日本DFがブロックし、左CKに。セーゲルのキックは澤がヘッドでクリアする

前半40分 【スウェーデン女子】中盤でパスを回し、シェリンの落としを受けたアルムグレンが右サイドに走り込んだヤコブソンにスルーパスを出すが、鮫島が戻りカットする

前半42分 【スウェーデン女子】右サイドでパスを受けたヤコブソンが鋭いクロスを入れるが、澤がヘッドでクリアする

前半終了 0−0で前半終了

前半総括 序盤は両チームともに相手の出方を見る慎重な戦いぶり。

日本は持ち味のパスワークで攻撃を仕掛けるが、司令塔・宮間へのパスコースを切るスウェーデンの巧みな守りで、決定機をつくるまでには至らない。

一方のスウェーデンも、エースのシェリンにボールを集めるが、日本は素早いチェックで前を向かせず。

結局、前半はお互いに決め手を欠き、0−0で終了。

後半に向けて、日本は攻撃面での対応策が求められる展開となった。


後半開始 スウェーデン女子ボールでキックオフ

後半2分 【日本女子】後方からのロングフィードを大儀見がヘッドですらし、受けた川澄が左サイドを独走。中央に切り込み右足でシュートを放つが、GKリンダールがパンチングではじく

後半4分 【日本女子】大野からのスルーパスを受けた川澄が左サイドを突破。DFに追いつかれるが、フォローした大野へ川澄からのヒールパスが通る。抜け出した大野が低いクロスを入れ、走り込んだ澤が左足で合わせるが、シュートに勢いがなく、GKリンダールがセーブ

後半6分 【スウェーデン女子】右サイドを突破したヤコブソンが中央に切り込み、シュートを狙おうとするが、岩清水がカバー。こぼれ球を拾ったスベンソンが右足で狙うも、熊谷が体を張ってブロックする

後半7分 【スウェーデン女子】左サイド高い位置でこぼれ球を拾ったトゥネブロが右足でシュートを放つが、ゴール右に外れる

後半8分 【日本女子】宮間のパスを受けた近賀がダイレクトでスルーパス。大儀見が抜け出すが、飛び出したGKリンダールが先に触り右CKとなる。宮間のキックは後方で待つ近賀へつながり、リターンパスを受けた宮間が左足でクロスを入れるも、ミスキックとなり、競った大儀見がファウルを取られる

後半12分 【日本女子】左サイドでボールを持った鮫島が裏に走り込んだ大野へ浮き球のパスを送るが、オフサイドの判定

後半14分 【日本女子】大儀見のパスを受けた澤が右サイドへ展開。受けた宮間が巧みなトラップでDFをかわし、中央に切り込むと、左足でシュートを放つが、ゴール右に外れる

後半14分 【日本女子】10 澤穂希OUT 14 田中明日菜IN

後半16分 【日本女子】田中のスルーパスを受けた大儀見がペナルティーエリア内でDFを切り返しでかわし、左足でシュートを放つも、DFに当たり、GKリンダールがキャッチ

後半18分 【スウェーデン女子】14 アルムグレンOUT 9 アスラニIN

後半17分 【日本女子】大儀見からのボールを受けた大野が、オーバーラップしてきた近賀にスルーパスを送るも、トゥネブロがカバーする

後半20分 【日本女子】大儀見が相手からボールを奪いカウンター。大儀見は大野へとつなぎ、大野は走り込んだ大儀見へDFを引き付けてスルーパスを出すが、大儀見のシュートはGKリンダールがキャッチされる。日本、決定機を逃す!

