「党よりも、組織よりも大事な事がある。
それは、自分が体を張って受け止めた生活者の声である」
「日本人」の研究! 2012年07月09日
なんと、秋田県民主党県連が、
小沢新党に参加する京野公子(衆院秋田3区)、
高松和夫(衆院比例代表東北ブロック)両氏の
県連副代表解任を決めた。
空白区となる3区に刺客を送ることを決めたらしい。
秋田県連幹事長の寺田学首相補佐官は常任幹事会後の
記者会見で、「受け皿を提示するのが政党の役割だ」
なんだって。
国民との約束を守った人たちを「除籍」、その後「刺客」。
国民との約束をゴミ箱に捨てた人が党をのっとり、政権の蜜をなめる。
う~ん、こんなことでいいのかね~民主党さん。
そんな中で、除籍され、刺客を贈りつけられる京野議員のブログを除いてみた。
断固たる決意表明がつづられ、ホント涙が出るほど、感謝の気持ちで一杯になる。
除籍され、刺客を贈られ、「裏切り者」と罵倒され、
お金にも組織力にも、不十分な戦いが強いられる。
それでも、国民に対して誠意を通そうとされる。
それでも、信念を貫こうとされる。
そんな国会議員が、50人も現れた。
ホント、国民の宝だ。
我々国民はこういう人たちを、心底守らなくてはならないのではなかろうか。
7/2の京野さんのブログをのぞいてみるとこんな言葉がつづられてあった。
「傲慢な権力ボケした政府を見て、もうこの党に残る事自体が、
反国民的な行為ではないか、という強い思いで離党を決断した」
と、、、。
また
「党よりも、組織よりも大事な事がある。
それは、自分が体を張って受け止めた生活者の声である」
と、、、。
自分がもし、その立場でありば、このような行動ができるのであろうか?
議員さんらにとっては、まさに生活が掛かった大決断だ。
それを「保身」抜きにして、大胆な行動ができるのだろうか。
こういう勇者たちをしっかりと讃え、全力で支えるのが、我々国民の使命では
なかろうか。
先人たちが心血注いで築き上げたこの繁栄を、今我々の世代で食い尽くそうと
している。
こんな日本を、このまま子供たちに引き継がせてよいのだろうか。
我々は、ほんとうにこのまま「ゆで蛙」でよいのだろうか。
もう、変化を恐れているときではない。
勇気を持って、前進するときではなかろうか。
その先頭に立とうとしている京野先生、高松先生を絶対に見捨てては
ならない。
どうか、心ある秋田に方々、両先生をお守り下さい。
それでは京野先生の7/2ブログ「離党」を貼り付けて起きます。
離党
July 02 [Mon], 2012, 21:08
昨夜、大飯原発が再稼働したニュースに接し、
消費税増税法案が衆院を通った時から、
離党を選択肢にしつつ、まだ迷いのあった
自分だったが、今朝、きっぱりと離党する事を決意した。
先週の土曜日、長女の結婚式があったが、
婿養子という形なので、非常に大きな私事となった。
明けて日曜日、全国から駆け付けてくれた娘夫婦の
友人が本拠地に帰る前に、続々と我が家に立ち寄り、
さらに、息子夫婦とそのこどもたちで、我が家は、
立錐の余地もない状態に。
加えて、前日の土曜の夜10時過ぎ、ほの暗い照明の下で、
梅の木の下の草刈りをして、草と一緒に左手の
人差し指まで刈ってしまって、夜間の救急に行けば、
私まで負担をかける事になるから申し訳ない、
と我慢した痛みもその頃には最高潮に達し、
更に、TPP反対の集会にお招きを戴いていたこと
もあり、何が何やら分からないカオス。
日曜の午後、集会を中座して、救急外来に行き、
切れそうになっていた腱も含めて傷を縫って戴き、
ホッと一息。
その夜の再稼働であった。
私は、もう我慢の限界と思い、今日の午後の日程を
終えたら、上京して、明日朝一番に離党届けを
出そうと決めた。
親しい同僚議員に、明日、離党する、と連絡したら、
今日の午後12時半に、離党届を一斉に出すらしい、
との情報を知らせてくれたので、ああ、良かった、
それなら、一緒に、と言うことで、本日正午30分に
離党届を提出した。
思えば昨年の11月、APECでTPP参加表明をするのでは
ないかとの憶測が流れ、止めるためには離党も
辞さない覚悟を決めつつ、何とか止める事が出来た。
しかし、TPP反対を一緒に戦って来た大事な仲間が
それを契機に離党した。
私は、離党の誘いに対して、郵政改革法案を成立させる
までは、郵政改革特別委員会の委員として、離党する訳には
行かない、との理由で行動を共にしなかった。
大飯原発再稼働の判断に反発して、非常に優れた
議員が離党した時も、自分は相当動揺した。
そして、とうとう消費税増税法案の採決。
これは、大政翼賛会政治の再来を思わせる、戦後最大の
民主主義の危機である。
それでも、民主党ということで、私に投票して下さった
方々を思い、直ちに離党の決断はなかなか下せなかった。
しかし、政権交代実現に至る過程で代表をつとめた
お二方をも含む、反対票を投じた「造反」組に
、厳正な処分を求める一期生の、官邸への要請行動を
目の当たりにし、人間としての信義すら省みない党の
体質に根本から疑問を感じた。
そこへ、連日の官邸前での、何万人、何十万人にも及ぶ
、日本の将来を懸念する方々の、原発再稼働への懸念の
声に一切耳を傾けない、傲慢な権力ボケした政府を見て、
もう、この党に残る事自体が、反国民的な行為ではないか、
という強い思いで離党を決断した。
嵐のような批判を真っ正面から受け止めて、
一人でも多くの方に理解して戴けるよう、
全力を尽くしたい。
党よりも、組織よりも大事な事がある。
それは、自分が体を張って受け止めた生活者の声である。