第三者委人選で大津市と遺族調整難航 中2いじめ自殺・・・京都
大津市で昨年10月、中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺し、
いじめとの関連が指摘されている問題で、再調査のために市が設置する
第三者委員会をめぐり、市側と遺族側の意見調整が手間取っている。
すでに遺族側が2人の委員の候補を市に推薦し、遺族と越直美市長はともに
面会の意志はあるものの、具体的な日程の見通しは立っていない。
第三者委で市が遺族側の要望をどこまで受け入れるのか、越市長の判断に注目が集まる。
文部科学省などによると、第三者委は札幌市と鹿児島県出水市の中学校で
あった自殺に対し、設置された例があるという。
調査期間は3カ月から2年と事案によって差はあるが、
大津市は年内に結論を出す方針で、4カ月程度の期間を見込む。
第三者委をめぐっては、越市長が7月上旬、代理人を通じて遺族側に
設置の同意を打診。
遺族側は「目的が明確ではなく、公平性が保たれる保障はない」として、
生徒への聞き取り方法や、委員の人選、委員会の公開、資料の公表など
10項目について姿勢を明らかにするよう、18日に市へ申し入れた。
代理人によると遺族側は、教育評論家で法政大の尾木直樹教授(臨床教育学)と、
いじめ問題に詳しい和歌山大の松浦善満教授(臨床教育社会学)を推薦。
今後、弁護士も加える予定という。
第三者委の事務局となる市コンプライアンス推進室によると、
越市長は両教授を候補にする方針だが、起用するかどうかは実際に
遺族と面会してから判断するという。
人選以外の方法も遺族の要望に沿う方針だが、個人情報を扱うため、
会議は非公開を想定しているという。
同じ理由で資料の公表も不明とし、
同室は「会議や資料の公開の是非は委員が決める形になるかもしれない」と話す。
遺族側は、第三者委の内容について越市長に直接会って要望したい意向で、
越市長も応じる方針を示していた。
ただ、関係者によると、越市長が代理人を通じて持ちかけた謝罪については、
市教委への不信感を持つ遺族が「真意を測りかねる」として拒否したという。
大津市で昨年10月、中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺し、
いじめとの関連が指摘されている問題で、再調査のために市が設置する
第三者委員会をめぐり、市側と遺族側の意見調整が手間取っている。
すでに遺族側が2人の委員の候補を市に推薦し、遺族と越直美市長はともに
面会の意志はあるものの、具体的な日程の見通しは立っていない。
第三者委で市が遺族側の要望をどこまで受け入れるのか、越市長の判断に注目が集まる。
文部科学省などによると、第三者委は札幌市と鹿児島県出水市の中学校で
あった自殺に対し、設置された例があるという。
調査期間は3カ月から2年と事案によって差はあるが、
大津市は年内に結論を出す方針で、4カ月程度の期間を見込む。
第三者委をめぐっては、越市長が7月上旬、代理人を通じて遺族側に
設置の同意を打診。
遺族側は「目的が明確ではなく、公平性が保たれる保障はない」として、
生徒への聞き取り方法や、委員の人選、委員会の公開、資料の公表など
10項目について姿勢を明らかにするよう、18日に市へ申し入れた。
代理人によると遺族側は、教育評論家で法政大の尾木直樹教授(臨床教育学)と、
いじめ問題に詳しい和歌山大の松浦善満教授(臨床教育社会学)を推薦。
今後、弁護士も加える予定という。
第三者委の事務局となる市コンプライアンス推進室によると、
越市長は両教授を候補にする方針だが、起用するかどうかは実際に
遺族と面会してから判断するという。
人選以外の方法も遺族の要望に沿う方針だが、個人情報を扱うため、
会議は非公開を想定しているという。
同じ理由で資料の公表も不明とし、
同室は「会議や資料の公開の是非は委員が決める形になるかもしれない」と話す。
遺族側は、第三者委の内容について越市長に直接会って要望したい意向で、
越市長も応じる方針を示していた。
ただ、関係者によると、越市長が代理人を通じて持ちかけた謝罪については、
市教委への不信感を持つ遺族が「真意を測りかねる」として拒否したという。