後半22分 【日本女子】左CK。宮間のキックはDFがヘッドでクリアするが、こぼれ球から混戦となり、ファーサイドで待つ大儀見につながるかと思われたが、DFが足を伸ばし、クリアする

後半24分 【日本女子】右サイドでボールを受けた宮間が、オーバーラップした近賀へスルーパス。抜け出した近賀が折り返すが、中央で合わせた大野のシュートは勢いがなく、GKリンダールがセーブする

後半26分 【スウェーデン女子】後方からのフィードをアスラニがヘッドで縦に流す。受けたシェリンはDFをかわし、シュートに持ち込むが、GK福元がセーブする

後半27分 【日本女子】バイタルエリアでボールを受けた大野が左サイドの川澄に展開。川澄はドリブルで中央に切り込み右足でカーブをかけたシュートを放つが、ゴール右に外れる

後半28分 【スウェーデン女子】左サイドでボールを持ったM・ハンマーストロムがクロスを入れる。中央に走り込んだアスラニがヘッドで合わせるが、ゴール右に外れる

後半30分 【日本女子】宮間のクロスから右CKを獲得。宮間はショートコーナーを選択し、リターンパスを受けると、左足でクロスを入れる。ファーサイドで熊谷が合わせるが、ゴール左に外れる

後半33分 【スウェーデン女子】10 ヤコブソンOUT 13 ニルソンIN

後半32分 【日本女子】ゴール前での細かいつなぎから川澄のヒールパスを受けた大野が裏に抜け出すが、オフサイドの判定

後半34分 【日本女子】大儀見からのスルーパスを受けた大野が裏に抜け出し、中央に折り返すが、誰も走りこんでおらず、チャンスを逸する

後半35分 【日本女子】11 大野忍OUT 16 岩渕真奈IN

後半37分 【日本女子】岩渕へのファウルで得た左FK。宮間が素早く展開し、川澄、田中とつなぐと最後は岩渕が左足でシュートを放つが、GKリンダールが正面でキャッチする

後半38分 【スウェーデン女子】右CK。M・ハンマーストロムのキックはGK福元がパンチングでクリアし、左サイドにボールが流れる。そのボールを拾ったトゥネブロが岩渕をまた抜きでかわし、中央に切り込むが、グラウンダーの折り返しは、田中がカットする

後半41分 【スウェーデン女子】左サイドを抜け出したトゥネブロがクロスを入れる。中央に走り込んだセーゲルがヘッドで合わせるが、GK福元がセーブ

後半42分 【スウェーデン女子】7 ダールクビストOUT 11 ヨランソンIN

後半43分 【スウェーデン女子】中盤で田中からボールを奪ったアスラニがドリブルで持ち込み、右足でロングシュートを放つが、ゴール上に外れる

後半44分 【スウェーデン女子】左サイドでボールを持ったシェリンが近賀をかわし、中央に切り込むと右足でシュートを狙うが、ゴール右に外れる

後半 アディショナルタイムは3分

後半47分 【日本女子】17 大儀見優季OUT 7 安藤梢IN

後半46分 【スウェーデン女子】バイタルエリアでこぼれ球を拾ったM・ハンマーストロムが左足でシュートを狙うも、GK福元がキャッチする

後半47分 【スウェーデン女子】左サイドでボールを受けたヨランソンが右足でシュートを放つが、ゴール左に外れる

試合終了 日本女子、スウェーデン女子とスコアレスドロー


後半総括 前半とは打って変わって両チームともに攻め合う展開。

日本は澤、川澄、宮間、大儀見が次々と決定機を迎えるが、フィニッシュの精度を欠き、なかなかゴールを奪えない。

一方のスウェーデンは日本の運動量が落ちた終盤、猛攻を仕掛ける。

しかし、こちらもGK福元を脅かすには至らず。

ゴール前のシーンが多いスリリングな試合となった一戦は結局スコアレスドロー。

決定力不足とスタミナ面での不安を露呈した日本は、スウェーデンからグループ首位の座を奪回することができず、最終戦に決勝トーナメント進出を懸けることになった。

民主に動揺 小沢一郎支持者拡大中

2012年07月28日 21時38分28秒 | Weblog
民主に動揺 小沢一郎支持者拡大中

(日刊ゲンダイ)より

政治資金パーティー過去最高の集客

きのう(27日)の昼、都内のホテルで開かれた

小沢一郎の政治資金パーティー「政経フォーラム」は、いつになく大盛況だったという。

パーティーで講師を務めた経済アナリストの菊池英博氏がこう話す。


「小沢さんの『政経フォーラム』は今回で66回目だそうですが、出席者は、

いつもは500人前後のところ今回は過去最高の866人だったそうです。

開催日直前になって申し込みが急増したと言っていました。

私は、『なぜ、今、小沢一郎総理が求められているのか』と題して、

『平成恐慌』ともいえるデフレ解消のためには、

小沢さんのような強力な指導者が必要である、という話をしました。

配布用に用意した資料が足りなくなり、

追加でコピーをしなければならないほどだったそうです。

『国民の生活が第一』のスローガンに魅力を感じている支持者が、

新党を立ち上げた小沢さんの顔を見たい、と大勢集まった結果でしょう」

大マスコミは小沢新党について、「支持が低い」「影が薄い」と

揶(や)揄(ゆ)しているが、小沢本人はバッシングを気にもしていない。

きのうはパーティーの後、新党設立後初めて開かれた両院議員総会に出席。

8月1日に発表する党の重点政策についても、

「国民のみなさんにきちんと伝わるような表現で」と指示。

態勢を整えている。新党は1日に国会近くに党本部事務所を開く。≫


◆大マスコミのバッシングなんのその

新党結党から半月。

「小沢新党に展望なし」と新聞各社が一斉に報じたにもかかわらず、

小沢支持者が増えている事実に、永田町は驚愕するはずだ。


そもそも、民主党や自民党、大マスコミが、執拗に小沢バッシングを続けているのも、

内心、小沢を恐れているからだ。

小沢新党に移った議員に民主党が刺客を立てるといきり立っているのも、

焦りの裏返しである。

「新聞社の世論調査で、次期衆院選での比例投票先に小沢新党と答えたのが6・5%だった。

これは公明党の3・5%より多いのです。

小沢支持者の特徴は、熱狂的だということです。

必ず選挙に行く。

今でも比例で600万票を取れる力は残っている。

過去を見ても、小沢さんは窮地に立つと力を発揮し、

凡人が考えつかないことをやる。

マスコミも永田町も、小沢さんが怖い。

気になって仕方がないのです」(ベテラン秘書)

大マスコミがどんなに小沢を貶(おとし)めようとしても、

マトモな国民はその欺(ぎ)瞞(まん)に気が付きはじめている。

[山口県知事選]いよいよあす投開票 民主党ビビらすもうひとつの爆弾

2012年07月28日 21時32分53秒 | Weblog
[山口県知事選]いよいよあす投開票 民主党ビビらすもうひとつの爆弾

(日刊ゲンダイ)より

原発問題だけじゃない

山口県知事選は、あす(29日)が投開票。選挙戦は事実上、

自公が推薦する山本繁太郎候補(63)と、反既成政党を掲げる

飯田哲也候補(53)との一騎打ちとなっている。


保守王国だから安泰とタカをくくっていた山本は、最終盤に飯田に追いつかれヘトヘト。

26、27日は風邪をこじらせてダウンし、遊説を休むという異例の事態に追い込まれた。

さらには、山本本人不在の中、現職の二井知事が応援に入ったものの、

街宣車が道路の側溝にはまる事故にも見舞われたという。

この災難続き、まるで不吉な結末を暗示しているかのようだ。

そんな中、選挙結果に戦々恐々なのが野田民主党だ。

「脱原発」の飯田が勝てば、原発再稼働を強行した

民主党政権に風当たりが強まるのは確実。

だが、かといって、たとえ山本が勝っても“針のムシロ”だという。

どういうことなのか。


「民主党は今回の山口県知事選は推薦候補を立てず、自主投票です。

ところが、候補者の1人の高邑勉氏(38)は民主党を離党した元衆院議員。

地元メディアでは必ず『元民主党衆院議員の高邑勉氏』と紹介され、

旧知の民主党議員が応援に入っているため、

民主党の推薦候補だと思い込んでいる有権者が少なくないのです。

ただ、高邑は、山本VS.飯田の戦いに埋没し、いまや完全に泡沫状態。

25万~30万票が当選ラインという争いの中で、

数万票取れればいいところというテイタラクです。

もし、高邑が10万票も取れない大惨敗に終わったら、

『やっぱり民主党は選挙に弱い』という空気が強まり、

また党内に動揺が走る。党幹部は頭を抱えています」(民主党関係者)

どちらが勝っても、民主党が窮地に追い込まれるのは間違いない。

橋下 目くらましにナベツネ持ち出したゾ

2012年07月28日 21時28分28秒 | Weblog
橋下 目くらましにナベツネ持ち出したゾ

(日刊ゲンダイ)より

やまない「愛人」批判

「コスプレ不倫」スキャンダルに見舞われた大阪の橋下市長周辺が、依然として慌ただしい。

メディアやライバル政党の「愛人第2号探し」が続いているからだ。


「タレント弁護士時代の橋下が、週刊文春に登場したクラブホステス以外とも遊んでいたのは、

有名な話です。橋下が最初の会見で“事実とそうでない部分がある”と言ったのは、

頭の中で複数の女性のことがゴチャ混ぜになっているからという解説がもっぱらです。

ひとりは、同じクラブの別のホステスともいわれています。


それで週刊誌記者などが北新地で潜行取材を続けている。

また既成政党は、地元の顔役などに“第2の愛人はいないか”と探らせている。

橋下周辺はビクビクですよ」(地元記者)


27日の朝日新聞に「橋下氏の女性問題は許せない」という投書が載った。

異例のことだ。大阪でも共産党が「辞任を求める」のビラを街頭で配っている。

そうやって、騒ぎが収まらないことに橋下は頭を抱えているという。


「問題は、創価学会婦人部が離れることです。

そうなると、維新の会と公明党との選挙協力もパーになりかねない。

それを恐れているのです。

こうなると、きっと橋下は目先を変えようとするだろうなと思っていたら、

案の定、再開したツイッターで“拝啓 渡辺恒雄様”とやりだした。

ナベツネとの“論戦”に注目をスリ替える作戦です」(府議会関係者)

上すべりの橋下人気は確実に衰えている。

国政進出に向けた候補者選びも、

東国原元知事以外は目玉候補が見つからない。

民主、自民の野合による解散・総選挙はやっぱり早くなりそうだ。

やっぱり原発はいらない 連日の猛暑…なのに電力は余っている

2012年07月28日 21時24分57秒 | Weblog
やっぱり原発はいらない 連日の猛暑…なのに電力は余っている

(日刊ゲンダイ)より

やっぱり、日本に原発は必要ないのじゃないか――。

きのう(27日)、日本列島は太平洋高気圧に覆われ、各地で気温が上昇。

全国927地点のうち、744地点で真夏日(最高気温30度以上)が観測された。

東京の最高気温は34・2度、大阪は35・7度である。

しかし、あれだけ心配された電力の危機は起きていない。

日本中、どこにも停電は起きなかった。


関電の“電気予報”によれば、来週(7月30日~8月3日)と再来週(8月6~10日)

の予想使用率も90%未満で「安定」という。

しかも、ロンドン五輪のテレビ観戦で深夜の使用量が増加しても影響はないとみている。

「電力が足りない」と大飯原発を再稼働させた関電の主張はなんだったのか。

「関電は執(しつ)拗(よう)に電力不足をあおって大飯原発を強引に

再稼働させましたが、再稼働と同時に火力発電8基を停止しています。

ただ、原発を再稼働させたかっただけです。

原発を再稼働させなくても電力は十分あるのが真相です」(経済ジャーナリスト)

今月24日に行われた「大阪府市エネルギー戦略会議」によると、

西日本6社で常時1000万キロワットの余裕があるという。

原発10基分にあたる。

大飯原発3号機(118万キロワット)、4号機(同)の再稼働が必要なかったことは明らかだ。

野田首相は、いつまで「再稼働反対」という国民の声を無視するつもりなのか。


いい気なものだ野田首相連日のグルメ三昧

2012年07月28日 21時15分50秒 | Weblog
いい気なものだ野田首相連日のグルメ三昧

(日刊ゲンダイ)より

どうせ政権は長くない、いまのうちに官房機密費を使ってしまえ――ということなのか。

ドジョウ首相が連日、高級レストランに通っている。

今週だけでも、23日(月)はパレスホテル内の日本料理店「和田倉」、25日(水)は

フランス料理店「シェ松尾 松濤レストラン」、26日(木)は

日本料理店「朔(さく)旦(たん)冬(とう)至(じ)」……。

平日5日のうち3日はグルメ三昧。

「官邸前デモ」が行われる金曜日は外出を控えているため、

実質的には、ほぼ毎日、高級店で食事をしている格好である。


「シェ松尾」は、コース2万1000円からの高級フレンチ。

ワインを飲めば1人3万円は下らない。

日本料理店「朔旦冬至」は、美食家が集まる隠れた名店。

看板もない、完全予約制の店だ。


◆官邸機密費使っているのか

首相就任時は、「吉野家やサイゼリヤに行く」などと庶民派をウリにしていたくせに、

年間12億円の機密費を自由に使えるようになった途端、

高級店に通っているのだからフザケた男だ。・・・菅も同じくグルメと韓国クラブに毎日。

「ああ見えて、首相は高級店が大好きです。

小沢グループが離党届を出した夜は、

前原政調会長を呼んで赤坂の『高級うなぎ店』で打ち上げをしています。

麻生首相がヒイキにしている100グラム7000円の麻布台の焼き肉店もお気に入り。

中野寛成議員などと舌鼓を打っています」(民主党事情通)

国民に消費増税を強いておきながら、グルメ三昧とはいい気なもの。

しかも“仲間”とばかり会食しているのだから話にならない。

「歴代の総理大臣は、学者や外国人、経営者と会って意見を拝聴したものです。

ところが、野田首相は気の合う仲間とばかりメシを食べている。

23日は岡田副総理、25日は安住財務相や手塚補佐官、26日は菅直人。

先週末には政経塾の同窓会に顔を出して

『ボロボロにされている』と愚痴をこぼしている。

なぜ、自分と意見が違う人と会わないのか。

チヤホヤしてくれる仲間と一緒にいるだけでは、裸の王様になり、

『やっぱり俺は正しい』と暴走するだけです。

幼児性が抜けない政経塾出身者の限界を感じます」(政治評論家・山口朝雄氏)

連日連夜、うまいメシとうまい酒で騒いでいるからだろう。

首相の顔はむくみ、どんどん人相が悪くなっている。

一日でも早く辞めさせないとダメだ。

大津いじめ担任 韓国語教育に熱心だったが現在生徒に無関心

2012年07月28日 20時41分22秒 | Weblog
大津いじめ担任 韓国語教育に熱心だったが現在生徒に無関心

週刊ポスト2012年8月3日号

 滋賀県大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)がいじめを苦に自殺したとされる事件は、自殺生徒の父親が元同級生らを告訴するなど全国的な話題となっている。

事件が騒動になって以降、担任教師の男性は表に出なくなっている。

7月12日に開かれた保護者説明会にも、出席しなかった。
 
「保護者からは『担任が出てきて説明すべきだ』という声が上がったが、校長は『自分の判断で出席させなかった』の一点張りでした。

担任がいじめの様子を見ていながら『そのくらいにしとき』と笑っていたともいわれている。

そうしたことが本当だったのかどうかが知りたかったのに、説明会では何も答えていません」

(2年生の母親)

 なぜ彼は表で説明しようとしないのか。

それは、「彼がしゃべれば、学校がこれまで行なってきたいじめの封印工作がすべてばれてしまうから」(学校関係者)だという。

 それだけではない。

学校側が恐れているのは、この担任教師自身に、事件を起こす土壌を作った原因があったことを追及される可能性があるからだ。 

この教師は、かねて生徒への「無関心」が問題視されていたという。

「彼が以前いた大学の附属中学では、韓国語の教育に力を入れるなど熱心だったそうですが、この中学に移ってからは次第にそうした熱がなくなり、無難にやり過ごす態度が目立っていたようです」(PTA関係者)

 今回の自殺が起きる直前の昨年夏、この中学校で起きていた“事故”も、担任教師のそうした教育姿勢がもたらしたものではなかったか。

同校の生徒の一人が明かす。

「先生が受け持つ柔道の授業で、ある男子生徒が足を怪我したんです。

ところが、先生は『大丈夫だ』といって、彼は次の日に行なわれた水泳大会に参加させられた。

それで、怪我が悪化してしまったんです。

あとでわかったんですが、柔道の授業のときにすでに骨が折れていたようなんです。

なのに先生のいうまま、彼は足が真っ赤に腫れた状態のまま水泳大会に出て、終わったあとは全く歩けなくなっていました」

 後に生徒の保護者が、教師にこのことを訴えたところ、そっけない態度で軽く流されてしまったという。

この男子生徒は、自殺した生徒のクラスメートだった。

 この教師は、写真週刊誌『フライデー』の直撃取材に、鼻唄で「ふふ~ふ~♪」と応じたことがインターネットなどで批判を浴びたことから、

それ以降は自宅に帰らず、本誌記者の訪問時も不在が続いている。

※週刊ポスト2012年8月3日号

大津・中学生いじめ自殺事件 ニヤケ校長は本誌直撃取材にも反省ゼロ

2012年07月28日 20時25分40秒 | Weblog
大津・中学生いじめ自殺事件 ニヤケ校長は本誌直撃取材にも反省ゼロ 
 
美人市長に届いていた文書が示す「ひどい現実」 

(フライデー :現代ビジネス)より

7月17日、本誌の直撃取材を受ける校長。笑顔も見せた会見から一転、無表情で記者の問いには一切答えなかった


大津・中学生いじめ自殺事件 ニヤケ校長は本誌直撃取材にも反省ゼロ 

美人市長に届いていた文書が示す「ひどい現実」


http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33103
2012年07月28日(土)フライデー :現代ビジネス


 右手を前に突き出し、いかにも迷惑そうな表情でフラッシュをさえぎる写真の男。

昨年10月に自殺した中学2年生の広樹くん(当時13)が通っていた、滋賀県大津市立中学校の藤本一夫校長(59)である。

 同級生3人による壮絶ないじめの内容が公表されたことで日本中の耳目を集めている同校だが、校長はしばらくの間、公の場には姿を現していなかった。


「7月になって自殺が大きく報道されると、校長先生を学校で見かけることもほとんどなくなりました。

最近は『報道には嘘が含まれている』と校内放送で訴えていたので、いじめを認めたくないんだと思いました」(中学3年生の男子生徒)



 そんな校長がようやく報道陣の前に姿を現したのは、冒頭のシーンの3日前の7月14日。

教育長と市役所で開いた会見でのことだった。

そこでは、広樹くんの自殺前に「いじめの認識はなかった」と明言し、暴行についても「けんかと判断した」と主張。ひたすら保身に終始したのである。

最終的には「聞き取りが不十分で、大きな見落としであると感じている」として責任の一端を認めたが、

いじめの判断基準について説明する際には薄ら笑いを浮かべるなど、とても問題に真摯に向き合っているとは思えない態度を見せたのだった。



 真意を尋ねるべく、本誌は出勤する校長を自宅前で待ち、軽トラックに乗ってガレージから出てきた本人に直撃取材を敢行した。

---フライデーです。

広樹くんの自殺についてお伺いしたいのですが。

 ところが、校長は記者の名刺を見ると不快な表情を浮かべ、激しくクラクションを鳴らす。

記者はなおも窓越しに質問をぶつけたが、校長はいきなり軽トラを発進させた。

結局、一言も言葉を発することなく、その場を立ち去ってしまった。

 なぜこうも頑なに取材を拒むのか。

そこには学校の根深い隠蔽体質が潜んでいる。

掲載した文書(右)を見てもらいたい。

昨年、自殺から22日後の11月2日に市教委が作成した「市内中学校生徒の死亡事故に伴う調査について」という報告書には、

9月以降、広樹くんが同級生らから「トイレや運動場で繰り返し殴られたり、嫌がらせを受けたりした」事実が明記されている。

しかもそのすぐ下には、文科省が示す「『いじめの定義』に当てはまる」と書き込まれているのだ。

 すでに11月の時点で、学校と市教委はいじめの可能性を十分に把握していたことになる。

ところが学校側は、同月21日に始めた加害生徒らへの聞き取り調査を「保護者から拒否されたため」という理由で翌週には打ち切り、自殺の原因究明を放棄したのだ。

 同様に、市議会の教育厚生常任委員会が12月13日に作成した「市内中学校生徒の死亡事故に伴う事案に係る経過報告等について」では、

広樹くんが同級生らと「じゃれあったり」、「ふざけあったり」する場面が教師により確認され、教師が指導した旨が記されている。

しかし、アンケート結果からも分かるように、その実態は「じゃれあい」などといったかわいらしいものではなく、広樹くんへの一方的な〝傷害〟行為なのである。

11月2日、市教委が議会に提出した文書。調査打ち切り後、学校でこの事件について話し合うことはなかったという


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12月13日に市議会の教育厚生常任委員会が作成した資料。

事件前、担任が生徒から個別に話を聞くことはなかった
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 それを把握しておきながら、あえて文書に「じゃれあい」と記載してお茶を濁していたのが〝現実〟なのだ。

この報告書に当然目を通しているはずの越直美大津市長は、今年1月の就任時点でなぜすぐに対策を講じなかったのだろうか。

7月6日の定例会見で謝罪し、涙を流しながら〝当時〟の市教委の調査や公表の方法を否定したが、就任早々に対策を講じていればここまで大きな問題にはならなかったはずである。

 市側は7月17日に「いじめと自殺の因果関係は不明」という姿勢を撤回。同日に行われた、遺族が市や加害者などを訴えた訴訟の第2回口頭弁論の終了後、市長が改めて学校・市教委の調査が不十分だったことを認め、謝罪をした。

「市長は遺族との和解の方針を示しましたが、その日に行われた囲み取材であろうことか『実は、広樹くんは父親からDVを受けていた』と記者らに話したんです。

自殺の原因はいじめだけではない、ということを言いたかったのでしょうが、あまりにも責任転嫁な感は拭えませんでした」

(全国紙社会部デスク)

 市長が事故から9ヵ月の間何もしない中、加害者の生徒のうち2人が京都市内の中学校へ転校している。

広樹くんの死後、「死んで清々したと言って笑っていた」というアンケート結果が残っているだけあり、新天地では何の後悔もなく暮らしているのかもしれない。

 近所の住民はこう話す。

「主犯格の子の母親は、保護者会でビラを配っていましたよ。

『うちの子はいじめていない。こういった中傷が続くなら訴える』と呼びかけていました。

だから、反省なんてしていないでしょう」

 そんな主犯格の母親に取材を試みるも、記者の姿に気が付くと警察署に避難。

もう一人の加害者の母親も「話すべきところで話していますから」と話すに止まった。

しかも最後は笑顔を作り、人気モデル・ローラを思わせる〝オッケーポーズ〟を披露したのだ。

全校生徒を対象にしたアンケート結果の一部。

目撃したものや伝聞を含め、全336件の回答が集まった
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 市長、加害生徒の親たちの自己保身には呆れるばかりである。

この状況で、広樹くんが浮かばれることはない。


「フライデー」2012年8月3日号より